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ワンコが楽しそうだと、人も楽しくなる。その好循環を生み出したい。三重・大台の森で始まった「ワンズラフ」とは

大切な家族の一員、ワンコ。でも思いっきり遊ばせてあげられるところがなくて、困った事はありませんか?

ワンコに自然の中を、思いっきり遊ばせてあげたい。

そんな思いを胸に、立ち上がったのが小田さんご夫妻。今回は小田さんご夫妻の挑戦をご紹介します。

夫の小田明さんは、島根県で生まれ。東京の大手通信会社で部長職まで務めた、元サラリーマンです。退職後、本プロジェクト「ワンズラフ(Wans Laugh)」を始動。

妻の小田弘子さんは、福岡県生まれ。大手通信会社退職後、大学のキャリアカウンセラーや英語講師を務める傍ら、「ワンズラフ(Wans Laugh)を夫、明さんと共に始動。

そして、忘れてはならないのが愛犬、ゲンキくんとのんきくん。(ジャックラッセルテリア)賑やかな家庭には笑顔が絶えません。

大台町の森がプロジェクトの舞台です。

脱サラして始めた、森とワンコのプロジェクト

もともと森づくりに興味のあった小田さんは、会社に務める傍ら各地の森林やプロジェクトを視察していました。そんな時に出会ったのが「三重県大台町宮川の森」。美しく手入れされた森と、清流日本一に輝く宮川に魅了されたといいます。

時を同じくして、大台町宮川の森をベースとしたトヨタフォレストチャレンジ(新たな視点で森を活用するプロジェクト)の募集が始まりました。「ここをワンコが森で思いっきり遊べる場所をつくろう」と決めた小田さんは、森林活用プロジェクトに応募し見事採用されます。2019年、脱サラしワンコと森のプロジェクト「Wans laugh(ワンズラフ)」を本格始動しました。

とは言っても、ワンコや森の専門家ではなかった小田さん。見よう見まねでゼロから森に入り、準備を始めました。

大台町宮川の森は本当に美しく、森に入るたびに感動しました。

ワンコの専門家にも森に入ってもらい、安全に遊べるフォールドに仕上げたと言います。

大台町宮川の森について話す小田さん。

夫婦+2頭で始めた大台町宮川での暮らし。

脱サラしプロジェクトを立ち上げるという明さんの決断に、妻弘子さんははじめ反対だったと言います。それでも明さんの熱意に押され、この夏2人は大台町宮川での生活を始めました。ワンコも人も温かく迎えてくれる弘子さんの笑顔。まさに二人三脚でのスタートです。

小田さんご夫妻と著者。

ワンコと人が距離が縮まる、大台町宮川の森。

そんな小田さんは現在、大台町宮川をフィールドに森とワンコ、そして人を繋ぐ活動を始めています。中でも人気なのが「Go! Forest ワンコと冒険に出かけよう」をコンセプトとした川あそびとトレッキングです。
私有地である事から、ワンコがノーリードで大自然を楽しむ事が出来ます。

なんでもワンコがノーリードで森の中を自由に遊ぶ事が出来るフィールドは、日本でもここだけとのこと。普段は家の中にいる事の多いワンコも、大自然の中では大はしゃぎです。

川の中を大はしゃぎで泳ぐワンコ。

大自然の中でワンコをノーリードにする事に、少し不安もあったという小田さん。不安をよそにかえってきたのは、意外な反応でした。

小田さん 森に入ると、ワンコも人も必ずお互いの場所を確認します。自由に遊べる環境だからこそ、人(飼い主)とワンコの信頼関係が一層強くなるようです。

さらに、

小田さん ワンコが楽しそうだと、人も楽しくなる。すると更にわんこも楽しくなり…。好循環が生まれるんです。

こうして幸せな空間が、森の中に誕生しました。

大切なのは森を感じ、知る事。

小田さんが活動の中で大切にしているのが、「森を感じ、知ってもらう事」。フィールド散策中には、森の説明をしてくれます。

小田さん ここの辺りの森は明治維新後、政府の政策で植林が始まりました。その後、100年近く大台町宮川の人々がこの美しい森を守ってきました。

森にも人の手が必要です。人が入らなくなってしまった森には、光が入らず植生が偏ってしまうため土砂災害が増えます。また川の水も濁ってしまいます。宮川の水が美しいのも、この森がしっかり手入れされているからなんです。

リアルな大自然と小田さんの説明で、参加者は自然の大切さを実感する事が出来るのです。

大台町宮川の森について、参加者に話す小田さん。

これからが本当の始まり。

2019年に本格始動したこのプロジェクト。小田さんの夢は広がります。

小田さん この秋には、美しい紅葉の中でワンコとトレッキング出来るコースを開拓したいと思っています。来年夏は、清流宮川でワンコと人が楽しめるカヤックもやってみたいですね。

ワンズラフでは今後プロジェクトを進める仲間も募集中とのこと。

森とワンコ、そして人を繋げる小田さんの挑戦はこれからも続きます。

川あそびをする小田さんとワンコ。

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Tomo

Tomo

岐阜県高山市出身。大学卒業後旅行代理店でマーケティングや企画を担当。2017年から2年間、JICA青年海外協力隊でインドネシアスマトラ島へ赴任。深刻化するゴミ問題の解決に向け、学校やコミュニティを環境教育を実施。