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普段の何気ない思いつきを形にしよう!green drinks 原宿 [イベントレポート]

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9月22日、ソーシャルラウンジAJITOで、若者のためのgreen drinks Harajukuのvol.2「思いつきを形にする」を開催しました。
gd Harajukuとは「何かアクションを起こしたい!でもきっかけがない!」というくすぶる若者に、火をつけて、行動につなげていこうというもの。原宿で若者のためのコミュニティを広げていこうというgreen drinksのカタチなのです(毎月第4土曜日の夜に開催)。

今回、記念すべきvol.2も無事に開催できました。お越しいただいたみなさま、本当にどうもありがとうございます!初心と感謝を忘れずに、続けていたらいつの間にかvol.6、vol.12、vol…になっていた、という風に自然と続いていけばいいなと思います。それでは、ふりかえりを。

今回は、gd Harajukuのテーマであるアクションアイデアを言葉にするために、受付を済ませたみなさんにまずはそれぞれの「思いつき」を紙に書いていただいてからスタート。→その「思いつき」を名刺代わりのソーシャルチェックインを。→ゲストトーク、ゲストのグループに分かれてワークショップです!

ファーストスピーカーは、アートを通して無形文化を守ろうと活動する2人組「duo edaya」のおひとり、フィリピンのコーディリエラ発ブランド「EDAYA」の代表取締役である山下綾香さん。

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綾香さんは学生時代にフィリピンに旅をしたことがきっかけで、フィリピンには無形文化という失われゆく伝統を守る仕組みや人がいないことに気付いたそう。そこで、綾香さんは現地の人にとって伝統を守ることが仕事になり、収入まできちんと得られるようにする仕組みづくりを立ち上げました。それがエシカルブランド、EDAYA。

“Intangible to tansible(無形のものを有形に)”というテーマのもと、EDAYAは竹や金でつくる楽器のミニチュアジュエリーや楽器を販売します。その背景には、ひとつ山を買い、石垣を改築して工房をつくるというプロセスも。このEDAYAがあまり文化を守ることに目が向けられていない地域のロールモデルになれるように、綾香さんが現地の方と恊働して一からEDAYAを作り上げています。

さらに、綾香さんがEDAYAを通じて志すのは、もうひとつ“FASHION YOUR PASSHION”という思い。EDAYAの思いがひとりひとりの思いを刺激して行動のきっかけになってほしい、そういう思いの根っこが綾香さんにあります。ワークショップでは、その「“FASHION YOUR PASSHION”をキーワードにインタラクティブなキャンペーンをするとしたら」という問いを投げかけます。

まだ7月に設立したばかりのEDAYAは、綾香さんがフィリピンと日本を行き来しながらたいせつにたいせつに育てているブランド。WSでもEDAYAに対して親しみを持ったディスカッションが交わされ、「EDAYAの色や思いをきちんとブランドとして打ち出していくこと。EDAYAジュエリーをロックな子が身につけたり、ナチュラル思考な子が身につけたり、スーツの男性が身につけたり、そういった画を見せていくブランディング」というアイデアが温かく生まれました。

10/19には、EDAYAの日本でのお披露目イベント、ローンチイベントin JAPANが開催されます。ぜひご興味のある方はご参加を。

セカンドスピーカーは、世界初!とうふハンバーガーの移動販売TOFUTOFUの笠井亮吾さん。

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亮吾さんは、「1000年後の子どもたちに何か届けたい、それには食があるやないか」という思いのもとにTOFUTOFUを生んだ方です。TOFUTOFUをはじめた理由に

この世界の愛する人、未来の子ども、仲間の生きる社会がこうなったらいいな、っていうのがあって。健康な身体があって自然いっぱいのところで友人と仲間と、これからうまれて来る子どもたちのためにええ地球を作るために、今回のこの人生は使おうと思ってます。

と話してくれました。

また、なぜ食のフィールドを選んだのかについては

なんか今の食の在り方がおかしいと思って。脂でいっぱいの肉や揚げ物は瞬間的に旨いかもしれんけど、身体には旨くない。逆に精進料理とかは身体にええけど、味気がない。じゃあ旨いことと身体にええこと、両立できないのかって考えたらできるやろう、って。

この根っこに生まれたのが、肉を一切不使用の“野菜を食べるハンバーガー”、TOFUTOFUのハンバーガーなのです。

「明るい希望をみたくないですか、それを子どもや孫に伝えていきたくないですか」、亮吾さんのことばと声と体温で紡がれるその場から、聴いているオーディエンスも1000年先の子どものことを考える視点をいただきます。亮吾さんは「どんな父ちゃんになりたいか」、その軸を持っていまと未来を繋ぐ方です。

