お気に入りのパンプス、ヒールのゴムが磨り減っちゃった―。
そんなとき、駅などにある靴修理屋さんにお願いすると、サクっと直してもらえ、いつまでも快適に履けたりするものですが、ヒールや靴底が取り替えられないシューズも多く、愛着のあるモノを、泣く泣く捨てざるを得ないことも…。
そんな中、“取り替え式”という斬新な発想を用いて、半永久的に履き続けられるシューズが生まれました。
「Urshuz」は、靴底と上部を自由自在に取り替えられるというユニークなシューズ。靴の上部にぐるりと配置された輪と、靴底にあるでこぼこをひっかけて、合体させる仕組みです。靴底がクタクタになってしまったら、その部分だけ新しいものと取り替えればOK。
お気に入りのシューズをいつまでも履き続けられるのは、なんとも魅力的ですね。また、靴底と上部を組み替えるだけで、何通りものバリエーションを楽しめるのも、オシャレ好きさんにはたまりません。
このシューズは、K-Swiss、プーマ(Puma)、VANSといったシューズメーカーで活躍していたシューズデザイナーのGrant Delgatty氏によって製作されたものです。一般的に、市販されているシューズは、デザインから開発・製造を経て消費者に届くまで、数ヶ月かかるのが現状。
これに対して、Delgatty氏は、シューズのデザインそのものを消費者自身で自由自在に楽しめるようなシューズを追求し、「Urshuz」に至ったそうです。必要な部分だけを取り替えるので、環境負荷も軽減でき、かつ、それぞれのこだわりやスタイルに合わせて、消費者がクリエイティブに靴を楽しめるという、“一石二鳥”のシューズといえるでしょう。
ちなみに、「Urshuz」は、2011年6月、メンズラインのみで米国にて販売が開始される予定。また、今後は、レディスやキッズにも展開する方針だそうですよ。日本にも、こんなシューズあったら、ぜひ履いてみたい!
[via PSFK]