みなさんは「ソーシャルグッド(Social Good)」という言葉を聞いたことがありますか?米国ではWebサービスの潮流を表すひとつの言葉として、着実に広まってきています。ソーシャルグッドとは「社会的課題をソーシャルとITの力によって解決」するサービス、またはそのムーブメントのことを言います。国内でも、盛り上がりつつあるこのテーマ。今回は最新の国内SocialGoodサービスを5つご紹介いたします!
1.isave
以前、greenzでもご紹介したスマートフォンアプリ isave(アイセーブ)。isaveは世界各国や国内で行われている医療活動、子どもの支援、地雷撤去などの活動を、現地からのレポートで知ることのできるサービスです。twitterやfacebookとの連携により、自分が支援したいと思った団体を、簡単にともだちにも共有することができます。また、ツイートやシェア1回に付き1円募金できる仕組みも魅力です。最近、バージョンアップされ、とても見やすく使いやすくなりました!ぜひ、みなさまもアプリをダウンロードして、気軽な気持ちでisaveに参加してみませんか?
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2,twit for you
twit for you(ツイットフォーユー)は東日本大震災後に立ち上がったサービスです。Twitterを利用し、支援者と支援が必要な人々をマッチングさせます。支援者は自分の提供できる物資を登録。一方、被災者の方は現在の生活の中で、支援してほしい物資を登録します。twit for youは自動でマッチング成立させる仕組みまではありません。ユーザーが自分で探してマッチングを成立させます。しかし、ユーザーが自発的に「マッチング担当」となり、情報と情報をつないで、支援を成立させるケースもあるそうです。ユーザー主体で支援が生み出される、素敵なサービスです。
3.roomdonor.jp
roomdonor.jp(ルームドナー)は、東日本大震災の被災者で家を失うまたは、現在の家に住むことが困難になった方と、ルームドナーと呼ばれる住居や部屋を提供する方をマッチングするサービスです。震災からわずか1週間後に立ち上がっており、現在までに80家庭230名のマッチングに成功しています。被災者の方のニーズを瞬時につかみカタチにしたスピード感もさることながら、「家庭への受け入れ」というハードルの高い支援をWebの力で実現させるそのパワーに驚きます。ソーシャルグッドなサービスでこそ生み出せる成果ですね。
4.PIRKA
PIRKA(ピリカ)は世界中のゴミ拾いにムーブメントを起こすサービスです。ユーザーはiPhone/Androidのアプリで、じぶんの今いる場所のゴミをひろい、それを写真つきで投稿します。投稿された世界中のゴミ拾いは、地図上で表示され、気に入ったアクションがあれば「NICE!」ボタンを押して応援することもできます。「cleaning the world」をテーマに世界の「ポイ捨て問題の解決」に取り組むこのサービス、海外への展開も楽しみです。
5.ORIZURU
http://www.facebook.com/orizuru.jp
ORIZURU(オリヅル)は震災復興プロジェクトを支援する、新しいクラウドファンディングサービスです。支援ユーザーは応援したいプロジェクトを見つけたら、500円から寄付が可能です。ひとつの復興プロジェクトをみんなの力でカタチにしていきます。TwitterのAPIを利用しており、NPOはTwitterを通じて現地から情報発信し、支援を募ります。8月18日(木)公開予定。被災地への関心が薄まる中、新しい被災地支援のカタチが生まれます。
ご紹介は以上です。いかがでしたでしょうか?このほかにも、livlisやREADYFORも自らのサービスを通じて被災地支援活動をサポートしています。今回の震災を通じて、国内Webサービスにソーシャルグッドのエッセンスが増えてきています。今後、この傾向はさらに強まっていくでしょう。
米国では社会貢献型SNSのJumoやCausesが有名です。このJumoにいたっては、facebookの共同創設者であり、オバマ大統領のソーシャルメディアキャンペーンの立役者でもあるChris Hugeによって立ち上げられたサービスです。米国Web業界では超優秀な人材もソーシャルグッドの世界に舵を切っています。
そして、今、日本でもソーシャルグッドの風がようやく吹き始めています。抱えきれないほどの社会問題を抱える一方で、テクノロジーには強い日本。ソーシャルグッド先進国となる素材は十分にあります。ユーザーとしてどんどん利用して、この空気を盛り上げていきたいですね!
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