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あなたが着ている服、誰がどんな場所でつくったものか知っていますか? 商品を通じて消費者と生産者をつなげるエシカルブランドをまとめました!

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greenz playlist」は、読者のみなさまの「毎日見れないから、いいとこどりしたい!」「過去の記事からも、なにか面白いものを見つけ出したい!」という声に応えて、まるでDJのように、過去の記事をテーマ別にリスト化していく企画です。

突然ですが、今まさにあなたが着ている服、誰がどんな場所でつくったものか知っていますか?

昨今、バングラデシュで起こった縫製工場の倒壊事故などが理由となり、ファストファッションや大衆消費に対する疑問や課題が叫ばれています。そして、生産者へ正しい対価を支払うフェアトレードや商品の倫理性を重視するエシカル商品に注目が集まっているのです。

フェアトレードやエシカル商品を買うということは、つくり手の雇用促進や生活向上だけではなく、背景にある問題解決への手助けにもつながります。そして、私たちが普段から何気なく行っている”買う”というアクションを通して、彼女たちが抱えている苦悩や私たち自身が抱える社会課題を少しでも軽減することができるのです。

そこで今回は、商品を通じて消費者と生産者をつなげている、エシカルブランドの記事をまとめてみました。
 
商品を通じた、心の交流を。手織りストールとともにカンボジアの魅力を伝える「ポレポレ」 by FelixSayakaさん
 
商品はすべて手織り

商品を通じて「国際交流をする」ことを目指して活動するNPO法人ポレポレ。そんなポレポレを通して、日本でも販売活動を行っているストールブランドが「メコンブルー」です。

世界的に評価され、過去にはUNESCOの賞も受賞したほどの高品質を誇るストールですが、実はカンボジア最北部ストゥントゥレン州という農村に暮らす読み書きのできない女性たちによってつくられています。

村で暮らす彼女たちは、互いに助け合いながら子育てと仕事の両立をしながら暮らしているのです。(⇒続きは、こちら

 
人も動物も幸せになるショッピングがしたい! 岐路に立つインドの空気を伝えるエシカルライフスタイルブランド「VEGANIE」 by FelixSayakaさん
 
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VEGANIE」を立ち上げた竹迫千晶さんが立ち上げを決めたきっかけは、トレーサビリティー(流通過程の追跡可能性)のない商品に対する大きな違和感でした。

そのため、「VEGANIE」のオンラインショップには、購入者が商品の裏側について知ることができるちょっとした工夫がたくさん。その商品一つ一つの背景ストーリーや、その商品がどういった支援につながるかを分かりやすく表示しています。

「VEGANIE」が取り扱う商品は、インドの経済的に厳しい環境で暮らすお母さんとつくる刺繍バッグや地方伝統工芸の職人さんがつくるクッションカバーなど、サステイナブルなビジネスを通して生産者の生活向上と同時に社会が抱える課題に取り組むものばかり。(⇒続きは、こちら

 
大好きな国で、かわいいものづくりをしたいだけ。グアテマラに恋をした日本人が、先住民と紡ぎ出すエシカルブランド「ilo itoo」 by OkudaKeikoさん
 
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北東はカリブ海に、南は太平洋に面するグアテマラ。そのグアテマラでつくられた、カラフルなバッグやアクセサリーを展開しているブランドが「ilo itoo」です。

ilo itooは、フェアトレードもエシカルも目標に掲げているブランドではありませんが、グアテマラの伝統を大切に守ってきた女性たちをサポートしたい、という強い思いの先が社会貢献につながっていったブランドです。

手づくりの良さを残しながら、日本の百貨店で取り扱ってもらえるほど高いクオリティを持つilo itooのプロダクト。男尊女卑の色がまだ根強く残っているグアテマラで、女性がもっと活躍社会が実現できるよう、さらに活動を広げていく予定なのだとか。(⇒続きは、こちら

 
天然の保湿クリーム”シアバター”で、日本もアフリカもHAPPYにする「アフリカ工房」 by 大橋弘宜さん
 
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アフリカ工房」は、アフリカで生産されたシアバターを日本で販売しています。

代表の前田さんは、イスラム教を信仰する女性が結婚式で使用する鍋や服の生地などの購入資金を稼ぐために、出稼ぎに出て店の軒先で寝ている現状を知り、村の人が得意だったシアバターを使ったビジネスを始めることを思いついたのだとか。

私たちは貧困や問題を抱える地域に対してできることは、支援だけだと思い込みがちなのかもしれません。そんななか、「アフリカ工房」では、支援ではなくビジネスを通して彼らの自立を促しています。持続可能性の高いビジネスを通して、彼らと共に日々貧困問題に立ち向かっているのです。(⇒続きは、こちら

 
社会貢献をビジネスにするために必要なのは、消費のしかたを変えること。Lalitpur 向田麻衣さん×SIRI SIRI 岡本菜穂さんインタビュー by 増村 江利子さん
 
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ネパール発のナチュラル化粧品のブランド「Lalitpur(ラリトプール)」を立ち上げた向田麻衣さんと、既成概念に縛らないユニークな素材を活かすジュエリーブランド「SIRI SIRI(シリ シリ)」代表の岡本菜穂さん。ものづくりの現場に携わる2人の女性起業家の対談記事です。

向田さんは以前より行われていた「Coffret Project」というお化粧を通じた女性のエンパワーメント活動と並行して、ネパール人女性の手で一つひとつ丁寧につくられているナチュラル化粧品ブランド「Lalitpur」を立ち上げられています。

「このプロダクトがあることで、どう人が幸せになれるのか、健康になれるのか、楽しくなれるのか。そんなプロダクトスタートというか、自分以外の誰かの幸せが根底にあるかどうかは、大切なことだと思います」

と語る向田さんと岡本さんの対談では、売れるためだけのものづくりや値段でモノを選びがちな消費者に対して疑問を投げかけています。(⇒続きは、こちら

いかがだったでしょうか?

使っている自分だけが買って使ってハッピーになる消費スタイルは、もう限界を迎えようとしています。

自分が納得する自分らしい商品を選ぶことは、私たちが自分らしく生きていくために大切なことです。しかし同時に、その商品に関わった人のことも考えてみる、そしてもっと広く捉え地球への環境負荷にも想いを馳せてみる。そういったアクションを一人一人が社会に対して起こすことが求められている時代になりつつあるのではないでしょうか。

「あなたが着ている服、誰がどんな場所でつくったものか知っていますか?」

この問いに人びとが当たり前に答えられる社会になったとき、そこには今とはちょっと違う世界が広がっているかもしれません。

(Text / Curator: 江頭由佳)

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