つくっているのはタオルではなく、”物語“。タオル業界の革命児「IKEUCHI ORGANIC」躍進の裏に、物語を伝え、感動を広めていく存在がいた #求人あり

グリーンズ 求人での募集は終了しました。募集状況はIKEUCHI ORGANICにお問い合わせください。

オーガニックという言葉をよく耳にします。何となく体にいいのかな? というイメージがする言葉ですが、日本語に訳すと「有機的な」という意味。では具体的に「有機的とはどんな状態なのでしょう?

「オーガニックとは、自然環境に対してのみ使う言葉ではありません。私たち人間も自然の一部であるという前提に立ち、全ての存在に対して本来あるべき関係を築くのが、オーガニックという言葉です」。

これは、オーガニックタオルの生産を手がける。「IKEUCHI ORGANIC株式会社」のホームページにあった言葉です。その言葉からは、「IKEUCHI ORGANIC」が生産するタオルの原材料がオーガニックコットンを使用しているというだけではなく、自分たちが産み出した商品もオーガニックであるなら、原料をつくる人から会社で働く人も含めてオーガニックな関係であろうとするという会社の姿勢がうかがえます。

使う電力も風力発電、タオル製造過程でも厳しい環境基準をクリアし、持続可能な環境を軸にしたタオル製造をおこなっている「IKEUCHI ORGANIC」。この他社とは一線を画する独自の哲学で売り上げもV字回復を遂げた、タオル業界の革命児ともいうべき「IKEUCHI ORGANIC」では、今法人営業のポジションで仲間を募集しています。そんな「IKEUCHI ORGANIC」での働き方はどんなものなのか、見てみましょう。

2073年までに「食べられるタオル」の製造・販売を目指す

愛媛県今治市は、穏やかな瀬戸内海に面する人口約16万人のまち。今治では明治27年よりタオルの製造がはじまりました。現在では品質・生産量ともに日本一を誇り、今治タオルは日本国内および世界に進出しています。

造船とタオル製造を二大地場産業とする海沿いのまち、愛媛県今治市。

「IKEUCHI ORGANIC」の創業は1953年。はじめは輸出専用工場としてスタートしましたが1980年代から安価な中国製品が台頭したため、国産タオル業界は憂き目を見ることになります。池内計司さんが家業を継ぎ、2代目社長に就任したのはまさにそんな時代でした。

「IKEUCHI ORGANIC」の社屋。左がオフィス、右には工場とタオルの直売店。

当時はOEM生産が売り上げのほとんど。しかしそれでは他社と差別化ができません。そこで1999年には「最大限の安全と最小限の環境負荷」をコンセプトに掲げ、業界初のISO14001を取得し、オーガニックコットンを使ったタオルの製造をスタートさせました。

さらに、2002年には世界最高水準の基準をもって繊維製品の安全性を証明する「エコテックス規格」100のクラス1の認定を受けました。こちらも業界初の認定です。しかし池内代表の挑戦はまだまだ続きます。タオルの染色過程の環境への負荷を軽減するため地元7社とともに、世界最高レベルの廃水処理場を設置し、環境負荷の少ない染色技術を導入。

また、同年には本社工場と社屋の電気をすべてグリーン風力発電でまかなうことを決意しました。中小企業ではじめてグリーン電力証書を購入。この購入費用は自然エネルギーの発電設備や運営強化に使われます。つまり、電力証書を購入することで自然エネルギーの普及に貢献するというわけです。「IKEUCHI ORGANIC」のタオルは「風で織るタオル」と呼ばれ、消費者の心を国内外で捉えています。

創業から60年かけて赤ちゃんが口に入れても安全なタオルをつくってきた「IKEUCHI ORGANIC」は、さらに60年をかけて、創業120年の2073年までに「食べられるタオル」の開発と製造・販売を目指しています。

吸水性抜群の「オーガニック120」シリーズ。全9色。

オーガニックタオルと市場をつなぐ法人営業の仕事とは

環境への負荷を減らし、長く品質を保つことができる「IKEUCHI ORGANIC」のタオル。私たちがこのタオルに触れる入り口は、大きくわけて主に2つあります。ひとつは、東京(表参道)・福岡・京都の直営店で手に取るか、オンラインショップやギフトカタログ、その他全国で約40の小売店や百貨店を通して購入する方法。

そしてもうひとつは、企業とのコラボレーション。「IKEUCHI ORGANIC」のタオルは企業の販促のノベルティにもよく使われています。

ものづくりの現場と、現場でできあがったタオルを消費者や法人につなぐ役目を担うのが今回募集している法人営業の仕事です。「IKEUCHI ORGANIC」の法人営業の仕事は、どんなものなのか、現在その役割を担っている岡本空さんにお話を伺いました。

