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2011年11月12日土曜日、駒沢の地区会館にて、「第4回グリーンドリンクスせたがや~有機食材の宴と語らい~」を開催しました。こじんまりとした雰囲気の中、各人の持ち寄りの食材の紹介の後は、舌鼓をうちながら、時間も忘れて、有機農法や自然栽培について熱く語らいました。
もともとは世田谷の有機農家さんを訪問しようということから始まったこの企画でしたが、世田谷の有機農家さんからの野菜の確保などが難しかったため、まずは有機食材をテーマに交流会でネットワークを広げていこうということで今回の企画となりました。
ご参加いただいたのは、秀明農法ネットワークの学生ボランティアさん、東京大学にて環境を学ぶオーストラリア人の方、全国を駆けめぐる出張パスタシェフ、成城の貸農園利用者さん、農的暮らしを目指す方、世田谷の有機農園の研修生、世田谷自然農倶楽部のコーディネーター、映像クリエイター、オーガニックライフスタイリスト、千葉の野田にて実家が農家の方など、各人の活動などの紹介と併せて食や農業についての情報交換を行いました。
世田谷の有機農園のお話では、土作りのこだわりや有機農法について、秀明農法ネットワークのボランティアさんからは、自然栽培の農法について、分かりにくかった農法の違いについてお話いただきました。
開始から30分は時間オーバーで参加者共々で調理、その後は食べて喋って、気がついたら終了30分前とばたばたと参加者の方にも協力いただきわいわいと片づけをして終わった1日でしたが、今回の参加者をゲストに迎えての次回企画も出るなどアットホームな充実した会となりました。
有機食材をテーマにしたことで、食材集める段階から区内の有機食品のお店や農家訪問、特別栽培を行うエコファーマーさんの情報収集など、地産地消について考えることのできる会となりました。
世田谷でも、江戸時代から続く農家さんなど、都市農業と言われる前から、農業に取り組んでいらっしゃる方が数多くいます。都市農業を取り巻く税制など、世田谷の農地保全や農業振興には、居住者や消費者の理解や協力が欠かせません。都市にいながら、生産者の顔が見える世田谷の農地を守ることは、食について、農業について消費者が感じて考えられる大切なことだと思います。
農業振興のための取り組みも数多く区内で行われていますが、「グリーンドリクスせたがや」でも、グリーンをテーマに楽しく気楽に集まれる会で、今後もせたがやを盛り上げていきたいと思います。
今後は、世田谷という場所で、何かしたい、発表したい、という方の企画のサポートもしていきたいと考えていますので、お気軽にgreen drinks せたがや 事務局までご連絡下さい。お待ちしております。
(greem drinks せたがや スタッフ)