ハチは、果物や野菜の授精に不可欠な生物。ひいては、私たち人間の食とも深い関係がありますが、近年、その個体数の減少が、地球規模で、大きな課題となっています。そんな中、草花とハチ、そしてヒトとを仲良く共存させる、ユニークなテーブルセットが、英ロンドンのとあるレストランに出現しました。
英ロンドンの国立劇場(National Theatre)内にあるレストラン「Terrace Bar & Food」では、プランター付きのテーブル、ベンチ、椅子を設置。南アフリカ共和国出身のデザイナーRyan Frank氏が、廃材となった松を活用して製作しました。
レストランでは、ハーブなどの食材を、このプランターで自家栽培。また、草花の香りに誘われて、多くのハチが集まる場となることも、想定されています。
テーブルも椅子もキャスター付きなので、移動はラクラク。お客さんの人数に合わせて、自由にテーブルセッティングできます。
日本でも、「銀座ミツバチプロジェクト」など、都市部での自然とヒトとの共存を目指す取り組みが行われていますが、このプランター付きテーブルセットも、草花やハチと、私たちの食とのつながりを、さりげなくメッセージする存在となってくれそうですね。
「銀座ミツバチプロジェクト」について調べてみよう。