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公共空間で遊ぼう! タクティカル・アーバニズムの事例から学ぶ、ほしいパブリックスペースのつくり方

本日の取材場所は、東京駅近くの「丸の内仲通りアーバンテラス」。毎日決められた時間だけ車道を通行止めにして、だれでも使えるテーブルや椅子を並べた公共空間です。

お弁当を広げる若い女性、ビジネスパーソンらしきスーツ姿の男性、おしゃべりに花を咲かせる少し年配の女性グループ、観光客と思しき白人の男性……。それぞれが思い思いの過ごし方をしています。

「ここは、地域の企業さんたちがまちづくりのNPOを立ち上げてつくった場所なんですよ」と教えてくれたのは、都市戦術家の泉山塁威(いずみやま・るい)さん。泉山さんは現在、東京大学で都市計画やエリアマネジメントについて研究し、ソトノバなどを通じて、近年アメリカで注目されている「TACTICAL URBANISM(タクティカル・アーバニズム)」の考え方を日本語に訳し広めています。

「タクティカル・アーバニズム」とは何でしょうか。まちづくりの世界で少し耳にしたことはあるかもしれないけれど、なんとなくしかイメージができないこの概念。泉山さんのお話を聞きながら、じっくりと深掘りしていきましょう。

泉山塁威(いずみやま・るい)
1984年札幌市生まれ/博士(工学)/認定准都市プランナー。明治大学大学院理工学研究科建築学専攻博士後期課程修了。設計事務所勤務、明治大学理工学部建築学科助手、助教を経て、東京大学先端科学技術研究センター助教。

ずばり、「タクティカル・アーバニズム」ってなんですか?

タクティカル・アーバニズムのタクティカル(Tactical)には「1.戦術」「2.大きな目的に役立つ小さなアクション」の意味があり、アーバニズム(Urbanism)は日本語に訳すのが難しいのですが、一般に「都市主義」と訳されます。

タクティカル・アーバニズムは、2000年くらいまでアメリカで行われていた大規模開発「ニューアーバニズム」に対抗して名付けられた言葉でした。

ここで泉山さんから「アーバニズム(都市主義)と聞くと、なにを想像しますか?」と不意に投げられた問いに首を捻って考えてみると、駅の再開発計画や街のシンボルになるような大型ビルの工事現場が頭に浮かびました。しかし、タクティカル・アーバニズムはこういったものとは全く異なる概念だと泉山さんは説明します。

一言でいうと、タクティカル・アーバニズムは、「まずは市民の手で小さなアクションを起こし、長期的な変化やムーブメントにつなげよう」という、プロジェクトベースのまちづくりの考え方なんです。「ポップアップ・アーバニズム」、「ゲリラ・アーバニズム」とも似ています。

都市を変えるための道路や広場整備には、時間もお金もかかります。ハード面での整備はもちろん、どんな街を目指すのか、そこに暮らす人々の人生にどんな影響を及ぼすのか、地元住民や企業などもまじえ、そういったソフト面も外せません。

タクティカル・アーバニズムでは、市民や学生など一人からでも始められるような小さな実験を街で実際に行い、目で見てわかる空間の使い方を提案し、短期間で効果を明確にしていきます。

書籍『Tactical Urbanism: Short-term Action for Long-term Change』マイク・ライドン著

「タクティカル・アーバニズム」という考え方の発案者は、アメリカの若手都市計画専門家のマイク・ライドンさんです。

アメリカでは、リーマンショックによる不景気など予想外の出来事が次々に起こりました。くるくると変わる状況に、数十年単位で計画された都市開発や将来ビジョンは対応できなくなっていったのです。

そんな頃、マイクさんは、ニューヨークやサンフランシスコなどで、プロジェクトベースで現場の課題を解決や公共空間の活用を目指す、市民単位の小さな動きを見つけ、その共通の動きに「タクティカル・アーバニズム」と名前をつけたのです。

