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屋上に小さな生態系をデザイン!ベルリン発、野菜と一緒に魚も育てる「アクアポニック・ファーム」

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ちょっと前にもニューヨークの屋上農園をご紹介しましたが、今度は野菜だけでなく魚も一緒に育てる屋上農園をご紹介します!

ドイツ・ベルリンの古い製麦工場の屋上にあるこの農園は「アクアポニック・ファーム」と呼ばれています。“アクアポニック”とは、野菜の水耕栽培と魚の養殖を統合させたシステムのこと。魚と野菜の水耕栽培の水槽をパイプでつなぎ、それぞれの栄養が循環する仕組みになっています。

魚の排泄物にはアンモニアが含まれており、水中のバクテリアがこのアンモニアを硝酸塩に分解します。この硝酸塩、実は植物の肥料になるのです。魚の排泄物によって成長した植物は、根を通して水を浄化する働きをします。こうしてきれいになった水は魚の水槽へ流れ、節水にもつながります。

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といっても、実際にどんな仕組みなのでしょう …? そこでWikipediaで「Aquaponics」を調べてみると、こんな写真が見つかりました。こちらのポータブルな「アクアポニック・システム」では、上の2段は野菜の水耕栽培、一番下に魚の水槽が2段ベッドのように置かれているようです。

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ドイツの「アクアポニック・ファーム」 は、「地球上で人口が増えていく中で、人々が十分な食糧を得るために、都市でもローカルな農業システムをつくっていきたい」という思いから始めたそう。2013年に最初の収穫が行われ、オンラインショップや地元のお店で販売される予定です。

自分たちが食べる食べ物は自分たちの街で作る、という姿勢は世界中で広まりつつありますが、野菜だけでなく魚も屋上で養殖するなんて、考えたこともありませんでした。もっと自由な屋上の使い方、まだまだあるのかもしれません。

(text:木村絵里)

[via springwise.com]