おそらく人によって、良さを見出すポイントは異なると思います。そんな、人によって異なる”日本の良さ”を伝えるためのコンテストがあります。
以前、greenzでも紹介した、Socail CM Awardを開催していた学生団体adoirが、昨年また新たに開催したコンテスト。その名も、「my Japan Award」。
昨年行われたAwardのテーマは、”ガイドブックにない日本の良さ”。学生向けに行われたこのコンテストでは、世界中の学生から数々の作品が応募されました。なかでも特に優秀だった受賞作品をちょっと見てみましょう。
最優秀賞 「遠慮のかたまり」
優秀賞 「JAPAAAAN」
どちらも見ていて、「そうそう、こういうところも日本だよね~。」と感じる部分が表現されている作品です。そのクオリティの高さにも驚かされますが、前回のSocial CM Awardのときと同様に、今回のAwardの審査委員の豪華な顔ぶれにも驚かされます。
こんな魅力的な作品や、審査員が集まるコンテストを開催している、学生団体adoirとはいったいどんな団体なんでしょうか。
学生団体adoirとは
学生団体adoirは、学生のエンパワーメントを最大化し、日本を元気にするコトをミッションとして掲げて活動しています。
行っている活動は、主にCMコンテストとWebコンテストの開催。これまでも、Social CM Awardのほかに、大学生CM甲子園、学生PV選手権などを開催してきています。最初は少ない人数で運営していた団体も、今では20人を超えるようにまで成長しているそうです。
だんだんと組織も充実してきて、一回目のAwardを成功させたmy Japanのメンバーは、プロジェクトの今後をどのように考えているのでしょうか。
これからのmy Japanは?
2010年は「ガイドブックにない日本の良さ」を伝えるプロジェクトだったmy Japan。2011年はどのようになっていくのかを聞いてみたところ、このようなミッションとビジョンを持って活動していくとのこと。
ミッション:
一人一人が自分の言葉で「日本」を語れる世の中をつくる。ビジョン:
そのために、学生において「日本」について考えることがカッコいい、良いことにする。その姿を多くのメディア・個人が取り上げ、話題となり社会全体を巻き込む
このミッションとビジョンの元に、今年は昨年も行ったAwardに加えて、日本について考える機会をより多く創りだし、そのあとに行うAwardへの刺激と発見を提供することを目的に、Conference(トークイベント)を行うそうです。
海外に住む人にとって、「日本について知る=my Japan 」というサイトになれるよう、更にコンテンツを充実させ、また、来年度からはmy Korea,my Chinaのように海外の人も自国を発信し、IT×映像×若者で国際交流出来るようにしたいです。
-岡本 俊太郎さん(adoir代表)
これからの日本をつくっていく若者が、my Japanを通して、改めて「日本」について考え、日本を再発見、再認識し、そして自らが望む未来に向かい、何をしていくべきかを考える場を作れたら、と思います。
-倉嶋 歩さん
メンバーを代表していただいたお二人のコメントが表しているように、日本の良さを考えていくことは、海外にその良さを伝えていくだけではなく、日本に住んでいる人々自身がその良さを再発見していくことにつながるのではないかと思います。
これからmy Japanは日本について考える場を提供し、一人ひとりが自分なりの日本、”my Japan“を持てるようにしていくために活動していきます。
彼らの活動を見ながら、みなさんも”自分なりの日本”を考えてみてはいかがでしょうか。
my Japan Conferenceについて調べてみよう。