ついにGoogleのストリートビューがアフリカのスーダンでも使えるようになったのか、と一瞬思ってしまいますが、これは国際的な途上国支援団体「Cordaid」のキャンペーンサイト「Streetview Sudan」の画像です。
スーダンの現状を知ってもらうのに効果的な方法として、Googleストリートビューのインターフェイスを模したデザインにしたようです。スーダンの路上の画像をクリックして進むと、すぐに19歳の女の子の映像に行き着きます。
私の名前はJustine Tambuzです。19歳です。
私は自分の村から賊軍に拉致されました。
3ヶ月以上もの間ずっとレイプされました。
逃亡を企ててスーダンに逃げてきました。
そして今、Makpanduの難民キャンプにいます。
ここでは食べ物も水も不足しています…
ゆっくり眠れるベッドもありません…
この画像も映像も、単なるスーダンの一光景ではありません。これは何千とある難民キャンプとそこで暮らす人たちの現状です。
映像が終わると、寄付を促す画面が表れます。新しい技術を社会貢献活動に見事に生かしたキャンペーンで、あまりのリアリティに胸が詰まる思いです。このやり切れない気持ちを少しでも行動に移すことが、世界を変える力の一部となるのでしょう。
(via Osocio)
新しい資金調達(ファンドレイジング)の事例