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山の日には「登頂を目指さない登山」をしてみよう!東京都檜原村で、川の手入れをし、山や森との関係性を編みなおす- green drinks HINOHARA

この記事はグリーンズで発信したい思いがある方々からのご寄稿を、そのままの内容で掲載しています。寄稿にご興味のある方は、こちらをご覧ください。

皆さんは今年の「山の日」は、何をしてすごしますか?
もしかすると、山の日がいつだか、パッと思い出せない方もいるかもしれません。

国民の休日である山の日は、毎年8月11日。林野庁によると、山に関する国民の祝日が制定されたのは世界で日本が初めてなのだとか。山の日は、国土の約75%を山地が占める日本ならではの祝日なのです。

とはいえ、各地でビーチクリーン活動が行われるようになった海の日と比べると、2016年に施行された山の日は、多くの人にとってまだまだ「何をすればいいかわからない祝日」であるのも事実でしょう。

グリーンズでは昨年の山の日、島しょ部を除くと東京都内で唯一の村である檜原村(ひのはらむら)で、山と森をテーマにしたイベント「green drinks HINOHARA」を開催しました。大地の再生士・佐藤俊(さとう・しゅん)さんや、greenz.jpの増村江利子(ますむら・えりこ)編集長らが参加した当日の様子から、これからの山の日の過ごし方について考えるヒントをもらいます。

世界で日本にだけある、山の祝日。せっかくなら、山に意識を向ける日にしてみませんか?

フードやドリンクを片手に社会問題を語らうイベント「green drinks」

東京都の西端にある檜原村は、東京とは思えないような大自然が広がる山村です。周囲を急峻な山地に囲まれた中山間地域で、村の総面積の約93%を山林が占めています。

都心からも日帰りで行き来できるアクセスの良さから、実はgreenz.jp編集部のなかでも檜原村に定期的に通う人がちらほら。そんなご縁で、グリーンズが定期開催しているイベント「green drinks(※)」を、檜原村にぴったりな祝日、山の日に開催することになりました。

(※)「green drinks」とは、イギリスのロンドンで始まり、現在は世界500都市以上で開催されているソーシャルイベント。自分たちのまちや社会のこと、ローカル経済について、フードやドリンクを片手に楽しく話し合うイベントです。日本では、これまでのべ100ヶ所以上で行われ、グリーンズが2007年から開催している「green drinks Tokyo」も、コロナ禍で3年ほど休止していましたが、また少しずつ開催するようになりました。

いつものgreen drinksはゲストによるトークセッションと参加者を含めた交流会で構成されますが、せっかく自然豊かな檜原村で開催するならと、今回は山林を舞台にしたワークショップも同時に実施。環境そのものを耕し改善する「大地の再生士」佐藤俊さんと、檜原村で自然体験×オルタナティブ教育をテーマにしたプログラムを手がける渡部由佳(わたなべ・ゆか)さんをナビゲーターに、山や森を観察し、手入れをする体験をしたうえで、トークセッションと交流会を行いました。

トークセッションでは、佐藤さんと渡部さんに加え、アースフードプロデューサーの新納平太(にいろ・へいた)さんと、greenz.jpの増村江利子編集長もゲストに加わり、山と森をテーマにトークが行われました。

