外で過ごすのが気持ちの良い季節になりましたね。
家族や友達と話したり、散歩したり、リラックスしたり…そんなオープンスペースがある日突然、家の近くにできたとしたら?
ロサンゼルスのシルバーレイクという住宅街では、道路の一角を公園にしよう!というプロジェクトが実現しました。
こちらは公園になる前の道路。自動車の交通量が多い通りでしたが、すべての年齢の、また健常者も障がいのある人もみんなが楽しめるオープンスペースを目指し、およそ一年かけて「street to plaza project」が練られました。
場所はちょうど三角地帯になっているところなので”The Sunset Triangle Plaza”と呼ばれています。
企画したのは州の都市計画委員会であり、道路を車から人へシフトする取り組みを行なっている団体「Streets for People」。
芝生が敷かれた広場にはテーブルが並び、どれも動かすことができるようになっているので、みんなが使いたいように利用できます。週に二回、ファーマーズマーケットも開催されていて、買ったその場で食べることもできますね。
さらに建築事務所のRios Clementi Hale Studiosも企画に携わったため、ドット柄の芝生や駐輪スペースなどデザインにもこだわっていておしゃれ!
ロサンゼルスではこれまで道路を人のために利用するイベントはありましたが、どれもスケールが小さかったり一日限定だったりしたので、長期的なものとしてはLA初のようです。
「Streets for People」代表のBill Roschenが
ロサンゼルスの土地は30%以上が道路や駐車場に使われている。僕たちは”park poor”なんだ。でも、もしその一部を取り戻せたとしたら?
と言うように、ロサンゼルスでは「より安全で、遊んだり散歩したりジョギングしたりサイクリングしたりリラックスのできる通りがほしい」という要望が増えているそうです。
それが実現したThe Sunset Triangle Plazaのオープン日には、たくさんの人が集まりました。こちらの映像ではその様子が陽気な音楽とともに紹介されています。
子どもも大人もお年寄りも、みんな楽しそうですね。こんな広場が近所あったら朝早起きして散歩したり、会社帰りに寄り道したりしてしまいそうです。
みなさんはどんな公園があったら嬉しいですか?
(Text:木村絵里)
[via core77]