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あなたの文章に関する悩み、どしどしお寄せください! グリーンズメンバーが寄り添い解決に導く「作文の相談室」連載を始めます。

グリーンズが「作文の教室」を始めたのは2016年11月。今年で5周年になります。

5年間で人びとの情報発信環境はもちろん、コロナ禍によりオンライン型クラスに移行するなど、さまざまな変化を経験してきました。特に「note」などブログサービスやSNSの普及、多くの企業のリモートワークへの転換は、文章を用いたコミュニケーションをより良くしたいというニーズにつながっています。

「作文の教室」は今後も続けていくのでぜひ参加してほしいですが、読者の方々、greenz peopleの方々、クライアントの方々など、グリーンズの周りにいるステークホルダーたちから寄せられた質問に答えていく機会をつくってみよう。そんな声が、第2編集部「greenz challengers community(GCC)」から生まれたので、「作文の相談室」という神出鬼没の連載を始めることにしました!

回答するのは、greenz.jp編集部のスタッフはもちろん、GCCのメンバーや、ライターさんにお願いすることも? みなさんの質問に可能な限り回答していくので、ぜひ悩みや相談をお寄せください!

今回は「作文の相談室」キックオフとして、「greenz challengers community」メンバーのかめちゃんが、greenz.jp副編集長のスズキコウタに「作文とは?」と、「そもそも」の質問をしてきました。

かめちゃん

かめちゃん

学生時代に田舎好きが開花したものの、地元・新潟を離れ東京に住んでいる。10歳離れた姉に甘えてばかりの社会人3年目。

Q.そもそも、なぜ”作文”という言葉を使って活動しているんですか?

グリーンズには「作文の教室」もありますが、なぜ「ライター」や「編集」ではなく”作文”という言葉を使っているのか、不思議に思いました。

ハードルを下げるため。

コウタ 「作文の教室」を始めた当時は、現在と比較すると、さほど多くの文章術の書籍や学校があるわけではなかったんです。もちろん、ゼロではなかったんですけど。ただ、そういう書籍や学校プログラムのほとんどは、プロとしてすでに活動している方や、プロを志望している方にフォーカスしてデザインされたものばかりだったんです。

一方で僕はもう少し違うレイヤーで、文章というものを考えていました。

プロになりたいわけではないけれど、書くことを楽しみたいだとか、自分の考えていることを明確に可視化したいだとか、読んだ本・聴いた音楽について記録しておきたい。そんないい意味でカジュアルでポップな場をつくって、表現を楽しめる人を増やすことが僕の役割かなと思っていたんです。

そうなると、「ライターの学校」「編集の学校」という言葉よりも、受講者の参加へのハードルを低くする言葉を見つける必要がある。それで悩んだ結果、「作文」という言葉になったんです。作文という言葉は、日本で教育を受けた方であればほぼ全員が耳にしたことがある言葉ですし、学校からの宿題を思い浮かべたりして、親しみがあるでしょう?

コウタ とは言え、同じ”作文”といっても、学校で学ぶ作文と僕が教える作文はベクトルが少し違うかもしれません。学校での作文って、日本語教育における漢字習得の確認だとか、将来的に論文を書くことを見据えている部分もあるかと思うんですけど、僕は楽しい表現活動のひとつという考えです。

自分が体験したことや考えたことを表現し、人々とコミュニケーションすることの喜びと楽しみ。それに支えられて編集者という仕事をしてきたので、その幸せをおすそ分けする感覚ですね。最近は「ライター」「文章術」というタイトルのついた書籍も多いですが、そういう本が取り上げているロジックのしっかりした丹精な文章を書くことを目指すことに共感しつつも、僕は「その人にしか書けない」という視点や観察眼にも重きを置きたい。そっちを優先するために、文章が少し丹精さをかいたとしても良いじゃん、とも思いますね。

人間誰しも感情で表現をしているわけで、そのスキルを作文によって拡張して楽しんでいこうよ。そんなメッセージを込めたネーミングですね、これは。

(質問ここまで)

今回はとても概念的な質問でしたが、シンプルに文章が上手くなりたい、社内でのEメールやチャットツールでのコミュニケーションの悩み、意中の人への手紙を書く方法など、暮らしの中で生まれた悩みや相談もたくさんお待ちしています! 相談したい方は、ページ下部の「感想 / お便りを送る」よりどうぞ。

– INFORMATION –


「作文の教室」第11期、申込み受付中!

「作文の教室」は、ローンチしてから16年、記事発信実績7000本以上のウェブマガジン「greenz.jp」が大切にしてきたノウハウをもとに、作文力=執筆力+編集観察力を伸ばすことができるゼミクラスです。
リアルタイムでの参加はもちろん、録画アーカイブや教材を使って受講することもできます。もちろんオンライン開催なので、インターネット回線さえあれば、世界どこからでも参加可能です!
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