佐藤俊(さとう・しゅん)<最前列左から2番目>
WAKUWORKS株式会社 専務取締役 造園技師 / 大地の再生士
新潟県出身。日大生物資源科学部(現)卒業後、鎌倉、京都にて庭師修行。あわせて造園技師矢野智徳の元で「大地の再生」を学ぶ。庭師歴は26年。庭づくりから公園整備、神社仏閣、里山の再生など、大地の再生視点と技術を取り入れた多彩な現場を数多く手掛ける。2021年よりWAKUWORKS株式会社にて、環境を育む土木建築造園の設計施工に取り組むと共に、繋げることと伝えることを大切に、親子向けWS講師など、命と向き合う場づくりを多面的に展開中。
渡部由佳(わたなべ・ゆか)<最前列右から2番目>
MOKKI株式会社 共同代表 / 株式会社OSOTO代表
千葉県出身。東京都檜原村在住。行政書士として監査法人にて法務コンサルタントを行なっていたが、妊娠・出産を機に退職。2018年、株式会社OSOTOを設立、一般社団法人みつかる+わかる代表理事市川力に師事しながら、自然体験×オルタナティブ教育をテーマにした親子向けプログラムを手がける。2021年にはMOKKI株式会社を設立し、檜原村に会員制アウトドア森林フィールドMOKKI NO MORIをオープン。
新納平太(にいろ・へいた)<最前列左>
アースフードプロデューサー
鹿児島生まれ。2000年よりBeGood Cafeに参画し、マクロビオティック、ヴィーガンなどのケータリングを展開。2011年からはC.W.ニコル氏と共同展開する『ニコルズフォレストキッチン』、フジロックフェスティバ ルの『The ATOMIC CAFE』などのフードディレクションを手がける。2023年より埼玉県東松山に開校した、食を真ん中に据えた教育研究を行うamazing collegeのフードプロデュースをスタート。
増村江利子(ますむら・えりこ)<最前列右>
greenz.jp 編集長。
国立音楽大学を卒業後、Web制作、広告制作、編集を経てフリーランスエディターとして活動。2017年に東京から長野県諏訪郡に移住。三児の母として、犬二匹、猫三匹とともに、9坪程度の小屋でDIY的暮らしを実践中。

自然と関わる初めの一歩に。「Feel度Walk」のすすめ

今回green drinks HINOHARAの舞台となったのは、渡部さんが維持管理する古民家・紬(つむぎ)。築400年以上の歴史を持つ立派な古民家で、紬のすぐ横には山林が広がり、川も流れています。標高570mほどに位置しており、渡部さんの前のオーナーが住んでいた頃には、テレビ番組「ポツンと一軒家」に取り上げられたこともある物件なのだとか。

古民家に荷物を置き、真夏にもひんやりと涼しい山林のなかに繰り出すと、渡部さんのかけ声で早速ワークショップが始まりました。

渡部さん 皆さんには今から、「Feel度Walk(フィールドウォーク)」をしてもらいます。Feel度Walkとは、当てもなく歩きながら気になるモノやコトをひたすら追いかけ、集め、記録すること。探究学習の第一人者とも呼ばれる市川力(いちかわ・ちから)さんが考案した、身の回りのモノやコトへの感度を高める歩き方です。

Feel度Walkをすると、好奇心や観察力が高まり、いろいろなことに興味や関心を持ったり、気づいたりすることができるようになりますよ。

Feel度Walkのやり方は簡単。自分の感覚を大切にしながら当てもなく歩き、ただただ「ちょっと変だと思ったもの」や「おもしろいと感じたもの」を観察したり、記録したりするだけです。渡部さんの号令を受けた参加者は約30分間、川の流れを観察したり、鳥の声に耳を澄ませたり、「沢ガニを見つけた!」と声を上げたりと、思い思いの観察と発見の時間を過ごしました。

大地の再生士・佐藤さんは、Feel度Walkは個人の感性や好奇心を高めるだけでなく、環境の改善を行う前のマインドセットにも効果的だと話します。

佐藤さん 自然に対して手を入れる際には、再生の技術も大切ですが、自然をよく観察することがとても重要です。Feel度Walkをしてゆっくり自然の中を歩いていると、閉じていた感性が開いてきて、普段とは違う意識の向け方ができるようになります。そのうえで環境改善に関する知識や技術を学ぶと、腹落ちの度合いが全然違うんです。

大地の再生の第一人者であり、佐藤さんの師匠でもある矢野智徳さんも、大地の再生の手法を確立するまでには、じっくり自然を観察し、自然を先生にして様々なことを学んできたはず。「自然環境のためになるアクションがしたい」と思ったら、ハウツーを学ぶよりも先に、まずはゆっくりと自然を観察することから始めてみるのがいいかもしれません。

川は「大地の呼吸の要」。大地の再生流、川のお手入れ

Feel度Walkのあとは、佐藤さんの指導のもと、古民家・紬のすぐそばを流れる「川のお手入れ」をしていきます。

檜原村の川は一見きれいに見えますが、よく見ると泥が溜まっている箇所もたくさんあります。佐藤さん曰く、川は「大地の呼吸の要」。川の中を歩いたときに泥が舞い上がるような状態は、大地が呼吸できていない一つの指標なのだそう。