プレイヤーもいない時に力を発揮する、ゲリラではないまちづくり

市民単位の小さな動きといわれると、何やらゲリラ的な活動をイメージしますが、それだけではありません。

たとえば、車道を勝手に使ってイベントを開いたら、大問題になってしまいますよね。タクティカル・アーバニズムで何かをしたいときは、地域と行政、警察に協力をちゃんと取り付けて、ルールを守ることも大事です。でも、ちゃんと市民の意見を取り入れて行うから、リーガル(合法的な)DIYとも呼ばれているんですよ。

また、まちづくり文脈で使われる似た言葉に「プレイスメイキング」があります。これは、アメリカでコミュニティを生み出す公共の“場づくり”に取り組む非営利団体・Project for Public Spaces(プロジェクト・フォー・パブリックスペースイズ)が提唱する考え方です。

「プレイスメイキング」は直訳すると「場づくり」ですが、ハードとしての場ではなく、居心地の良さなどのソフト面も合わせてつくっていく考え方です。具体的に、タクティカル・アーバニズムとはどう違うのでしょうか?

タクティカル・アーバニズムとプレイスメイキングには、実験を繰り返しながら長期的な視点でまちづくりをする共通点があります。その一方で、出発点や向き・不向きはちがいます。

まず、プレイスメイキングが向いているのは、地域コミュニティや行政などのプレイヤーがすでに揃っている地域。関係者たちで話し合いながら、まずは『どんな場所をつくりたいか?』のビジョンを固めます。そして、スペースを評価する目標を掲げ、現状とのギャップを洗い出し、LQC(Lighter Quicker Cheeper)と呼ぶ短期的な実験をしながら進めていきます。

一方、会議や計画づくりからではなく、実験的な取り組みからスタートするタクティカル・アーバニズムは、まちづくりの活動をする団体や地域、行政もまだいない、または課題に気づいていない状況で生きるんです。実験とはいえつくりたいものを一旦形にできるので、市民や地域コミュニティ、行政などからの実物を踏まえた反応やデータを計測し、次にフィードバックしながら進められるが強みなんです。

現在は、「都市戦術家」と名乗るほど、タクティカル・アーバニズムへの関心を寄せる泉山さん。そのきっかけは何だったのでしょうか?

僕が大学院の博士課程でパブリックスペースの研究をしていた2014年に参加した、池袋のグリーン通りへオープンカフェを出す期間限定の社会実験がすごく面白かったんです。

最初、地域の方は「道路にオープンカフェ」と言われても、ピンときていなかったように見えたのですが、実際にベンチを置くとイメージが湧くし、反応がある。こうやって小さな実験をして現場にフィードバックする大切さを実感しました。

泉山さんの名刺の裏には、当時の取り組みの写真が印刷されていました

その面白さを忘れられずにいた泉山さんはちょうどその頃、タクティカル・アーバニズムの提唱者、マイク・ライドン氏の著書『TACTICAL URBANISM』に出会います。書を読み進めるうちに「池袋の取り組みはタクティカルアーバニズムだった!」と気がつき、のめり込んでいきました。

北浜テラスやねぶくろシネマ、東京ピクニックも

公共空間で社会実験をする流れは、横浜日本大通りや御堂筋などで、2000年ごろからスタート。その後、2011年に道路法の改正で、道路空間を使うことができる「道路占用許可の特例」という制度が創設されました。そして近年、安倍政権による国家戦略特区による道路空間の規制緩和で、さらに広がりを増しています。この間、日本のタクティカル・アーバニズムではどんな取り組みが行われてきたのでしょうか?

