太陽光、風力を中心とする再生可能エネルギーの技術や実用化は、日進月歩。また、これら再生可能エネルギーの普及に伴い、導入済みのインフラをどのように効率的に維持・管理するか?も、重要なテーマとなっています。太陽光エネルギーの活用が進むドイツでは、太陽光パネルをクリーニングするためのシステムが開発されました。
独Schletter社は、屋根に設置された太陽光パネルを掃除するための独自システム「PvSpin」を開発。2つの回転ブラシを使って、太陽光パネルに付着した塵や汚れなどをキレイにしてくれます。
このお掃除システムは、中央のノズルから水を供給し、左右ふたつのブラシを回転させ、水圧で、汚れをやさしくすばやく取る仕組み。また、システム全体の重さは15キロと比較的軽量で、一人でも安全に操作できるよう、設計されています。傾斜のある屋根はもちろん、ビルの屋上など、フラットな屋根でも使えるとか。「PvSpin」が屋根の太陽光パネルをどんどんキレイにしていく様子は、以下のデモ動画でもチェックしてください。
太陽光発電では、太陽光の強さだけでなく、太陽光パネルの汚れ具合によっても、発電効率が変動するそう。部屋の窓ガラスを定期的にお掃除するように、太陽光パネルも定期的なメンテナンスが必須です。「PvSpin」のようなメンテナンス製品が多く生まれることで、家庭での太陽光パネルの“お手入れ”がカンタンになり、これによって、太陽光発電の普及がさらに後押しされるかもしれませんね。
[via Clean Technica]
独ベルリンのソーラー発電のポテンシャルを3Dで見てみよう。