ある時、目の前のテーブルに植物の芽が出ていたら。あなたはどうしますか?
今回ご紹介する、「sprout table」は、まさにテーブルに種を撒き、野菜を栽培し、新鮮なままに収穫までが出来てしまうという斬新なテーブルです。
スウェーデンの学生が提案するこのテーブル、全体が松材でできていて、真ん中に伝統的なテーブルクロスのパターンを模倣した人工大理石が組み込まれています。その石の部分に空けられた穴で植物を育てることができるのです。ただ、植物を育てるだけでなく、デザインも洗練されているのがいいですね。
このテーブルの発想は、「家族が集まるキッチンのテーブルに野菜が植わっていたら、環境への意識も持続させることが出来ると共に、愛おしくなるのでは?」という気づきから。自身で種を撒き、育て、食するとなればスーパーマーケットに並んでいる食材よりも、愛しさは増しますよね。自家菜園も少しずつ広がっていますが、家庭の中心であるダイニングテーブルというのがとてもユニークです。
例えばカフェなら、ふと入ったカフェのテーブルにハーブが育っていて、運ばれた料理にちょっとだけあなたが彩りを加えるなんて展開も素敵です。あなたならテーブルの真ん中に、どんな植物を植えますか?
(text: Kazuki Ishikawa)
[via inhabitat]
こちらは家具×植物をデザイン!