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オシャレのカリスマが緊急来日!1種類のワンピースで1年間過ごす「Uniform Project」が2年目に突入

Uniform Projectの母Sheenaさん。お土産にプレゼントした日本の雑誌と一緒にパチリ!

Uniform Projectの母Sheenaさん。お土産にプレゼントした日本の雑誌と一緒にパチリ!

昨年greenz.jpでも採りあげて話題になった、1種類のワンピースで365日を過ごすというユニークな取り組み「Uniform Project」。2009年5月1日にスタートして以来、一日も休むことなくオシャレで斬新なコーディネイトを公式ブログで発信しつづけ、2010年4月30日に無事“完走”したこのプロジェクトは、いよいよ2年目に突入し、さらに幅広い活動を展開しています。そんな注目のプロジェクトの生みの親Sheena Matheikenさんがこのたび緊急来日!こちらでは、2010年10月14日、東京・渋谷で開催された「School of Fair Trade(SoFT)」のトークイベントでのスピーチの様子をお届けしましょう。

ニューヨークで広告代理店に勤務していたSheenaさんは、「何か、もっと意味のあることをしたい!」との思いから「Uniform Project」をスタート。いまやこのプロジェクトの象徴となっている「黒いワンピース」を選んだのは、最もクラッシックでシンプルなファッションアイテムだからだとか。ファッションという誰の日常にもある身近なテーマから“世の中に意味のあること”へとつなげようと考えたそうです。そして、1年間で365パターンのコーディネイトが生まれました。

Uniform Project Picture Book from The Uniform Project on Vimeo.

このプロジェクトは、新しいファッションスタイルへの挑戦であると同時に、インドのスラム街の子供たちに教育支援を行う団体「Akanksha」のSchool Projectへの寄付を募るという、ファンドレイジング活動でもありました。プロジェクトが進行するにつれ、米国はもちろん、日本・オーストラリア・カナダ・欧州諸国など、世界中の多くの人々から注目が集まり、1年間で103,374米ドル(約842万円)もの寄付が集まったそう。「黒いワンピース」と「ファンドレイジング」というユニークなコラボレーションが実を結び、2年目以降の活動にも引き継がれています。

スピーチはとても和やかな雰囲気。参加者からの質問にもタップリ答えてくれました。

スピーチはとても和やかな雰囲気。参加者からの質問にもタップリ答えてくれました。

「Uniform Project」では、2年目に入り、新しい取り組みがスタートしています。そのひとつが「1 DRESS. 1 MONTH. 1 CAUSE」。月替わりで1名選出される「Pilot(パイロット)」と呼ばれるモデルが黒いワンピースを1ヶ月間着回しながら、1つのチャリティ団体に対する募金を呼びかけるというものです。また、このワンピースは枚数限定で公式ショッピングサイトで販売されており、売上の10%が「Akanksha」に寄付されるとか。このほか、この黒いワンピースを自作できるように型紙を公開したり、ハンドメイドのアクセサリーデザイナーを支援する活動も、近々、立ち上げられる予定だそうですよ。

大事なのは、他の人々をいかにインスパイアするか

Sheenaさんは、「Uniform Project」の大きな狙いのひとつとして、こう述べています。「自分はこんなことができる!」「スゴイことをしてるでしょ?」とデモンストレーションするだけではなく、いかに他の人々の心をつかみ、動かすかが何よりも大切なことだと感じているとのこと。実際、お会いしたSheenaさんは、小顔がキュートで、明るく情熱にあふれた素敵な女性。生き生きとした彼女の姿から、世界中の多くの人々が元気と刺激をもらっているだろうな~と感じました。「Uniform Project」の動向とともに、今後の彼女の活躍は要チェック!です。

「Uniform Project」について調べてみよう。

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