あけましておめでとうございます!
新しい年が明け、皆様いかがお過ごしですか?
greenz.jpでは年末年始、「GOOD IDEA of the Year!」と題して、2012年各月の人気記事BEST3を紹介してきました。みなさまお楽しみいただけましたでしょうか?
本日はいよいよその締めくくり!2012年にもっとも共感を集めた記事や、発行人・鈴木菜央、編集長・YOSH、フクヘンおのっちのグリーンズ編集部が選ぶ2012年を代表する記事もご紹介します。
GOOD IDEA of the Year!
GOOD IDEA of the Year! 2012
日本にいながら国際交流はじめませんか?外国人にとっての旅の醍醐味をつくる「FindJPN」 by FelixSayaka
2012年にもっとも共感を集めた記事がこちらでした。旅する外国の方にとっても、日本に住む人にとっても、関わる人すべてに、「これはやってみたい!」とシンプルに思わせる、とても素敵な仕組みだと思います。
特に「このアイデア、思い付いたことはあったなあ」という反響が多かったのも印象的で、思い付きをカタチにすること自体がものスゴイことなんだな、と改めて気付かされた事例でもありました。というわけで高橋さん、おめでとうございます!そしてライターの中澤さん、ありがとうございます。
データで振り返る2012
BEST [RT] 賞
一人から始まった”恩送り”が世界を変えるかも?小さな町の小さなカフェで起こった映画みたいな物語 by 木村絵里
まさに映画『Pay Forward』のリアル版というような心あたたまるストーリーがランクイン。”恩送り”という聞きなれない言葉がしっくりと受け入れられたことがとても大きいと個人的に感じています。きっとここには、現在進行形のソーシャルデザインに必要とされている大切な価値観があるのかもしれません。今や編集部のコアメンバーとして活躍してくれているえりちゃんの代表作。いつもありがとう。
BEST [いいね!] 賞
自分でつくること、それは豊かさの根本。住まい手参加型の設計・施工で、丁寧な暮らしを“ともにつくる”「つみき設計施工社」by 池田美砂子
TwitterのRTが落ち着き、Facebookの「いいね!」が増え始めたのが2012年の大きな変化。そのなかで一番のファンを獲得したのが「つみき設計施工社」でした。
食については”食育”などを通じて、どこからきたのか、どういのちをいただくのか、どうからだとつながっているのか、解像度があがってきているのを感じていますが、同じように住についても、まだまだ無限の可能性がありそうですね。河野さん、相良さん、おめでとうございます!ライターの池田さん、ありがとうございます。
BEST [検索] 賞
男の子だってヨガしよう!男性のためのアシュタンガヨガ道とは by 的野 裕子
去年の記事なのに10,000pv超え!それは、ヨガに詳しいライターの的野さんによる「アシュタンガヨガ」の記事でした。特に検索経由が多かったようですが、とてもわかりやすく熱のこもった、気持ちに火をつける文章だったと思います。この記事をきっかけに始めた人もいるのでは?というわけでライターの的野さん、ありがとうございました!
グリーンズ賞
BEST [NAO] 賞
幻の街にダイナミックなアートが広がる。伝説の砂漠フェス「バーニングマン」に参加してきました!(1) by 畠山千春
貨幣経済の向こう側、善意に基づいたシェア経済をつくりだしてみるバーニングマンは、哲学的ですらあるなあ、と思いました。社会実験として、非常に興味をそそられます。とにかく、未来感ハンパない!! greenz.jpも頑張らなきゃ!!と思いました。
BEST [YOSH] 賞
身近な人をもっと大切にするキッカケづくり。プレゼントやサプライズでみんなの幸せを循環させる「サンタのよめ」 by 池田美砂子
僕自身もコアメンバーを務めているので手前味噌ではありますが、「ソーシャルデザイン」を掲げる前に、まずは「身近なところから」大切にするというメッセージを、愛にあふれるサプライズを通じて表現しているのが素敵だなあ、と感じています。
「今まで読んだグリーンズ記事の中で、たぶん一番、あったかくて、わくわくした!」というありがたい感想もいただきましたが、グリーンズの大切にしたいことがとても詰まった記事だと思います。池田さんに感謝です!
BEST [ONO_CHI] 賞
「100万人のキャンドルナイト」が、100万人で映画をつくる社会実験 #candlemov に挑戦! by 木村絵里
年に2回、夏至と冬至の風物詩としてもうすっかり定番となった「キャンドルナイト」が、10周年を機に映画製作に挑戦。昨年6月に原宿のROCKETギャラリーで開催された「100万人のキャンドル\MOVIE!/ナイト」では、僕や鈴木菜央もモデレーターとして参加させていただきました。
市民発、草の根ムーブメントというと、どうしても海外の事例が多くなってしまうなか、日本型の “しなやかな” ムーブメントとして、気づけば革命を起こしていた。そうなることを期待しています!
部門賞
今年も去年に続き「ローカル」「マイプロジェクト」「エネルギー」「復興」の4つの部門の中から、特に共感を集めたアイデアを紹介します。特に「マイプロジェクト」はどれも素晴らしすぎて絞りきれず…せっかくなので、その3までご紹介させていただきます!