まず、タクティカル・アーバニズムのわかりやすい例では、やはり大阪・中之島にある「北浜テラス」ですね。川に面したビルの裏側を整備し、桟敷席やテラスを並べました。実はこのテラスを出している部分は、河川区域と呼ばれる公共の場所。本来はそんなふうに店はテラスを使えなかったんです。

本当はテラスがここにあったらすごく気持ちがいいし、何よりそこでビールが飲みたい。でも、その取り組みの良さは分かっても、行動する店はありませんでした。

そこで動いたのが、「水都大阪」のプロデューサーで都市プランナーでもある泉英明さん。まず1軒のお店と協力して、室外機の工事のタイミングで、単管パイプを使ったテラスを兼ねてお試しでつくったそうです(笑)

もちろん都市の専門家でもあるので、人が乗っても安全な構造であることは計算済みでした。その試しにつくったテラスを行政に見せたところ、取り組みを前向きに捉え、賛同してくれたと聞いています。それが1件目の成功事例となり、地域団体としての対話も重ね、他にもテラスをつくりたいお店がオセロをひっくり返すようにひとつずつ現れ、今のように広がっていきました。

今では観光ガイドでも注目スポットとしても紹介される北浜テラス。この活動はさらに多くの人に認められ、河川法の改正にもつながっていきました。(greenz.jpで以前ご紹介している北浜テラスの記事はこちら

以前は大規模開発をすれば良かったかもしれませんが、さまざまなライフスタイルを選択できるようになった今、市民のニーズは多様化しています。さらに、行政に届く声のほとんどはクレームばかりだから、何をどうすれば市民のためになるのか分からなくて、行政はすごく困っていると思います。だから、民間からアイデアを募るケースも増えていますね。

2015年12月、東京・調布の多摩川河川敷でスタートした「ねぶくろシネマ」も、タクティカル・アーバニズム的な発想から生まれたと思います。「街中をどこでも映画館に」というキャッチコピーのもと、橋脚をスクリーンに星空を観ながら映画を楽しむイベントです。(greenz.jpで以前ご紹介しているねぶくろシネマの記事はこちら

この企画は、発案者の唐品知浩さんが「子連れで映画が観られる場所をつくりたい」という思いが実現したものです。現在までに、東京ミッドタウンや川崎競馬場、富士スピードウェイ、南三陸のキャンプ場など、いろいろな地域で横展開していきました。当初、唐品さんが感じていた思いが長期的に実現されつつありますよね。

丸の内の道路にある中央分離帯などで、ピクニックをする団体「東京ピクニッククラブ」もタクティカル・アーバニズムの事例の一つだと思います。建築家や写真家、フードコーディネーターなどのクリエーターが集まり、現在のピクニックの姿を提案。オープンスペースの利用可能性を模索しています。

このように、「公共空間でまずは小さなアクションをして、まちづくりにつなげていく」というタクティカル・アーバニズムの考え方は日本にも少しずつ広まっています。また、SNSによって、地方都市の良い取り組みがリアルタイムで全国に広まるようになったのも追い風。しかし、同時に悩ましい面もあるようです。

最近、どの地域でも、公共空間に人工芝を敷いて、カラフルなテーブルやベンチを置くようになりました。理由は、写真映えがして、SNSで拡散されやすいから。そして、手軽に使える既存の家具や道具の種類が少ないから。が、そうやって成果が目に見えやすいのとすぐにできるので、行政としても予算が取りやすいんです。

しかし、これはまちづくりの本質ではなく、一時的なイベントとして終わってしまう。こんなふうに狙いが不明確だったり、実験後のつながりや成果が見えなかったりすると、本当に税金の無駄づかいになりかねません。

たとえば、現在ニューヨークのタイムズスクエアは、車の通行を止め、歩行者向けの常設の広場になっています。この取り組みも2009年に、タクティカル・アーバニズムの発想で小さく実験を行ったことから始まったものでした。

短期的なイベントで終えず、どうやって長期的にまちに変化が起きるプロジェクトにつなげていくのか? そのために、こうした社会実験をどういう指標で評価するのか? 日本ではこういった問題解決がまだまだ手探り状態で、これから答えを探していきたいテーマですね。

オーストラリアの「ポイント・クック・ポップアップパーク」で見つけたヒント

それでは、タクティカル・アーバニズムを長期的な変化につなげるためにはどうすればいいのでしょうか? 泉山さんは、「まちづくりの実践者(タクティシャン)を増やすこと」がポイントだと解説します。

