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「ソーシャルデザイン」の著者が大集合!green drinks Tokyo 「ソーシャルデザインの現在地」 [イベントレポート]

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グリーンズが毎月第2木曜日に開催している、グッドアイデアと出会う飲み会「green drinks Tokyo」は、8月からリトルトーキョーに会場を移し、ますます盛り上がっています!今回は「ソーシャルデザインの現在地」をテーマにし、筧裕介さん、今一生さん、並河進さん、福井崇人さんをゲストにお招きしました。


ゲストの4人は、「ソーシャルデザイン」についての著作を出版した方々。この人選についてYOSH編集長は、

「ソーシャルデザイン」の本を書いている著者を、集めてみたかったんです。みんな目指しているところは一緒だけれど、それぞれに手法が違うので、ぜひ伺ってみたいと思いました。「ソーシャルデザイン」という言葉に込めたもの、表現しているものを大事にしたいですね。

と、冒頭で話しました。

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YOSH編集長

ゲスト4人それぞれの、「ソーシャルデザイン」への思い

グリーンズでは「ソーシャルデザイン」を、「社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みをつくること」と定義づけています。

ゲストトークでは、それぞれに違うアプローチや意見が出されましたが、「より素敵な社会をつくる」という共通の目標を持つもの同士、とても充実した交流になりました。

まず『Social Design ― 社会をちょっとよくするプロジェクトのつくりかた』の著者である並河さんは、

3年ぐらい前に「ソーシャル」という言葉が流行り始めた頃に、「いい方向に変わる」と思ったけれど、当時思っていたほど変わっていない。自分自身も色々な苦労をしてきたけれど、これからも、もがき続けたいです。

と、自分自身の過去も振り返りながら話しました。

一方、『希望をつくる仕事 ソーシャルデザイン』の著者・福井さんは

ソーシャルデザインは、クリエイターだけのものじゃなく、アイデアと行動力さえあれば誰でもできます。「自分自身を掘り下げられる人」は、自然とソーシャルデザインの活動ができているかもしれませんね。

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並河進さんと福井崇人さん

『ソーシャルデザイン実践ガイド ― 地域の課題を解決する7つのステップ』の筧さんは、

ローカル・地域社会の再生支援に力を入れています。地方でも、地域の活動に従事する社会起業家が生活していける回路を作りたいんです。その為には、ソーシャルデザインの学校が必要なんじゃないでしょうか。

と語りました。

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筧裕介さん

ソーシャルデザインは、まだまだ似たような層の人々の活動ですよ。違う属性の人々を巻き込んで、「これなら変えられる!」と感じてもらえるようにしないといけません。

と話す『ソーシャルデザイン50の方法 – あなたが世界を変えるとき』の今さんは、和歌山で高校生カフェを展開している高校生を紹介し、誰かに学ばなくても、ソーシャルデザインを体現できる新世代の登場に期待を寄せていました。

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今一生さん

イベントの冒頭と終盤には、参加者同士のコミュニケーションにも、充分な時間が割かれました。それぞれに違う動機を持って、会場へやってきた人々。ただ話を聞いて帰るイベントではなく、話された内容を参加者同士で考える時間が持てるのも、green drinks Tokyoの大きな魅力です。

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green drinks Tokyoでは、毎回のイベントテーマに沿ったフードも準備しています。今回のケータリングは、小澤かおりさんにお願いしました。「グッドアイデアが浮かびそうなもの」というイメージで、見た目も味もおいしい料理をふるまってくれました。

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いかすみ&からすみとヘーゼルナッツのスコーン

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秋のごちそうサラダ(きのこのソテーとマッシュしたサツマイモ)

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トルコいちじくのチーズクリームがのったサブレ

イベントは終了時刻の22時を過ぎても、多くの参加者が残り、会話が途絶えることはありませんでした。次回は、10月10日(木)に開催予定。ご参加お待ちしています!

(Text: 鈴木康太、Photo: 宮本裕人)