法人営業主任の岡本空さん。

今年で入社5年目となる法人営業主任の岡本さんは、学生時代から熱中していた演劇の活動にひと区切りをつけ、社会人となるべくインターン先を探していました。環境への負荷を減らすチャレンジをつづける会社のあり方そのものに興味を抱いて、インターンに応募したそうです。

今治でものづくりをやってきた会社が、自社ブランドを立ち上げて東京に直営店を出すという、新しいことをやろうとするその勢いに惹かれたんです。さらにものづくりでは安全性と環境性、持続可能性を追求しているところも当時の僕にはすごく新しく映って、とてもワクワクしました。

岡本さんに最初に与えられたミッションは、東京都内の店舗開発。出店地を探すところからのスタートでした。期間は半年の予定でしたが、岡本さんは毎日都内をかけずりまわり、約2ヶ月でミッションを達成したとか。

その後も継続して店舗のオープンまで奔走し、施工業者とのやりとりやスケジュール管理の補佐を担当。そのまま入社することが決まったので、現在の社長である阿部哲也さんについて法人営業の仕事を教わりはじめました。

その後、福岡店のオープンにともなって岡本さんは福岡に移動し、店長をつとめながら小売の現場を学び、あらゆる方法で「IKEUCHI ORGANIC」を広めようとしたそうです。

自分で考えて、自分なりの方法を見つけていくのが性格にあっているんですね。福岡では地元メディアの影響力が強いとわかり、自らアプローチしてテレビに5〜6本、ラジオに3本〜4本くらい出演しました。あとは美容室の3周年記念のパーティがあったら自腹で行ったりもしましたね。「IKEUCHI ORGANIC」を知ってもらうために、ただもうがむしゃらにやりました。

法人営業といっても、現状は新規の飛び込み営業ではなくて、メディアを見られたお客様からお問合せをいただき、訪問してご要望をヒアリングし、企業のイメージに合うタオルを一緒につくらせていただく仕事が8割です。

近年は広報活動の影響もあって、新規顧客の問い合わせが多いそう。しかし、国内営業は主に岡本さん1人で対応しています。現状は1人では対応しきれず、とりこぼしが増えているのだとか。そこで、岡本さんとともに法人営業にあたってくれる人を現在募集しています。

過去にOEM生産を受注した会社さんや、小売店さん、またタオルを使ってくださっているホテルさんなど、それぞれにコミュニケーションを深くとって僕たちのコンセプトを伝えていけるようにしていきたい。けれど、なかなかできてないんです。新しく入社する方とはそのあたりを一緒にやっていけたらと思っています。

「IKEUCHI ORGANIC」については、赤ちゃんが口に入れても安全なタオルの開発や売上のV字回復が注目されがちですが、その背景には岡本さんのような法人営業担当という、オーガニックタオルと市場をつなぐ存在の地道な努力があるのです。

そして、そんな法人営業を、岡本さんは「お客様と感動を共有した上で、一緒になって物語を伝え広めていくポジション」だと言います。

「我々がつくっているのはタオルではなく、”物語“である」というのは代表・池内の言葉です。語れる物と書いて、”物語“。つまり「IKEUCHI ORGANIC」は、語れる物をつくっているということなんです。言った本人はあんまり覚えてないかもしれませんが、僕は演劇に比較的多く触れてきたので、この言葉が非常にしっくりきています。

そんな、こだわりが詰まった“物語”を人に伝え、感動を広げていくのが、IKEUCHI ORGANIC営業部のミッションだと思っています。

そのなかでも法人営業は、お客様と感動を共有した上で、一緒になって物語を伝え広めていくポジション。同じ“物語”でも解釈は人によりさまざまで、商品へ求めることも多種多様です。物語の伝え方にも一切マニュアルがないので、法人営業担当は毎回あらゆる引き出しを開けつくして、商品開発や販売促進にあたります。

その過程には苦労も多いのですが、最終的に物語の感動を多くのユーザーと共有できる喜びに勝るものはありません。これから出会う方が「IKEUCHI ORGANIC」の“物語”を通じて、どんなお客様と、どんな伝え方をして、どんな感動を生み出すのか、とても楽しみです。

また、営業本部長である牟田口武志さんは、「法人営業の仕事はファンづくりの要素が強い」と付け加えます。

「IKEUCHI ORGANI」の営業職は、取引先の方を巻き込んでモノづくりを進め、「IKEUCHI ORGANIC」のファンを広げていく、いわばファンづくりの要素が強いです。

最近ではタオル地を靴の内側に使用したadidasのスニーカーや、宇宙兄弟、Beatlesなどのコラボレーション商品も多いのですが、なぜ地方の無名な会社が著名な方や会社とコラボができるのかといえば、それはひとえにプロダクトに力があり、ファンになってもらえているからです。

