最近はシェアオフィスが珍しくなくなってきましたね。フリーランスや起業した友人たちの間でも、シェア率はぐんぐん高くなっている気がします。
そんな中、面白い物件情報サイトを見つけました。サイト名は「MaGaRi」。そう、“間借り”です。サイトではシェアでもなく、賃貸でもない新たなカテゴリーとして“間借り”を提案し、物件を紹介しています。
とにかくその物件がめちゃくちゃ面白いのです。ぜひご一読ください!
「MaGaRi」は、街のユニークなスキマ空間を発見し、紹介していくサービス。既に所有者のいる店舗やオフィス、商店街、ビルなどの空いている空間や時間を発見し、コラム形式で紹介しています。
既にいくつか存在するシェア物件情報サイトとの違いは、「時間貸し」の物件も対象にしていること。そのためサイトには、オフィス利用だけではなく、営業時間の限られた店舗や、イベントスペースとしても利用できる物件が並んでいます。さっそく、いくつかを見てみましょう。
真っ先に目に止まったのは、コチラの物件。書店と隣接したレンタルオフィスです。
渋谷駅からも徒歩圏内。出版社であり書店でもある「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」のオフィスは書店スペースと一体化していて、その一部を社外利用者用のレンタルオフィスとして解放しているのです。まさしく“MaGaRi”物件です。
「そこでつくってそこで売る」ことにこだわる出版社と空間を共にするオフィス。しかも書店がすぐそこにあるなんて!クリエイティブなお仕事の方には、たまらないオフィスではないでしょうか。現在も募集中なので、気になる方は応募ページをチェック!
そしてユニークなのがこちら、屋外スペースの物件です。
『貸はらっぱ 音地(おんぢ)』という名前のついたこの空間は、東京の下町谷中にあります。普段はギャラリーやイベントとして使われていて、イベントや時間によって次々とその表情を変えます。
「さすが屋外!」と思わせる自由度の高さ。自分でも何かやってみたくなっちゃいます。
サイトにはこんなユニークな物件や空間が紹介されています。現在の対応エリアは東京都内と横浜市内。まだ数は少ないですが、「MaGaRi」ならではと言える物件の数々、ぜひ覗いてみてください。丁寧に取材した様子が垣間みられるコラムも必読です!
「MaGaRi」が物件選びの切り口においているのは、「人」という視点。
自分が働こうとしている場所に面白い活動やユニークな事業をする人達がいるのかどうか。
クリエイターが集う「co-lab」や「3331 Arts Chiyoda」に通じるものがありますが、オフィス選びの新たな基準として、今後欠かせない視点になりそうです。
まさに、今年の green drinks Tokyoのテーマ『これからの○○』的発想のサービス「MaGaRi」。街やオフィスのスキマから、空間利用の未来図が見えてきそうです!
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