佐藤さん 大地の再生では、大地の中には水脈が通っていると考えます。水脈は、ホースのようなものだと考えるとわかりやすいです。

大地の中には無数の水脈=ホースが通っており、その先端が川に出ていると想像したときに、川に泥が溜まってしまっていたら、どうでしょう? ホースの先端には泥がつまり、ホースの中の水は外に出ることができません。ホースはオーバーフローを起こした状態となり、雨が降っても雨水は大地に浸透せず、表土が雨で流されてしまうようになります。そして流された泥がさらに川に溜まる、という悪循環を引き起こしてしまうんです。空気や水の循環が起きない土壌では、植物たちも元気に育ちません。

(出典:貴船の杜づくりニュースレター)

だからこそ、川の泥を取り除き、水脈のつまりを取ってあげることが大切なのだそう。佐藤さんは「川の手入れをすることで、周りの環境が変わってくるのを何度も見てきた」と言います。

山を駆け巡る無数の水脈の出口である、川。その滞りを改善するために、川の流れをせき止めている石や枝葉を動かしていくのが、大地の再生流「川のお手入れ」です。

流れをせき止めている石や枝葉を動かすと、水がドッと流れるようになり、川の流れが目に見えて変わっていきます。それがなんとも快感で、大人も子どもも夢中で作業に取り組んでいました。

ただし石を取り除きすぎると、流れが速くなり、川底が削られてしまう場合もあります。ひとつの正解がない中での作業なので、やり過ぎず、もう少しやりたいなと思う所で一度、止めること。そしてまた観察を繰り返しながら対話的に進めることが大切です。

川のお手入れが終わった後、2時間ほど経ってから改めて川を見にいくと、茶色く濁っていた川が見事に透明になっていました。

しかし一度川の流れを改善しても、いずれは雨や風の影響でまた石や枝葉が川の流れをせき止めてしまいます。だからこそ、こうした川のケアは日常的に行うのが大切だと佐藤さんは言います。

佐藤さん 仕事としてではなく、日常の一部として、地域の人が当たり前のように川の手入れをする。あるいは、キャンプをしに来たお客さんが、ちょこっと川の手入れをして帰る習慣を身につける。そうして繰り返し手入れをしていくうちに、大地がしっかり雨水を吸収するようになり、流れてくる泥も減り、手入れが必要なくなっていくんです。

自分なりの世界の見方を育む「知図」づくり

川のお手入れの後は古民家に戻り、みんなで「知図(ちず)」づくり。知図とは、日常のなかで見つけた面白いモノやコトを記録するために描く絵のことで、Feel度Walkと同じく市川力さんが考案したワークです。渡部さんいわく、知図の肝は発見を「絵で描く」ことなのだとか。

渡部さん Feel度Walkのなかで出会うモノやコトは言葉にしづらいものが多いので、文章ではなく絵で表現するのが大切なんです。特に大人は絵を描くことに苦手意識を持つ人も多いですが、言葉にできないモノやコトを絵を通じて表現してみることで「自分たちが普段いかに言葉で説明することにこだわって、世界を狭めてしまっているか」に気づくきっかけにもなると思います。

今回は「Feel度Walkと川のお手入れを通じて印象的だったモノやコト」をテーマに、5分間で知図を書いてみることに。大人も子どもも黙々と集中してペンを走らせ、十人十色のカラフルな知図が完成しました。

「四角形をした蜘蛛の巣を見つけて、こんなの見たことない!と目を奪われた」、「川の中のいろいろな音を様々な色と形で表現してみた」、「川の手入れを通じて、山と川とのつながりを体感できた」。知図から語られるそれぞれの体験に耳を傾けることで、自分には見えていなかった世界に触れられるのも、みんなで知図を描く楽しみの一つです。

渡部さん 同じ時間、同じ場所で、同じ作業をしたはずなのに、描くものがそれぞれまったく違う、というのが知図の面白いところです。

知図づくりでやってほしいのは、「自分の感じたこと」を大切にすること。誰かが言っていたことを描いたり、インターネットで調べた写真を真似たりする必要は全くありません。知図を通じて自分が感じたことを自分なりに表現することで、それぞれの世界観やものの見方を確立していってもらえたらいいなと思っています。

