12/19開催!「WEBメディアと編集、その先にある仕事。」

greenz people ロゴ

デザインもアクションもカッコいい!NikeのCSRウェブサイト「Nike Better World」

greenz/グリーンズnikebetterworld1

スポーツアパレルメーカーNike(ナイキ)は、製品における環境負荷の軽減を積極的に推進しているだけでなく、貧困や人種問題など、様々な社会的課題に取り組むグローバル企業のひとつ。アパレル製品の環境負荷を評価するデザインツール「Environmental Apparel Design Tool」をオープン化したことでも記憶に新しいですね。そんなNikeのソーシャルグッドな活動をNike自ら紹介するウェブサイト「Nike Better World」が立ち上げられました。

このウェブサイトの大きな役割のひとつは、CSR(企業の社会的責任)の観点から、Nikeの活動を広く知ってもらうことです。米広告代理店「Wieden+Kennedy」やデザインディレクターIan Coyle氏らが製作を手がけているだけあって、スクロール式のウェブデザインは超クール。

Nikeの描くあるべき未来の姿を表明し、これに向けたNikeの取り組みをビジュアルでダイナミックに紹介しています。たとえば、環境にやさしいゴムや再生ポリエステルなどを使用した「Nike Free TR Fit」の新作モデルの例など、環境負荷の低い製品づくりの事例もいくつか紹介されていますよ。

greenz/グリーンズnikebetterworld2

また、「Nike Better World」のもうひとつの特徴は、企業側のCSR活動を一方的に発信するだけでなく、一般消費者にも、彼らのアクションに参加してもらえるよう工夫されていること。「Nike Better World」では、各活動のダイジェストが紹介されており、活動の詳しい情報や背景などは、リンクされている別ウェブサイトでチェックできる仕組みです。

これらのウェブサイトでは、その活動に参加するための情報なども掲載されているので、Nikeのソーシャルグッドな活動をより多くの人々に広め、巻き込んでいくことができるでしょう。

Nikeでは、Creative Commons(クリエイティブ・コモンズ)との提携により構築した、知的財産を広く共有し合うプラットフォーム「GreenXchange」もオープンしたばかり。自社の製造や素材に関する知見を積極的に公開しはじめています。

greenz/グリーンズnikebetterworld3

Nikeは、デザイン評価ツール「Environmental Apparel Design Tool」の公開や「GreenXchange」での知見・ノウハウの共有によって、アパレル業界全体を、環境に配慮した持続可能なイノベーションへと導いているだけでなく、「Nike Better World」を通じて、広く一般消費者にも彼らの志や具体的なアクションを発信し、「よりよい未来をともに作っていこう!」と呼びかけています。Nikeのよりよい未来に向けた「Just Do It!」的取り組みは、これからさらにどんな展開を見せるのでしょうか?今後も要チェックですね。

[via GOOD]