“物語”を伝え、ファンになってもらう。岡本さんと牟田口さんのお話から、一般的な「営業」のイメージとは一味違った、「IKEUCHI ORGANIC」の法人営業の姿が見えてきました。

地道な作業が続く製造現場

法人営業担当が拠点とするのは、東京オフィス。しかし、ものづくりは今治で行なわれているため、岡本さんは毎日何度も製造現場とやりとりをします。オーガニックタオルと市場をつなぐためには、製造現場との密なコミュニケーションが欠かせないからです。その製造現場の様子を、ちょっと覗いて見ましょう。

たとえば岡本さんが企業からノベルティの注文を受けると、お客様が求めるタオルの風合いによって糸や、糸のループの長さ、そして色と大きさ、納期や受注枚数を書いた受注書を作成し、今治の現場に送ります。

ひと口にタオル製造といっても、1枚のタオルが生まれるまでは実に様々な工程を経て生まれます。タオルにするために撚りをかけ、汚れや油分を漂白した糸が工場に届きます。まずはこの糸を織機にかけるための“整経”という作業からスタート。

工場には豊田自動織機の「TOYODA8」 や最新の高速織機が並んでいます。


そして織機にかけて織り上げ、洗い・脱水・乾燥を施し、タオルを1枚の大きさに裁断し、ミミの部分やヘム(タオルの上下部分)の縫製を施し、タグ付け。そして最後に検品して出荷となります。また染色を施す場合は先に糸を染めるか、織り上げた後に色を染めるかによっても一部の工程が前後します。

織りあがったタオルはロールになっています。色・サイズや細かいキズがないかチェックしているところ。

素材がオーガニックであろうがなかろうが、現場は淡々と製造を続けるのが常だといいます。法人営業ときくと、お客様とのやりとりが主な仕事だというイメージを持つかもしれませんが、実はこうした現場と売り場の橋渡しをするのが大きな役割なのです。

現実を知るからこそ、実現できる理想がある

「IKEUCHI ORGANIC」で働くことのやりがいや、大変なところはどんなところなのでしょう。今回は今治在勤のスタッフと東京在勤のスタッフとで座談会をひらき、語ってもらいました。

座談会に参加したのは、今治在勤の生産管理統括部部長の渡邉恵さん、製品開発部設計課課長の矢野浩次さん、管理部総務の澤井謙次さん、そして東京在勤の岡本さんと営業部部長の牟田口武志さんです。

写真左から牟田口さん、岡本さん、澤井さん、渡邉さん、矢野さん。

牟田口さん 最初池内代表の口から「食べられるタオルをつくる」と聞いたときは正直「冗談かな」と思ったんです。でも気づいたら食品加工工場が取るようなISO22000を取得していまして。池内代表は本気なんだな、と(笑)

僕は以前IT関連の会社にいたのですが、3ヶ月タームで財務状況を見る会社でした。でもこの会社は自分たちの利益だけじゃなくて、むしろ次の世代にどう残すかを考えている会社だなと感じます。自分だけがよければいいんじゃなくて、周囲も含めてオーガニックであるべきだよね、と思います。

かつて外資系の大手ECサイトを運営する会社に勤めていた牟田口さん。

澤井さん 「タオルだけじゃなくて、働く人もオーガニックじゃなきゃいけない」と以前池内代表から言われたことがあるんです。会社の労働環境も徐々に整えていまして、今治のタオル業界で一番休みが多くて、一番お給料が多い会社にしたいという思いのもとに、まず365日の中で年間休日125日を実現しました。

池内代表の人間力に惚れ込み入社を志望した澤井さん。

冒頭で紹介したように、オーガニックであること、つまり「私たち人間も自然の一部であるという前提に立ち、全ての存在に対して本来あるべき関係を築く」ことを本気で目指す環境で働くことができるのが、「IKEUCHI ORGANIC」での大きなやりがいのようです。

次に実際に入社する前後でギャップを感じたことや、現在抱えている課題がないかを尋ねてみました。

岡本さん 最初は入社しただけでエコの知識がすごく身につくとか、環境に対する意識が変わるかな? と思ったのですが、基本的にはあくまでも製造業。法人営業は、お客さんと製造現場との間に入って、納期管理の調整をするのが仕事です。たまにはクレームがあったり、泥臭い部分もあります。あとは、生産現場と離れているので、月1回今治に来るだけでは埋められない距離の壁もあります。

渡邉さん これまで営業で入る人は「IKEUCHI ORGANIC」の企業イメージが先行していて、入社するとすぐに自分のやりたい仕事ができると思われる方もいたんです。でも、まずは現場の様子を知るのが第一。営業と製造現場が離れているので、まずはタオルの製造を知ってもらって、そこから営業の仕事に入ってもらえるといいなと思っています。