そのヒントを見つけたのは、オーストラリア・メルボルンの郊外のまち「ポイント・クック」で行われている「ポイント・クック・ポップアップパーク」でした。

数年前から、ポイント・クックはメルボルンのベッドタウンとして急速に住宅地開発が進み、移民など多くの人が移り住んでくるようになりました。しかし、まちには住宅とショッピングセンターのみ。主婦層はその往復をするだけの暮らしで、近所付き合いもなく、コミュニティが全く育っていなかったんです。でも、行政はこういった問題には無関心でした。

そんな状況で、地域がつながる場所を求めて立ち上げあったのが、ポイント・クックに住む主婦のスーザンさんとサラさんでした。近所の1軒ずつに声をかけて、賛同者を募った2人。その行動の結果、協力者や助成金を集めるのに成功します。

2018年以降、オーストラリアの夏期(1〜3月まで)になると200メートルほどの車道を封鎖し、人工芝を敷いてライブを開いたり、子どもが遊べたりするスペースをつくるプロジェクトを行ったりしました。

このとき、スーザンさんとサラさんが用意したのは場だけです。そこで開催されるヨガやライブなどのイベントは、近隣住民などの希望者などが企画していました。

こういう盛り上がりから、このプロジェクトは1年だけで終わらず、2019年以降も続いています。ボランティアベースだった運営も、2019年には社会的企業化し、人件費も出せるようになったそうです。

2人に会った時、最終的にこの取り組みを今後どうするのかと聞いたら、「コミュニティの場をつくるのが私たちのミッションで、道路を通行止めにするのはあくまでも手段。でも地域がこの場を求めているのに、やらない選択肢はないし、誰がやめられると思うの?」と笑っていました。ちなみに、今も行政は無関心だそうですよ(笑)

市民がお客さんではなく、「参加者」になるには、どうすればいい?

自身がほしいもののために市民が動いて始まった「ポイント・クック・ポップアップパーク」。地域コミュニティと一緒にまちづくりをするために大切なのは、住民が「お客さん」ではなく「参加者」になることでした。

日本のまちづくりでは、行政やデベロッパーがサービスを提供し、住民はサービスを受ける人になってしまいがちですよね。たとえば、マルシェに市民が出店するように、公共空間への関心や参加度を上げていかないといけません。トップダウンの企画を実施して住民をお客さん化させるのは、まちづくりではむしろマイナスになると思っています。

ポイント・クック・ポップアップパークの発案者がスーザンさんとサラさんという近隣住民だったのは、地域にとって幸運でした。行政や企業などが立ち上げて協力者を募っても、最後まで責任を持ってやれるケースばかりではありません。「ここは自分の街なのだ」という意識がある市民自身が立ち上がって、最後までやり通せば、ファンが生まれて、いろんな人が巻き込んでいけますから。何よりこの活動は、私たち2人自身のためでもあります。

市民がこういった活動をする背景の一つには、街に対する誇り、いわゆる「シビックプライド」があります。日本の地方都市のようにシビックプライドが強い地域ほど、タクティカル・アーバニズムが生まれやすい土壌があると泉山さんは話します。

オーストラリアでは、一般家庭の多くは家を買います。そして将来、その家を貸したり売ったりするかもしれないから、地域の価値を下げたくないと考えるそうです。だから、庭の草刈りや道路の整備にも協力的になりやすい。そういう点も日本の地方と共通しているのかもしれません。

また、受益者が負担をするという意味ではアメリカから始まったBID(Business Improvement District)という制度も、これと少し似た部分があります。これは、行政が受益者である周辺の不動産事業者から固定資産税に上乗せで「BID税」を徴収し、まちづくり組織(BID組織)がお金を受けとり、治安維持や清掃、イベントなどの取り組みを行う仕組みです。

