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要らなくなったら土に埋めよう!ジャガイモのデンプンからできた”種付き”レインコート

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「I WAS A POTATO」と書かれた説明書き。これはいったい何でしょう?

ちなみに他にはこんなことが書かれています。

・ジャガイモのデンプンで出来ています
・何百回でも使うことができます
・要らなくなったら土に還してください


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その答えはスペインのブランドEquilicuáが手がける、斬新なレインコートでした。

この「Spud Raincoat」は、名前のとおりジャガイモなど自然由来の素材で出来ていて、生分解性100%でやがて土に還ります。また、生地にハーブや花、野菜などの種が縫い付けてあり、土に埋めると芽が出るようになっているのです!

いつか必ずモノとの別れのときがやって来るもの。要らなくなったときの状況までデザインされている点がとってもユニークですね。



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その仕組みは簡単。矢印のところに、植物の種や肥料を混ぜた小さなボール状の粘土が入っています。これは「粘土団子」と呼ばれ、畑などに撒いて放っておくと植物にとって適応しやすい時期に自然と発芽してくれます。

提唱者は自然農法の創始者である福岡正信氏で、説明書にも「Nendo Dango」と日本語で紹介されています。こうやって日本の技術が応用されているのは嬉しいですね。

現在は「粘土団子」に使用している種の原産地域であるヨーロッパと地中海付近の国でしか販売されていませんが、近いうちに他のエリア版も製作されるようです。

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雨の日やアウトドアを楽しむだけでなく、石油に依存しない生活を考えるきっかけにもなり、さらには種を育てて野菜やハーブを美味しく味わうこともできます。まさに二度、三度もおいしいレインコート。日本での発売が楽しみです。

(via springwise.com )
(Text 木村絵里)