たとえば弊社は染色、刺繍、縫製の一部は外部の会社に発注しているんですが、そこをわかった上でお客さんと話さないと、納期調整なども難しいと思うんですよね。

「IKEUCHI ORGANIC」勤続15年のベテラン渡邉さん。

矢野さん たとえばお客さんに「サンプルをちょうだい。100色用意して」と言われても、製造現場のことを知っていれば「それは難しい」とわかりますよね。アパレルで1着何十万円の洋服なら話は別かもしれないけど、タオルってそういうもんじゃないですから。実際には染色は外部の工場で染めていて、担当者も1人だったりするので、そういう現場を知った上で営業がお客さんの注文を受けてほしいなというのはありますね。

矢野さんはタオルの風合いを決める「設計」に携わり、デザインも担当する。

渡邉さん サンプルは、発注が10万枚っていうなら話は別ですよ。でも500枚の注文でそのサンプルをつくるんやったら困る。営業なので、数字も見てもらえたら。

お客様に本当に良い商品を届けるためには、こうした製造現場のこともしっかり把握することが欠かせません。その意味で、法人営業は現場と売り場の橋渡しをする仕事なのです。
そして、だからこそのジレンマがあると岡本さんは続けます。

岡本さん こういう話が現場ですぐ隣にいたら普通に会話の中で聞けるところを、わざわざ電話しなきゃいけないっていう時に距離の壁を感じるんですよね。さっきの渡邉さんの意見とは矛盾するようですけど、僕は注文数がたった1枚でも、タオルをつくることに全員が喜びを感じられる会社になれたらいいなと理想を持っているんです。

でも設備は大量生産が前提なので、現実をわかりつつ理想を持ち続けることが大事ですね。新しく入社する方もこういう現実も見つつ、この会社で実現したいことの理想を持っていただけたらいいと思っています。

渡邉さん そうそう、理想は忘れずにね。理想がダメと言ってるんじゃないから。生産現場の苦労だけわかって、生産側に気を使っていても営業としてお客さんとコミュニケーションがとれないだろうから。

牟田口さん 新しく入社する方も、できれば生産現場で研修を積んでいただけたらと思うんですが、いきなり「今治に住んで」というのは少しハードルが高い。でも、ものづくりの流れを一通り把握しておきたい、という方は職人のそばでその仕事を学ぶこともできる会社なので、とてもフィットすると思います。

「IKEUCHI ORGANIC」での法人営業の仕事は、製造現場の現実としっかり向き合って、地道なコミュニケーションを積み重ねながら、ファンを増やしていく。そんな、現実をふまえたからこそ実現できる理想を追求していきたいという方には、とてもやりがいのある仕事なのではないでしょうか。

工場内は靴に白いキャップをつけて帽子をかぶり、検品も手袋をしたまま行います。

食べられるタオルの実現にむけて衛生面の管理をしているため、黄色いタグをつける作業も手袋をはめて行います。

企業の中で働くことは「会社の歯車」と表現されることがよくあります。歯車は自分の意志に関わらず、機械が動き続けるかぎり自分も働くことを止められません。

しかし「IKEUCHI ORGANIC」での働き方は、法人営業も、製造現場も、社員一人ひとりの意志を尊重した、自由度が高いものでした。その結果、社員は自分の意志で自分を律しながら仕事を自ら解釈して、アウトプットしているように見受けられました。まるで、一人ひとりが自立した有機体のように振舞っている、そんな風にも見えました。これこそまさに “オーガニックな働き方”ではないでしょうか。

そして、「自分たちが産み出した商品もオーガニックであるなら、原料をつくる人から会社で働く人も含めてオーガニックな関係を目指す」ことを、現場と売り場の橋渡しをすることで体現するのが、「IKEUCHI ORGANIC」の法人営業という存在です。

最後に、牟田口さんからエントリーを検討している方に一言。

私は約3年前に入社をしましたが、妥協のないモノづくりや、そこで働く人に誇りを持って働くことができています。自信を持って商品を勧めることができ、お客様からも心から喜んでいただけるこの仕事に、心から満足しているんです。

だから、今の仕事で自分の力を出し切れていないと思う方、生き方を変えたいと思っている方には、ぜひ応募してほしいと思っています。『自分の物語を生きたい』と強く思っている方には、きっと『IKEUCHI ORGANIC』で働くことで、全く違った人生が待っているはずです。

現在「IKEUCHI ORGANIC」は法人営業をおこなう正社員を募集しています。この自立した働き方にぴんと来た方は、ぜひエントリーしてみてくださいね。

(写真:衣笠名津美)

[sponsored by IKEUCHI ORGANIC株式会社]