代表例であるニューヨークのブライアントパークでは、公園の維持やイベントのためにBID税を徴収しています。公園に近い場所にある不動産事業者ほど高い税金が課せられているんですよ。その結果、公園が良くなれば、土地や不動産の価値が上がり、企業にもプラスになります。

実は、アメリカとは少し仕組みが違いますが、日本版BIDともいえる「地域再生エリアマネジメント負担金制度」が2018年6月からスタートしました。これは市町村が、エリアマネジメント活動にかかる活動費用をその恩恵を受ける事業者から集め、エリアマネジメント団体に交付する制度(受益者負担)。まだ日本版BIDとしての事例はないですが、この制度ができる前に大阪市のでは、大阪版BIDという先行的な取り組みはありました。

公共空間でみんなが幸せになるために

今回一緒に取材に出向いたgreenz.jp編集長の鈴木菜央は、タクティカル・アーバニズムとアーバンパーマカルチャーに共通点を感じたようです。

菜央 パーマカルチャーでも、いきなりマスタープランはつくらないんです。たとえば、ここに椅子を置いたら人はどう行動するのか?すごく小さな実験をしながら、確かめていきます。その結果、プレイヤー自身のニーズを満たし、まわりにいる多様な人のニーズを満たしていく。まさにメルボルンと同じで、関わった人たちがどんどん能動的になることを目指します。

あと、今の社会は乱暴に言うと、直線思考というか課題解決の最短距離を狙うことを積み上げた結果、人間疎外の都市や社会課題を生んでいると思うんです。パーマカルチャーでは、できるだけ小さい資源で、多様な関係者の多様なニーズ(たとえば、学びや友達がほしい、スキルのある人とつながりたい、シビックプライドを持ちたいなど)を満たすようなデザインを探ります。それには、関係者が参加して手と体を動かしながら、自分と他者のニーズを満たすデザインを模索するプロセスを取るのが一番合理的なんです。

そこが、タクティカル・アーバニズムとパーマカルチャーが似ているところかもしれませんね。

泉山さん そうですね。実験しよう、プロトタイプをつくろう、データ化して学習しよう。タクティカル・アーバニズムは、いわゆる「デザイン思考」と「リーンスタートアップ」の2つを混ぜたものに近いと考えています。

小さい実験をやりながら一歩ずつ階段を登っていって、どっちに行くかを考えていく。そういう積み上げだから、選択肢はもちろん、そこから得られる収穫も増えていくのかな、と思います。

それでは今後、わたしたちは公共空間とどう付き合っていけばいいのでしょうか?

泉山さん タクティカル・アーバニズム的に考えると「恐れずにまずやろう」と言いたいですね。やってみないと分からないことはたくさんあります。実験なので、失敗も成果になる。反省を次に活かせばいいんです。

行政はもはや街のニーズに対応する力も予算も限られています。当事者市民という言葉がありますが、他人任せにせず、街に関わることがもっと大事だと思います。特に、まちづくりに関わる企業も少ない街では市民一人ひとりのちからが必要です。行政は、市民がシビックプライドを持てるようになる機会をつくらないといけませんし、アクションできる市民を支援してほしいですね。

そんな泉山さんの言葉に、「公共空間であそべって感じですかね」と笑う菜央さん。

現在、泉山さんはタクティカル・アーバニズムの国際シンポジウムを12月初旬に開催しようと準備中です。よりタクティカル・アーバニズムについてより深く知り、考える機会をつくっていくとのこと。

(インタビューここまで)

「タクティカル・アーバニズム」はなんとなく難しい考え方なのかな、と想像していました。けれど、タクティカル・アーバニズムの本質は、自分たちで、自分たちのほしいものを試しながらつくっていく考え方でした。

大変なこともあるかもしれないけど、それって、なんだか楽しそう。そんなワクワクした気持ちこそが、自分の街に関わりたいと感じる一歩目。タクティカル・アーバニズムを意識しながら街を歩くと、今までと少し違う角度からいろんな公共空間を見られるようになりそうです。

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