ワークショップでは、「みんなと一生たのしく生きていけるような地球を守るために、電気もカメラもない生活、2年以内にそんなエコビレッジを実現するとしたら」という問いを。

親しげに話すみなさんのなかで、

人がそのエコビレッジに入り込みやすい要素をつくる。大人には湯治という先端医療を堪能してもらい、その地域の人と一緒に地元のおいしいものをいただく。そのお礼に自足時給の手助け、手伝いをしてお返しをする。2週間の夏休みを思い出深いものにする、そしてお肌をすべすべに。

という、ディスカッションが楽しく朗らかに進んだことが明らかに伝わってくるシェアをしていただきました!

サードスピーカーは、自分ビジネスとしてアイデアコーチングを始動されているサイトウヨシシゲさん。

このサイトウさん、ウェブ広告代理店プランナーというお仕事をしながら、モヤモヤをカタチにする「アイデアコーチング」の活動をしながら、一つのテーマに対して100アイデアを提案するブレスト活動「youdea」の代表、海外で働く女性のリアルな声を発信する「なでしこVoice」のコンサルタント、若手社会人支援スクール「Gift」のサポート講師を勤める、二足わらじを優に飛び越えている方。

そこには、「Are you happy?」、「普通の人が“ぴゅあっぴゅあ”になることで自由に自己表現をし、世界の主人公となっていけるような環境をつくること」、そのためにチャレンジ・発信・継続を繋げていこうという根っこがあります。

そんなサイトウさんが、今回のgd harajukuで提示したテーマは、こちら。

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これはもともと、オーガナイザーである相葉さんの思いつき。サイトウさんはその「相葉さんの思いつきを形にするためのプロジェクト」だといいます。「第二の家」を全国どこにでもつくるための基盤として、まずは「今年中に都内にみんなで使えるシェアスペースをつくる」!

渋谷・新宿・原宿近辺で、30人集めて1人3000円で利用できるようにするという計画のこのシェアスペースを今年中につくるというのです。出入り自由、個展・勉強会・ワークショップなんでもあり、それが地方の活性化・第二のホーム・新しい可能性の創造の場になればいい。ただ、きちんと持たなければいけないルールがあります。そこで、ワークショップでは「そこにどんな人が来て、どんな自分になるために、どうやってその場を使うか」という問いを示します。

アイデアがその場で発信される、広がる、採用される、その場の熱のある雰囲気が垣間見えます。その結果、

夢、思いをカタチに起こすというコンセプト。月額利用者は、月に1回は、シェアスペースの月額利用料の3000円以上の利益を上げるマイプロジェクトを行うこと。そうでない人、このシェアスペースで一夜を過ごす人は、お金の代わりに何かをシェアスペースに返す仕組みづくり。さらに、郊外から都内に出ていく人のためのコミュニティにする。

という具体的なカタチが発表されました。

実はもうひとつ、gd Harajukuの「gd Harajukuでの出会いをさらにより良く継続していくためには」という問いと闘うワークショップも行いました。gd Harajukuのビジョンとは、参加してくれたみなさんが新しくプロジェクトを生み出していくこと。そのためには、この場でその関係・その精神が終わらないことが絶対的に必要になります。

ディスカッションを経て、「継続的な出会いにしていくためには、参加者のターゲットを絞ること」が必要で、例として、先日開催されたサバ好きのための鯖ナイト、本好きの人がおすすめの本の面白さをトークで争う「BiblioArena100」などのお話がでました。趣味や人となり、今回の思いつきを具体的に文字に起こしてみることもそうですが、そういったものを可視化すると、コミュニケーションをまたひとつ進めることができるのではないか、そこに行き着きました。

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さらに、今回のgd Harajukuでは、みなさんに書いていただいた思いつきをオーガナイズメンバーのもとに集めさせていただきました。それぞれのバックグラウンドと体温の表れる思いつき、一堂に会するとオーラがあふれています!

次回は、gd Harajukuのスタイルを少し打ち破り、本好きのためのgd Harajuku「gd books」を開催します。日々、脱皮できるように邁進しますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。それでは、次回も第4土曜日、10月27日19:00に原宿AJITOでみなさんにお会いできますように!

(Text:Saki Sugahara)