グリーンズがビジョンに掲げている「いかしあうつながりがあふれる幸せな社会」。その実現のためには、人・社会・自然との関係性のなかで、それぞれがいかしあう状態をつくっていくこと、つまり、関係性をデザインしていくことが大切です。
この「関係性のデザイン」をみんなで楽しく探究していけたらと、グリーンズが考案・開発したオリジナルのカードセット「いかしあうつながりデザインカード」。
このカードを使ってどんな学びができるか、どうやって関係性をデザインしていけるかを、いろいろなワークを紹介していきます。(カードについて詳しくはこちら)
「原則みっけ」ワークとは
心地いいと感じる場所や、豊かさを感じるまちって、なんだか共通項があるように思いませんか?
海辺のカフェ。
グリーンカーテンのある会社。
新しいメンバーも楽しそうなコミュニティ。
人や自然が、その特性をいかしあって豊かな関係性をつくっているところには、いくつかの原則があります。それをまとめたのが「デザインの原則」カード。今回の「原則みっけ」は、このカードを使って、あなたの身近なものにどんな原則がいかされているかを観察してみるワークです。
ワークの概要

ワークに大切な態度
・参加者がリラックスできる環境を整えましょう。
・ワークの前に参加者同士で「チェックイン」をすることもおすすめです。
ワークの進め方
1.原則をみつけてみたい対象を決めます。どんなものでも(自分の身の回りにあるスマートフォンなどの単体から自分の暮らしそのもの、学校教育などのシステムまで)対象になりえるでしょう。
2.(参加者が6人以上の場合は)3~4人ずつのグループに分かれます。
3.自分の前に、デザインの原則カードセットのうち、1・6・7のカードを並べます。



4.原則をみつけてみたい対象に、この原則に則っている部分や関係性をみつけて、各自で付箋や紙に書き出していきます。
カードの裏に、それぞれの原則の説明と例があるので、参考にしてみてください。どんな解釈をしても間違いはありません。
5.10分ほど経ってみんなの手がとまってきたら、出てきたものを発表しあいましょう。
たとえばこんな感じ。
・散歩をしながら、気分転換とダイエットとお花の種探し(1)
・ゴーヤカーテンをつくった(1、6)
・元気いっぱいの子供と、遊びを兼ねて庭仕事をする(1)
・複数の組織ではたらく(6)
・隣家との塀をなくして、植物をシェアする(6)
・近所の家族との共育て(7)
ワークのコツと発展
あなたの身の回りには、どのような原則がいかされていましたか?
はじめてでも考えやすいのがこの3枚(原則1・6・7)ですが、慣れてきたら、一人でやってみたり、みんなで他のカードも加えてやってみてください。
このワークを重ねていくと、いかしきれていない対象にも気づき、原則に則ってデザインしなおすことができるようになりますよ。
やってみたレポート
#いかしあうデザインカード(随時更新)
みなさんは、どんな人と、どんな場面で「原則みっけ」をやりましたか?
ぜひ「#いかしあうデザインカード」をつけて、SNSでワークの感想や収穫を教えてください。
(写真:Earth Company)
(このワークの発案者:鈴木菜央)