BEST [マイプロジェクト] 賞・その1
おっちゃんたちの命と尊厳を守る女子大生!生活保護・ホームレス問題と放置自転車問題を一気に解決する「HUBchari」 by イカシテルオフィス
「ソーシャルデザインとは、HUBChariのような仕組みです」と、去年のGOLDEN HOOKにならび、よくご紹介させていただきました。眠っている資源に光を当て、関わる人たちにとって尊厳がえられるような役割をつくる。川口さんのゆるぎない思いもあいまって、900にものぼる「いいね!」が集まりました。
今年は関西方面の事例が増え始めたのも、大きな変化のひとつ。「greenz 関西(仮)」設立に向け、しっかり準備をしてゆきたいと思います。川口さん、おめでとうございます!きたちゃん、ありがとうございます。
BEST [マイプロジェクト] 賞・その2
家を建てるだけで終わりじゃない!”ご近所づきあい”までもデザインする建築プロジェクト「いえつく」 by 池田 美砂子
建築が集まる「いえつく」の本業はもちろんつくられた建物のクオリティの高さ。その上で、つくる過程もデザインに組み込むみ、”関係性の再構築すること”よって、「となりの誰かの嫌な騒音」というマイナスを、「近所の未来をつくる音」というプラスに転換できる。そんな目からうろこの気付きにあふれた記事だったと思います。
ミラツク、いえつくと”つくつく呑み会”をしたのも懐かしい思い出です。いえつくのみなさん、おめでとうございます!池田さん、ありがとうございます。
BEST [マイプロジェクト] 賞・その3
「鎌倉の街中をリビングみたいにしたい!」自転車で移動販売するケーキ屋さん「pompon cakes」 by JUNYAmori
海外もふくめて注目される二つの大きなトレンドが、自転車アントレプレナーとフードアントレプレナー。そのふたつのエッセンスを取り入れて、ふるさと鎌倉で素敵に実現している移動式のケーキ屋さんです。
街角でのふとした出会いがそこかしこで会話を生み出すとすれば、多種多彩なポップアップ型路面店が増えることで、まちが明るくなるのかもしれません。嶺央さん、おめでとうございます!ジュンヤくん、ありがとうございます。
BEST [エネルギー] 賞
「残念なくらい簡単でした!」42,800円ではじめる電気自給プロジェクト「藤野電力」 by 平川 友紀
イベントレポートとしては前代未聞の共感を集めた「藤野電力」。今や全国でワークショップを開催するくたいひっぱりだこなのだとか!
エネルギーの問題は政策にも関わるのでとても大きなトピックではありますが、個人やコミュニティレベルなら、自分たち自給率は少しずつ上げて行けるはず。そんな新しい道筋を照らしてくれたことがとても大きかったように思います。藤野電力のみなさん、おめでとうございます!平川さん、ありがとうございます。
BEST [ローカル] 賞
カードをめくれば会話がはずむ!鹿児島発、対話をゲーム化し、潜在意識を引っ張り出す発想支援ツール「カタルタ」 by マチトビラ
グリーンズ主催の編集学校が始まったのは9月から。今まで沖縄、長野、鹿児島、仙台、熱海、秋田といろんなところで開催してきました。その成果が少しずつ生まれ始めています。こちらのカタルタの記事は、鹿児島の編集学校に参加していただいたマチトビラの末吉さんから送っていただきました。
長野から届いた「東信州ギフト」の記事も、200いいね!を超え、少しずつローカル発のフレッシュな記事がグリーンズでも増え始めています。マチトビラのみなさん、LOOP38のみなさん、ありがとうございました!
BEST [復興] 賞
空き地がキャンプ場に変身! 泊まってみたくなる「石巻2.0」の街の宿泊所「まちキャンプ」 by Standby
こちらは当時インターンだった緒方くんが書いてくれた石巻2.0シリーズの記事です。もうすぐ震災から2年。いろんなものが動き出したからこそ、さらに状況は複雑になっていたりもしています。その中で希望の芽が生まれつつあるのも事実。グリーンズでは「greenz 東北」という特設サイトをつくり、本当の意味での東北のいまを伝えられるように定点観測をしてゆけたらと計画中です。緒方くん、おつかれさまでした!
特別賞
BEST [インターン] 賞
9歳の起業家が街の公園を救う!たった5日間で3,300ドルも集めた、手作りレモネードスタンドの物語 by 鳥居 真樹
最後に、グリーンズが誇るライターインターンさんの記事のなかから、とくに反響が多かった記事をご紹介!こちらの鳥居さんの記事は「800いいね!」を超え、見事伝説入りしました。心温まるストーリーの大切な部分を逃さずに、感情豊かに伝えてくれるとても素晴らしい内容だったと思います。ありがとう!
2011年の秋にはじまったインターンシップですが、毎回メンバーに恵まれ、そのたびにグリーンズが着実に成長していくのを肌で感じます。特に2012 Summer/Autumn の4人は、杉本さんと鳥居さんがライターに昇格し、テントセンの佐藤くん、Standbyの緒方くんとはコラボレーションをつづけることになりました。このAutumn/Winterのインターンさんとははじまったばかり。これからどんなことが生まれていくのか、とても楽しみにしています。よろしくね!
と、駆け足で眺めてみたグリーンズの2012年、いかがでしたでしょうか?昨年も申し上げましたが、ここに選ばれなかった記事も、すべてグリーンズにとっての宝物。ぜひみなさんの心に届いたNo.1記事も教えてくださいね!
それでは2013年もどうぞ、よろしくお願いします!
[ text : YOSH ]
2012年の人気記事はこれ!