第1回は、六本木ヒルズのポップアップブティックのためにエチオピアから帰国したての、エシカル×リュクスなレザーブランド「andu amet(アンドゥ アメット)」代表、鮫島弘子さんを訪ねました。
9月10日〜10月10日までという今回のブティックはすでに3回目ですが、そのたびに新しい商品が登場してはたちまち完売。オンラインショップにて予約半年待ち(!)の人気製品を中心に、秋らしい新製品も多数登場していました。ちょうど新作のバッグも残り1点のところだったのを実際見ることができてラッキー☆というところ。
Gift [ピンク:in Love]、[ブルー:](¥91,350 税込)
新商品のほか、ハンドメイドのシルクブランド「Sabahar」のスカーフや、鮫島さんが自らセレクトしたエチオピアのアクセサリーなども展開。エチオピアのハッピーを届けたい!という思いが詰まっています。
鮫島さんの今日のお召しモノは?
トップスは人気バンド「U2」のボーカル・ボノとその妻によるアフリカの経済発展を目指すブランド「EDUN(イードゥン)」のもの。エチオピアで手織りされたコットンを用い、ケニアで縫製されたそうです。EDUNが日本上陸する前に個人輸入で購入しました。
ベルトはエチオピアンシープスキンを使って自分で作りました。ボトムスは20年くらい前に購入した「agnes.b」のマイクロミニのレザータイトスカート。カーフ(子牛の革)のやわらかな風合いとブロンズの深い色味が気に入っています。
ブーツも、リペアしながらもう何年も履いているもの。革の良さは、きちんとお手入れすることで長くずっと使えるところです。
革に限らず、新しいものをどんどん買うということはしなくて、母や祖母、友人と、人から譲り受けたものや古着屋さんで買ったものなどを何年も大切に着ることが多いです。
バッグはもちろん、andu amet!今日みたいに黒っぽい服が多いので、カラフルなバッグをアクセントにして華やかさを出すようにしています。
カバンの中身は?
やっぱり自社の製品が多いです。バッグは、andu ametのHugラインのMiMi(ミミ)。見た目よりたくさんのものが入るんですよ。
お財布として使っているのは、Baby HugのSサイズのもの。会社員時代、ランチなどちょっと外出するときにバッグのようにそのまま持ち出せるお財布があったら便利だなーという経験から開発したもので、とっても便利。
お財布としてはもちろん、取り外し可能なチェーンがついているのでポシェットとしても使えます。海外渡航のときは、これにパスポートやエアチケット、携帯電話などもいっしょに入れて肌身離さず持ってます。パーティやイベントのときはフォーマルドレスと合わせてクラッチとして使うこともあります。
チェックに編まれたポーチの中身は、チーク、リップスティック、アイブロウ、マスカラ、コンシーラー。ティッシュケースにハンカチ。携帯はiPhoneです。海外で購入したSIMフリーのもので、エチオピアでも使っています。あと仕事柄、電子辞書は欠かせません。タッセルキーホルダーについているのは自宅とオフィスの鍵。水筒には黒豆茶が入っています。
最後に、鮫島さんにとってファッションとは?
自分の内面を映し出す鏡みたいなものかな。女性らしい気分になりたいとき、仕事をバリバリ頑張りたいとき、リラックスしたいとき、悲しい気分のとき……。気がつけばファッションもそれらしいものを選んでいる。
だからこそ購入するときは、見た目も製造過程も美しい、本当に良いものを選ぶようにしていきたいなと思います。
レザーは特にそうですが、なんでもじっくり長く使っていろんな着こなしを楽しんだり、味が出てくるのを楽しんだり。付き合えば付き合うほど楽しみ方が増えていくのってありますよね!
andu ametというブランド名にも「年を重ね、使うほどに味わいを増す素材で長く愛用してもらえるものを、現地の職人さんたちとずっと一緒に作っていきたい」という意味が込められています。
一つのモノと丁寧に付き合うのは、鮫島さんのおしゃれそのもの。読者のみなさんにも参考になると、嬉しいです。
DATES:2013年9月10日(火)〜10月10日(火)まで
HOURS: 11:00~21:00
ITEMS:各種バッグ、クッション、ポーチ、スカーフ、ジュエリー、ギフトグッズ etc.
PRICE RANGE: 40,000〜98,000円(BAG)