児童養護施設にいる子どもたちに、学習支援を通じて自信、意欲を育むという活動をしているNPO法人「3keys」。彼らが今回、古本を回収して販売しているブックオフと提携して「BOOK FOR KIDS」を開始しました。
3keysって?
児童養護施設とは2歳〜18歳までという年齢の、親の養育が難しいと判断された子どもたちが生活をしている、家に代わる場所。「虐待」や「貧困」といった理由から、施設に入ることを余儀なくされている子どもたちが日本には30,000人以上、社会には存在しています。
施設では学習の機会が不足しがちで、3keysはそんな子どもたちへの学習支援を通じて、子どもたちの自信や意欲を育むという活動を行なっています。
古本回収が寄付につながる
今回、3keysと、ブックオフが一緒に行う企画が「BOOK FOR KIDS」。
「BOOK FOR KIDS」は、不要になった本を3keysに寄付し、その本をブックオフが買い取ります。買取額の 110%分相当がブックオフから3keysへと寄付される仕組み。行われた寄付は、児童養護施設の学習支援に活用されます。
ブックオフの担当者の方は今回の取り組みに関して以下のようなコメントをしています。
今回、ふとしたきっかけで3keys様の活動理念を森山様から直接お伺いすることができ、国内の児童養護施設が抱える問題や学習の遅れが引き起こすドロップアウトの現状などを知るに至り、身近でありながら救いの手が少ないこの深刻な問題に、ブックオフの「仕組み」がお手伝いできることがあれば、ぜひご協力させていただきたいと思いました。
スタート間もない団体様をご支援させていただくことが初めてとなりますので3keys様のご支援者様に「BOOK FOR KIDS」を利用していただくことはもちろんブックオフのPR活動などで3keys様のご支援者を増やしていけるような取り組みもお互いに知恵を絞りながら実施していきたいと考えております。
本が捨ててしまわれることなく、回収され、 買取の金額がNPOへの寄付となり、その寄付のおかげで児童養護施設の子どもたちが機会に出会うことができるようになります。関わる人のニーズがうまくマッチしたした良い企画です。
3keysではクリスマスに合わせて本を募る企画をすることも検討しているそうです!NPOと企業がコラボする企画として、盛り上がっていってほしいですね。3keysはコラボをしたい企業、団体を募っているとのことですので、ご興味のある方はコチラからお問い合わせを受け付けているそうです!
BOOK FOR KIDS