古着屋さんやフリーマーケットで、掘り出し物を探すのは楽しいですよね。誰かにとってはいらなくなったものでも、自分にとっては今まさに欲しかったものーー そんな自分だけの宝物を見つけた瞬間は、本当にワクワクするものです。
今回紹介するのは、そのワクワクを毎日味わえてしまうようなアイデア。ご近所さんと、いらなくなったものを軒先でシェアすることができる木箱「Free Things Box」です!
たくさんの人が、いらなくなってもまだ使えるものを持っていますよね。そういうものをフリーマーケットやインターネットで売るのがめんどくさいって人には、「Free Things Box」は最高の解決策になるんです。
そう説明するのは、アメリカ在住のオランダ人、Betro(以下、ベトロ)さん。アイデアを思いついた彼は、さっそくそれを自らの手でカタチにしてしまいました。
たった1枚の板から
組み立てていき
家の前にセットすれば完成です!
ご近所さん同士でいらなくなったものをこの「Free Things Box」に入れてシェアすることで、他の人は自由にそれらを持ち帰れるというシンプルな仕組み。ベトロさんは
・昼間にしか箱を開けないこと
・使うものしか持ち帰らないこと
・1回に1個までしかとらないこと
という3つのルールをつくり、ゲーム感覚でご近所さんに参加してもらうことにしました。ただモノを大切に使うというだけでなく、ご近所さんとのコミュニケーションも増えそうですね。
みんなでワイワイ、箱の中をチェック
子どもたちも、新しいおもちゃを見つけてうれしそうです
こういう試みは、ただ単に箱を設置してもうまくいくとは限りません。ベトロさんのアイデアのように、みんなでワイワイ楽しめるものだからこそ、人々は参加し、地域のシンボルとして根付いていくのだと思います。
シンプルだけれど、”モノの捨て方”と”ご近所付き合い”という2つの課題を解決し得る「Free Things Box」。みなさんの街にも設置してみませんか?
(Text: 宮本裕人)
[via Betr0’s Blog, , instructables]