見た目シンプルで、オシャレなこちらのバッグ。実は、予想もできないような素材がコラボして作られています!
自身が手がけるバッグを肩にかけるイスラエルの職人 IZU さん
日本古来の紙である和紙は、楮(こうぞ)という植物をつかって作られます。この植物をつかう過程で「黒皮」という残りかすが出てしまいます。普段は捨てられてしまうこの部分。しかし、鍋で煮て繊維の状態にしてから紙に漉き上げ、コーティングをすると、布のように丈夫で耐水性のある紙が出来上がります。IZUさんは日本の和紙の職人に師事し、このリサイクル技法を学びました。
もうひとつの素材は、工事現場で使われる土砂運搬用の砂袋。イスラエルの工事現場で放置されていた砂袋を集め、その丈夫な素材をリユースします。イスラエルの砂袋は日本で使用されるものよりもカラフル。しかも、建設会社ごとにデザインが異なっているので、バリエーションも豊かです。
このふたつの素材が組み合わさってできあがったのが、リバーシブルバッグ「SAND BAG」。茶色の素材が和紙の「黒皮」、カラフルな素材が砂袋です。表と裏、どちらにひっくり返しても使用することができ、2種類のデザインを楽しむことができます!
ふつうなら捨てられてしまう素材を生かしつつも、とても丈夫で長持ちするこのバッグ。ひとつのバッグで「3R」を実現していると言えますね。
デザインユニット「IZUSHON & AKARI」が手がけるこちらのバッグはTOKYO DESIGNERS WEEKのブースでお買い求めいただけます!ぜひ手にとって、素材に触れてみてください。
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