「自分なりのものの見方」を確立する大切さについて、渡部さんは次のように教えてくれました。

渡部さん 自分なりのものの見方を育んでいないと、自分で考えて自分なりにやってみるという力が付きにくくなります。例えば大地の再生のような環境改善をする際も、自分なりの自然観を持っていないと、講師の言うことが絶対正しいと考え、その場にあった臨機応変な手入れができなくなってしまうのではないでしょうか。佐藤さんが冒頭に言っていたように、技術だけに終始して本質を捉え逃してしまう危険性もあります。

「本当にそうなのかな?」と疑えるくらいの自分なりの見方や観察力を持っていたほうが、何をするにもやわらかで、工夫の溢れるアプローチが出来るのではないかと思いますね。

ランチには新納さんの手による色とりどりの料理が並びました。採れたばかりのユキノシタやアブラチャンが入った「森を食べるサラダ」


川のお手入れの心地よい疲れを野草足湯でいやします

途切れてしまった山や森と人との関係性を編み直すには

盛りだくさんのワークショップのあとは、いよいよトークセッションへ。まずは佐藤さんと渡部さんからそれぞれの活動の紹介いただき、その後は新納さんと増村編集長が加わって山や森をテーマにしたクロストークが繰り広げられました。

実は佐藤さんには、green drinks HINOHARAのひと月前に行われたgreenz.jpの17周年記念イベントにも、ゲストとして登壇していただきました。佐藤さんの日々のご活動については、ぜひこちらの記事をご覧ください。

「生きる、を耕す。」ために必要なことって、なんだろう?をみんなで考えたーgreenz.jp17周年記念 green drinks Tokyo 【イベントレポート】

クロストークでも話題に挙がったのは、「観察」して山や森と主体的に関わる大切さでした。

増村 つい100年ほど前まで、私たちの暮らしは山や森と共にあったはずです。自分の家のすぐ裏には里山があって、木の実や山菜を採集したり、落ちている小枝を集めてお風呂や食事の煮炊きに使ったり。私たちはもともと、そうやって山や森の恵みと密接に関わって暮らしてきたのではないでしょうか。しかし生活様式が急激に近代化したことで、その結びつきがぱったりと途切れてしまった。

どうすれば、山や森と人との関係性を編み直すことができるのでしょうか?

新納さん まずは調べた情報や図鑑を持って山や森に入り、よく観察しながら、食べられる植物を探してみることから始めるのがいいんじゃないでしょうか。

実は今ニューヨークのエリートサラリーマンたちの間では、そのエネルギーとデトックス効果の高さから、山菜がとても注目されているんです。「日本人も早く目覚めよ!」と思いますね(笑)

たしかに「食べる」という営みは私たちにとって非常に身近で、思わず興味がそそられる切り口です。炭や薪で煮炊きをする、植物から繊維を取って衣服をつくるといったアクションは少しハードルが高いかもしれませんが、山野草などの食べられる植物であれば、すぐにでも生活に取り入れることができそうです。

ただし、植物には当然毒性があるものもあるので、きちんと観察することが大切です。山野草を勝手に採集してはいけない場所もあるので、そうした注意を払うことも忘れてはいけません。

新納さん 僕が一緒に活動していた環境保護活動家のC.W.ニコルさんがよく仰っていたのは、「保護と保全は違う」ということでした。自然保護を叫ぶ人たちの中には、人間が自然に手を入れること=悪だと捉えている人もいますが、日本で人が手を入れずにその環境が維持できる場所は、白神山地や屋久島など、太古の昔から生命の循環システムが成立している場所くらいしかないんじゃないでしょうか。

人間はある時期に森と共に生きることを選び、そこから時間をかけて、森と相互扶助の関係性を築いてきました。そのため、人が完全に放置してしまうと、森は荒れていってしまうんです。

