無一文でヨーロッパを旅をするブラジル人アーティストのAlineさんと、ホームレス社長こと藤本太一さん

「ホームレス社長」を始めてから100日が経ち、新たなチェンジメーカーとの出会いが火花のように弾けるタイチさん。グリーンズ読者に伝えたい3名をピックアップしてもらいました。最高のビジネスパートナーも見つかったそうです！

心を開いて無一文でヨーロッパを旅をする「OpenDooer」

まず名前が挙がったのが、ヨーロッパを3カ月間、無一文で旅するブラジル人アーティストのAlineさん。出会いのきっかけは、第1フェーズで出会った映画監督のライン・ハルヴォシェンさんの紹介です。

Alineさんは、なんとクレジットカード、お金もすべて自国に置いてヨーロッパへ。行き先は決まっていなかったけど、ヒッチハイクが成功してロンドンにたどり着いたところでした。彼女の旅のコンセプトは「人を信じれば、信じてもらえる」をモットーに、「心のドアを開けて旅をする」こと。

短い時間だったけど、お金を使わない未来だったり、ひととのつながりで生きていく方法だったり、いろいろとシェアをしました。結局のところ、お金自体は問題ではなくてお金の使い方、付き合い方を変えているだけ。お互いやり方は違うにしても、見たい未来は似ていました。

いつかコラボレーションをする約束もしたそうです。この出会いはいずれ、アート作品や新しいビジネスにつながっていくのかもしれません。

コラボレーションを主軸にハピネスを考える「The Happy Startup School」

「長い間探し続けていた最高のパートナーを発見した」とタイチさんが語るのは、「Happiness Architect」と同じく”コラボレーション”を主軸にハピネスを考える組織「The Happy Startup School」の皆さん。ブライトンを拠点に活動しています。「タイチに紹介したい人がいる」と、偶然にも友達2人から紹介されたそうです。

「ビジョンや情熱、ストーリーなどを軸にしたつながりは、スキルなどでつくられたチームよりも強力だし、ハッピーだということを試してきた」というアイデアまで共有していて、興奮しました。彼らがそのアイデアをメソッド化したのが「Happy Startup Canvas」です。これをベースに、今後一緒におもしろい企画をどんどん立ち上げていく予定です。

「Happiness Architect」が主催する、スタートアップビジネスや新しいアイデアを気軽に発表し合う「New Idea Club」にも遊びに来てくれたそうです。

「Happiness Architect」が主催する「New Idea Club」

注目の成長企業「Yammer」と語る、これからのコラボレーション

注目の成長企業「Yammer」カスタマーサクセスマネージャーのミゲルさん

最後に、「話せたのはたった1時間だけだけど、感動した！」とタイチさんが語るのが、去年マイクロソフトに買収されて以来、急成長を続けるIT企業「Yammer」。特定グループのなかでプライベートなコミュニケーションを取ることができる、エンタープライズ向けのソーシャル・ネットワーク・サービスです。

興味深かったのは、社内は飲み物も食べ物も無料だということ！　いえ、それと同じくらい、「社内起業（イントラプレナー）」というコラボレーションのあり方について語ったことです。

「社内起業」とは、社内で企画を立ちあげ大企業などに営業して一緒に新しいコラボ企画を考え、社内社外、はたまた国籍も問わずイノベーションを生んでいくというコラボレーションのあり方です。ここに新たなビジネスの可能性や急成長の秘密があるのではないかと思います。

ほかにも、タイチさんがこれまで出会ったチェンジメーカーたちについては、ブログに紹介が随時アップされています。残り50日間のラストスパートではどんな出会いが待っているのか、要チェックです！