象牙と木のようなプラスチック素材でできていて、小さなスピーカーにも見えるこのおしゃれなガジェット。一体なんだと思いますか?実は、食材がオーガニックかどうかを調べることのできるiPhoneアプリ&ガジェットなんです!
こちらの「Lapka(ラプカ)」は、先にある鉄の針で食材に触れると、その野菜がオーガニックなのか、どのくらい新鮮なのかを計測しアプリで数値を確認することができます。具体的には、4種類のガジェットがあり、それぞれ湿度と温度、放射性物質、電磁波、農薬量をモニタリングすることが可能です。
自宅近くのスーパーやときどき足を運ぶオーガニック食材の販売店で。あるいは商店街の八百屋さんや家庭菜園の野菜を収穫した自宅で、ポケットに入れてあるラプカで野菜をチェックする。ラプカはいつでもどこでも持ち運べ、お守りのようにポケットに入れて持ち運べます。
農水省のデータによると、日本では全農産物に占める有機農産物の割合が約0.2%(平成21年度)とまだまだマイノリティ。「ちょっと高いから、普段はあまり…」という方も少なくないかもしれません。でも「ラプカ」のように、目には見えない農薬の量を「見える化」することで、選ぶ野菜が変わる方もいるのではないでしょうか。
気になるお値段は4種類セットで220ドル(約18,000円)ほど。正直どんなときに使うのかまだイメージがつきませんが、おしゃれなプロダクトとして普及することで、生活者側がよりオーガニックなものを選ぶようになれば、生産者ももっとオーガニックな野菜づくりを目指していくのもしれませんね。
オーガニック度を見える化するこのガジェット、みなさんはどう思いますか?
[via FastCompany]
(Text: 佐藤慶一)
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