先日こちらの記事でも少しご紹介した、横浜市内の障害者施設や企業と国内外で活躍するアーティストをつなげ、特色を活かしたものづくりとその新しい仕組みづくりに取り組んで来た「スローレーベル」。
3月12日から3月25日の期間限定で、この新しいものづくり“スローマニファクチャリング”を体験できる工場「SLOW LABEL -THE FACTORY-」がオープンしています。
この工場はみなとみらい線日本大通り駅から徒歩約3分、象の鼻パークの中にある象の鼻テラスにあります。普段はギャラリーのある場所が、期間限定で見事な海の見えるスロー工場に!
スロー工場では、誰でも気軽に工場の一員になってものづくりを体験できます。
気分や時間にあわせて12のメニューの中から気になるものを選んで、日替わり工場長の優しい指導のもとでスローワーク。そしてお仕事をするとスローマネーという地域通貨が獲得できます。
このスローマネーは開催期間中にスローカフェで使用可能な他、ショップでのお買い物にも利用可能です。スローワーク体験を通して地域通貨を得て、さらにお買い物や美味しい時間まで楽しめるという素敵な仕組みです。
自分だけのドキュメンタリーブックを作れる「MY SLOW BOOK」
こちらが展覧会のカタログですが、これもただのカタログではありません。スローレーベルらしく、ドキュメンタリーブックとして製本を体験できるんです。
ドキュメンタリーブックのデザインをされたのはデザインスタジオ「SAFARI」さん。
製本方法も和綴じをアレンジした仕様で、自分だけの一冊に仕上がります。こちらの「MY SLOW BOOK」は限定100部!
製品ラインに乗らない混色EVA素材から作る世界に1つのテーブルマット
こちらは製品ラインに乗らない混色EVA素材を型抜きして作る、世界に1つのテーブルマットづくりのスローワーク。もちろん体験が可能です。
明日のものづくり“スローマニュファクチャリング”
「スローレーベル」ディレクターの栗栖良依さんはオープニングの中でスローワークを通じて気付きの体験をして欲しいと仰っていました。
このスローワーク体験は、じっくりゆっくりと手間をかけて作る感覚や、誰もが行えるような作り方に削ぎ落した事で生まれ、1つ1つが持つ手仕事ならではの表情の違いに、温もりと魅力が詰まっています。
素敵な体験のできる海の見えるスロー工場。3月25日までの期間限定ですので、あなたもこの機会にスローワークしてみませんか?
「SLOW FORUM 明日のものづくり~スローマニュファクチャリングにできること~」
日 時: 2012年3月20日(火・祝) 13:30~16:15
参加費: 無料 ※申込不要
定 員: 先着40名
【プログラム】
■13:30~15:00
第一部「SLOW in Production -人と地球にやさしい生産現場」
ゲスト:岡元眞弓(株式会社きものブレイン 取締役副社長)、大山隆久(日本理化学工業株式会社代表取締役社長)、筒井啓介(地域作業所hana 代表)
■15:15~16:15
第二部「SLOW in R&D -鋭い感性と協働する開発現場」
ゲスト:金井真介(NPO法人ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン 代表)、杉江理(WHILL 代表)
ホスト:江森克治(株式会社協進印刷 代表取締役社長)、松田朋春(スパイラル チーフプランナー)
進行:栗栖良依(スローレーベル ディレクター)
【ゲスト プロフィール】
■岡元眞弓(株式会社きものブレイン 取締役副社長)
障害者雇用担当、障害者が安心して働ける職場環境を作り、地場産業を支える。
■大山隆久(日本理化学工業株式会社 代表取締役社長)
社員の70%が知的障害者という工場で環境に優しいダストレスチョークを生産する。
■筒井啓介(地域作業所hana 代表)
個性に合わせた仕事の創出をテーマに新聞エコバッグや絶品スウィーツを展開する。
■金井真介(NPO法人ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン 代表)
視覚障害者と暗闇散策プログラムの運営や、タオル開発でグッドデザイン受賞。
■杉江理(WHILL 代表)
車椅子ユーザーから始まるパーソナルモビリティをテーマに、新たなモビリティ開発に取り組む。
グリーンズも企画協力!これからのものづくりを考えるシンポジウムに行ってみよう!
ものづくりを体験したい方におすすめ!