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散歩しながら学ぼう!鴨川ほとりの市民大学「鴨川ウォーキング大学」 [コミュニティデザインの現場から]

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鴨川ウォーキング大学のウォーミングアップ風景

シリーズ「コミュニティデザインの現場から」では、「島編」「古都編」など地域に根付きながら未来をつくるキーパーソンの生の姿と、コミュニティを育むためのグッドアイデアをお届けしています。

こんにちは!greenz.jp京都・関西担当の小野美由紀です。

ご存知の方もいるかもしれませんが、京都はコミュニティの活性化に積極的な街です。そこに暮らす人々も”まちづくり”に関心が高く、さまざまなマイプロジェクトが生まれています。

古都の誇りに慢心することなく、市民レベルで新しいアイデアを果敢に創造&実行してゆく。そんなソーシャル・イノベーションの最前線としての京都を、グリーンズでは連載で取り上げてゆきます。

「古都編」第一回目は、鴨川のほとりで行われている移動式大学「鴨川ウォーキング大学」をご紹介します。

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全身の筋肉を使う、正しい姿勢での歩き方をレクチャーしてくれる宮崎さん(右の写真)

「鴨川ウォーキング大学」は、ガジェット通信の連載「ピポトレ」が一位を獲得した注目のスポーツトレーナー・宮崎要輔さん(24)が自発的に始めた「新しいコミュニケーションと学びの場」。

人と人が交流しながら、健康を維持し、また新しい知識を学べる場を作りたいと、二週間に一度、鴨川のほとりで開講しています。参加者は朝9時に出町柳駅前に集合。鴨川沿いをウォーキングしながら、交流を深めてゆきます。

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ここで登場するのが「一本下駄」。一本下駄というのは、ご覧のように歯が一本しかない下駄の事。

拇指球(足の裏の、親指の付け根の三角のエリアのこと)を使いながら歩くことで、足が鍛えられ、本来の全身の筋肉を使った正しい姿勢に身体を直すことができるんです。

つま先部分しか無い一本下駄で歩くのは至難の業。私もやってみましたが、これ、ホントにしんどい。一往復するだけで汗だくだくになります。けれど、終わった後は足が正しい位置に戻ってスッキリ!足全体で地面を踏む感覚が新鮮で、やみつきになりそう!

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たった15分でも、相当いいトレーニングになります

一本下駄を履いて、出町柳〜丸太町の鴨川沿いを往復しながら、参加者のうちの一人が講師になり、それぞれの分野の興味深い知識をレクチャー。宮崎さんの専門の健康・身体の話から、「カメラ」「芸術」「ビジネス」「占術」など、バリエーションは多岐に渡ります。

歩きながらという点、また、鴨川のほとりという絶好のロケーションが、イベントなどでセッティングされた交流会より肩肘をはらずに、参加者の交流を深めてくれます。

スポーツトレーナーとして色々なトレーニング方法を考える中で、より市民のみなさんが気軽に運動できて、かつ交流することのできる場を作りたいと思って始めました。今では毎回7〜12人参加してくれます。講師が専門の知識を披露することで、参加者のみなさんも自分の専門分野についてすらすらと話してくれることが多く、2重、3重に学びと交流が生まれています。(宮崎さん)

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鴨川という、街の真ん中にあって、どこからでも人が集まりやすい街のシンボルが舞台なのも人気の秘密。コンパクト、かつ川の恵みを受けた京都という街に、実にぴったりのコミュニケーションの場づくりだと思いませんか?

川さえあれば、いえ、散歩するスペースさえあればどこにでも開講できてしまうこの学びの空間。今後は「代々木公園大学」、「淀川ウォーキング大学」など、いろんな場所で生まれるといいですね。

木曜日鴨川ウオーキング 詳細
(二週先まで随時参加募集受付します)

●集合時間  AM9:30
●集合場所  三条京阪駅近くのブックオフ前
一本歯下駄を履いたメンバーが目印です
●持ち物    自由
荷物はできるだけ少なめで来てくださいね
●雨天中止
※毎回先着メンバーは一本歯下駄をはじめとしたユニークなアイテムで
鴨川を歩くことができます。
グループメンバーや友達のお誘いはお気軽に!

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