増村 特に日本では、森林の割合の多くを手入れが必要な人工林が占めています。人工林の多くは戦後に拡大造林されたもので、すでに伐採すべき時期を迎えているものの、採算が取れないなどの理由から多くの場所で手入れが行き届いていません。昨今、そうした森林をどうやって維持管理していくかが、各地で課題になっていますよね。でも、その課題に向き合うには、課題が大きすぎるかもしれません。

真っ向から課題全体に挑むのではなく、楽しいと思えることを、小さな部分から始めてみる、その積み重ねのほうにヒントがあると感じています。課題に対して、自分以外の誰かや社会が発している言葉ではなく、その人自身が自分ごととして語れる言葉を見つけることで、生きた言葉が、人から人へと広がっていく。そんなふうになったらいいなと思っているんです。

檜原村でもまさに、伐採期を迎えたスギやヒノキなどの人工林の維持管理が大きな課題になっているといいます。山や森と人との関係性を、ふたたび考え直す時期が来ているのかもしれません。

山の日におすすめ!「登頂を目指さない登山」

green drinks HINOHARAを通じてわかったのは、「観察」を通して自然と関わる大切さと、楽しさでした。渡部さんは「山の日には、山でFeel度Walkをしてみてはいかがでしょう?」と呼びかけます。

渡部さん 山に登るときは、どうしても「〇時までに頂上に辿り着こう」と目的思考になりがちです。一方でFeel度Walkをすると、頂上には辿り着けないかもしれない。というか、たぶん辿り着かない(笑)。でも、そういう山登りがあってもいいですよね。

たしかにハイキングをしていると登頂することが目的になりやすく、途中の道のりは足早に通り過ぎてしまいがちです。もちろん山頂からの眺めも山の大きな魅力の一つですが、年に一度の山の日には、違う角度から山との関係性を深めてみるのも面白いかもしれません。

例えば、「食べられる山野草図鑑」を片手に、じっくり観察しながら山を歩いてみる。あるいは仲間と一緒にFeel度Walkをしながら山を歩けば、「木の根元に、木くずのようなものがたくさん積もっている…! よく見ると、幹に小さな穴がたくさん空いているな。これは一体なんだろう?」という発見をして、山のナラ枯れ(※)被害に興味を持つきっかけが生まれるかもしれません。

檜原村の古民家・紬では、これからも毎年山の日にgreen drinksを開催していくそうです。ご興味のある方は、ぜひ今のうちから山の日のスケジュールに入れてみてはいかがでしょうか。

渡部さん 海の日のビーチクリーンが全国的な広がりをみせているように、山の日のFeel度Walkも、少しずつ広がっていったら面白いなと思います。ぜひ檜原村以外の場所でも、「山の日Feel度Walk」のイベントを開催してもらえたら嬉しいです。

山の日にはゆっくりと山を歩き、じっくり観察して、山に意識を向ける。そんな文化が生まれれば、山と人との新たな関係性を育むことができるかもしれません。皆さんも、まずは年に一度の「登頂を目指さない登山」から、山との関係性を考え直してみませんか?

(※)ナラ枯れ…ナラ・シイ・カシなどの樹木が枯れる森林被害。樹幹にカシノナガキクイムシという虫が潜入し、菌を樹体に感染させることで起こるとされている。

– INFORMATION –

5/26スタート!『ちきゅうのがっこう大人編』

東京都檜原村の古民家を舞台に、通気浸透水脈や風の草刈りなどの環境再生基本の「き」を学びます。
自宅の庭や自身のフィールドで環境再生を実践してみましょう!

くわしくはこちら

『貴船の杜づくりWS』

古来より「氣生根」と称される生命力あふれる貴船山。貴船山を舞台に大地の再生に取り組み、未来にこの自然を残すための活動がスタート!定期的なWSを通じて、山と川の整備をして行きます。詳しくは「貴船の杜づくり協議会」で検索。
instagram 「大地の学び舎 – 大地の再生ネットワーク」もぜひご覧ください!


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ライター:たかのゆうみ

ライター:たかのゆうみ

民間企業、自給自足の修行、地域おこし協力隊など様々な経験を通じて、「経済的価値には直接結びつかない個性や物事がちゃんと大切にされるにはどうすればいいのか?」という問いを探求し続けている。並行してライターとしても活動する。