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「海士町」と「大地を守る会」が考える!”残したいものを自分たちで守るために”できること

写真:SaikoCamera (以下、海士町の風景すべて)

写真:SaikoCamera (以下、海士町の風景すべて)

毎日の生活の中で、あなたが大切に思うことはなんですか?

そう聞かれたら「食」と答えるという人、多いのでは?
きっと私も、そう答えると思います。
好きなものを好きな人と食べられる暮らしをずーっとしたい、と思うから。

でも、「今家にあるお米ってどこ産だっけ?」「塩はどこで買ったんだっけ?」と、ややもすると自分の生活の中にある「食」には、「どうだったっけな~」なんてことだらけ。

忙しさを理由に、「とりあえず」と選んだものの多いこと。

そんな私も、ずっとおいしいものを食べていけるのでしょうか?

「毎日食べるものや、それを選ぶ方法、自分の行動が世界とどんなふうに繋がっていくのかを考えるようになった。そして今は、選ばれるためや良い形で繋がるためにはどうすればいいかを考えています」。そう話すのは、東京から隠岐の島の海士町へと移住した信岡良亮さん。

海士町は、島根県の北60キロの日本海に浮かぶ隠岐諸島にある町のひとつ。町の人口は現在約2400人。人口の4割が65歳以上という超少子高齢化の町ながら、海士町では地元の人々の手によってカキやイカをはじめとする豊かな海の幸が生産され続けています。
 

“定年”と言われる年齢を過ぎても、夫婦で漁に。

“定年”と言われる年齢を過ぎても、夫婦で漁に。

そんな海士町にIターンした信岡さん(28歳)は現在、友人たちと立ち上げた株式会社「巡の環」で海士町の地域活性に取り組む活動をしています。作り手と消費者がもっと日常的に繋がることができれば、その両方がより暮らしやすい生活を実現できるはず、と信岡さんは言います。

「よく、意思を持った選択をすることで、“地方の産地をサポートする”なんて話があるけれど、本当は、産地の人が都市の人をサポートしているんじゃないかなって思うんです」

たしかに、どこかで食べ物を作ってくれた人がいるから、私は今日も東京でおいしいごはんを食べられているわけで、私の都会での食生活はどこかで食べ物を作ってくれている人からのサポートで成り立っているわけです。

「でも、そんなふうに都市に生産物を提供する産業を栄えさせていくのが難しくなってきている地域もある。海士町も少子化や高齢化といった問題を多く抱えています。そうやって産地が元気を無くしていけば、いつかは都市に良い食は届かなくなってしまいますよね」

さらに、都会に産物を届けられないということは、地域がお金を稼げないということだから、産業としてうまくいかなくなり、仕事がなくなる、そして仕事を探しに行く人が増えて、また人が少なくなっていく……、というサイクルになってしまいます。

このサイクルはどこが始点というわけでもなく、ぐるぐると続いているよう。
「だからこそ、自分の行動がどこに繋がっていくのかを考えるようになった」と信岡さんは言います。

そんな彼らが、今、たくさんの人と「食」や「暮らし」について語り合いたいと企画したのが、タイトルにもある「海士町」×「大地を守る会」の対談
食べ物のことを考え続けてきた藤田和芳氏(大地を守る会 会長)と、地域のことを考え続けてきた山内道雄氏(島根県海士町 町長)。なんと、藤田氏がはるばる海士町まで山内氏を訪ねる「海士と大地の守人ツアー」でこの貴重な対談が行われます。

対談のテーマは、
「地域活性」×「一次産業」=残したいものを自分たちで守るために

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隠岐の島の小さな町でありながら、都会からのIターン移住者の多さ、地域再生における斬新な取り組みで注目を集めてきた海士町。そして、無農薬野菜販売の老舗として常の安心度の高い野菜を届け続ける大地を守る会。この2つの代表が交わす言葉に興味津々です。

2010年12月11日(土)に行われるこの対談は、Ustreamでも配信されます!

●対談Ust
当日のLIVEは、「海士と大地の守人ツアー」サイトにて、16:00から配信予定。

さらに、このUst視聴をさらに楽しく美味しくする参加方法が!

ひとつは、指定のカフェで海士町の食材を使った美味しい料理を食べながらUstを聴けるというもの!
開催店舗は下記の2つ。両店舗では海士の食材を使った料理が登場します!

●カフェイベント
Kirara(中目黒)
kirara

DADA CAFE(千駄ヶ谷)
dada

各店舗での詳しいイベント内容や申込方法はこちらから。

さらに、こんなにおいしそうな食材があるなら………

甘くておいしい隠岐のイカ

甘くておいしい隠岐のイカ


水揚げされたばかりの鯛

水揚げされたばかりの鯛

「自分で料理してみたい!」という方は、家で海士の食材を楽しみながら視聴するという方法もあります!


●海士の食材でホームパーティー

地域活性の先進事例として島起こしに挑戦中の海士町には、「島風生活」「海士webデパート」などのサイトから、海士町の名産を購入できます!

島の話を聞きながら、島の恵みを食べ、島について話す。そんなホームパーティーを開いてみてください。

●greenz LIVE!!! USTREAM
また、2010年12月1日には、greenz LIVE!!! USTREAMに信岡さんをお招きし、『教えて! 離島と東京を繋ぐ仕事』をテーマにトークを行います!
greenz LIVE!!! USTREAMにて、19:00配信スタートです!

この企画は、聴く、観るだけではない、参加型の企画です。
あなたが“残したいものを自分たちで守るために”したいことや「食」についての考え、対談への意見や感想を、ハッシュタグ#amatodaichiを付けてつぶやいて参加してください!

「海士と大地の守人ツアー」サイトへ