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新しいル~ルで、地球をク~ルに。“MAKE the RULE”キャンペーンが始動

greenz/グリーンズ MAKE THE RULE

Copyright Make the Ruleキャンペーン

北京五輪が幕を閉じ、次回ロンドンで開催されるのは2012年。そして、4年後に迎えるこの年はもうひとつ大事な意味を持っていることを忘れてはいけない。そう、京都議定書の約束期限である。CO2などの温室効果ガス削減目標を1900年比で6%とした日本。「チームマイナス6%」などのキャンペーンは浸透してきているが、はたして約束が守れるのだろうか。そんな懸念が広がる中、いよいよ国を動かそうというキャンペーンが始まった。

MAKE the RULE”キャンペーンは、CO2などの温室効果ガスの削減目標を定め、その目標達成のために温室効果ガスを確実に減らす制度作りを求めるキャンペーン。ここでいう削減目標は、京都議定書とは違い、「中長期の目標」。2020年や2050年に焦点を定め、具体的数値目標を定めるよう、訴えている。そしてもうひとつの目標は「削減を進める仕組み」をルールとして作ること。炭素税・排出量取引制度など、法律や制度を作ることの必要性を説き、政治に対しても声をあげている。

なんだか難しいキャンペーンに聞こえるが、実行委員長は現在名前募集中のシロクマ。

新しいル~ルで、
地球をク~ルに。

この一見、ゆる〜い言葉の中に込められた思いは強い。

ルールと聞くと、なんとなく堅苦しく、縛られるようで嫌気を感じるかもしれない。ただ、多くの国民が環境への高い意識を持っているにも関わらず、行動に移していないというのが日本の現状。あるスーパーでは、レジ袋を有料化したところ、10%だったマイバッグ持参率が、なんと80~90%にもなったという。意識を行動に変えるには、やはり法の強制力が必要なのかもしれない、と考えさせられる数字だ。

おそらく、このルール化には、多くの考え方があるだろう。反対意見も想像できるが、そんな議論を巻き起こすことも、このキャンペーンの大きな意義といえるのかもしれない。

ホームページでは、首相へメッセージを送ったり、署名活動をしたり、キャンペーンに参加するための手段がさまざまな形で用意されている。自分に合った参加方法を見つけたらあとはアクションを起こすだけ!