スマートフォンの普及に伴い、Facebookの「いいね!」やTwitterの「リツイート」など、ボタンを一回クリックするだけでリアクションできる気軽なコミュニケーション機能が徐々に浸透してきましたね。
そこで、このような仕組みを意見収集に応用したコミュニケーションツール「Thumb」が誕生しました。
「Thumb」は、ユーザが投稿する質問に対して、他のユーザが賛否を投じたり、意見を共有するQ&A形式のツール。ウェブサイトだけでなく、iPhone/Android向けの無料アプリケーションとしても展開されており、その名のとおり、親指でタッチするだけで「賛成/反対」や「はい/いいえ」を投票できるのが特徴です。
ユーザ登録すれば誰でも、「Thumb」に質問を投稿したり、他のユーザからの質問に対して投票することが可能。コメントを付けることもできます。
このコミュニケーションツールでは、グルメやファッション・音楽の話題から、「タブレット端末は”買い”だと思う?」といったデジタル系の質問、「教会は納税義務を負うべきか?」などの社会派テーマまで、幅広いジャンルを扱っており、アクティブユーザには「エキスパート」の認定バッジが贈られる、というゲーム的な要素も盛り込まれています。
オープンかつフラットな意見交換プラットフォームとしては、Q&A形式の代表格である「Quora」やgreenz.jpで以前取りあげた「OpenIDEO」などがありますが、「Thumb」が開設されたことで、プラットフォームの多様化がさらに進みそうですね。これによって、私たち一人一人の意見やアイデアを共有する場や機会が増えることにもつながりそうです。
日本にもこんなサービスがあります