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2009年度グッドデザイン賞発表!注目はこの牛乳。

森林ノ牛乳

森林ノ牛乳

10月1日に発表となった2009年度グッドデザイン賞の顔ぶれ、もうチェックしましたか?

プリウスインサイトエネファームといった環境をテーマにした商品がずらりと並ぶ中、greenz.jpが注目したのはアミタ株式会社の「森林ノ牛乳」。森林に新たな価値を生み出す“森林酪農”で話題の「森林ノ牧場」。その牛たちから搾った人気の牛乳が、パッケージデザイン部門に選出されたのだ。


輸入飼料を一切与えず自然放牧された牛のお乳を低温殺菌して製造される「森林ノ牛乳」は、時には緑がかった色に見えることもあるという。その素材や製法はもちろん非常に優れたものだが、そのびんに描かれたイラストもやわらかくてステキ。このデザインは、“持続可能な関係性の創出”という森林ノ牧場プロジェクトのコンセプトを伝えるメディアとしての役割を担っている。

greenz/グリーンズ amita_gooddesign
森林ノ牛乳

デザイナーの國松繁樹さん(ライズデザインオフィス)は、受賞に際し、

森林と人との距離が縮まり生活に身近になることで、改めて森林の魅力・価値を認識し活かしてゆくことができます。わたしたちは自然資本のちからをもう一度見直し活かすことで、人と自然、人と人のつながりをかたちにしていきたいと考えました。

とメッセージを寄せている。丸みを帯びたガラスびんに描かれているのは、森林とそのめぐみをイメージさせるやわらかなデザイン。そこに込められたコンセプトがじんわりと浮かび上がっていて、牛乳を手に取った人を優しい気持ちにしてくれることだろう。

このようなコンセプト自体も含めて評価された今回の受賞は、非常に価値あることではないだろうか。そのほかの受賞作にも「フラクタル日よけ」(イチオシ!)「ドライバーズフォント」など面白いコンセプトの受賞作品が並んでいるので、GOOD DESIGN AWARD 2009のサイトも要チェックだ。

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GOOD DESIGN AWARD 2009」 現在大賞の一般投票も受付中!

さて、最後に「森林ノ牛乳」をぜひ飲んでみたい、という方に朗報!
これまで一部店舗のみの販売で手に入りにくかったが、9月より森林ノ牧場のウェブサイト「森林ノWeb」にて通信販売で購入できるようになったのだ。毎週金曜日に翌週配達分の受付を開始するので、飲みたい日を狙って注文してはいかがだろう。ただ、自然の循環の中で生活している牛たちのお乳は量が限られているため、注文は本数限定、しかもひとり1セットのみ購入可能となっている。(これも「森林ノ牧場」のサステナブルな運営のためと、ご理解のうえ購入ください。)

グッドデザイン賞を機に、サステナブルなビジネスがますます盛り上がりを見せていくことを願いたい。受賞、おめでとうございます!!

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