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ワンアクションで街を変える!ハイタッチ隊の挑戦

greenz/グリーンズ hightouch

こんにちは!ハイタッチ隊の池田美砂子です。
突然ですが、明日8月1日は「ハイタッチの日」です!(ええ、そうです。ハイタッチ隊が勝手に決めました……。)

急にゴメンナサイ。「ハイタッチ隊」をご存知でしょうか?その名のとおり、街角で道行く人に“ハイタッチ”をする活動を展開する、男女7人組です。メンバーはみんな、普通の社会人。

「なぜハイタッチなの?」
「何を目指しているの?」

そんな疑問に対するお答えと、私たちのこれまでの活動や想いについて今日はお話したいと思います。

ハイタッチ隊は、「ハイタッチ大作戦」と称した活動を、主に公共空間で展開しています。例えばこちらの動画。冬の朝早く、丸の内の地下道にて出勤中の方々にハイタッチをしてきました。戸惑うサラリーマンの方々の「はにかみ顔」のハイタッチ、とってもステキなんです!

私たちは、予告などはほとんどナシの、言わば“ゲリラ的”な活動を行っています。なぜゲリラ的なのか?それは、私たちの活動が、コミュニケーション豊かな街を実現するための「きっかけ作り」だからです。

普通に街を歩いていた

突然ハイタッチをしてくる人に遭遇

やってみたらなんだか笑顔になった!

こんな小さな笑顔やハッピーが生まれるきっかけを、私たちはだれでもできる「ハイタッチ」というアクションで届けていきたいと考えているのです。

ですので、アクションはひょっとしたら「ハイタッチ」じゃなくてもいいのかもしれません。気軽にみんなができてしまうような行動が、ちょっとでも人々の心をポジティブに、元気にできるのであれば、何でもOKです。(ただ、気軽さとしてはハイタッチはハグよりも、握手よりも、ただ声をかける挨拶よりも秀逸なアクション!これは、やってみればわかりますよ。)

greenz/グリーンズ hightouch

では、ハイタッチ隊が生まれたエピソードを少しお話させてください。

私たちは、朝時間を活用した市民講座「丸の内朝大学」の受講生として出会いました。「環境ソーシャルプロデューサークラス」において、“街のコミュニケーションを活性化するアイデア”をチームで議論し、ハイタッチをコミュニケーションツールとすることを思いつきました。

そのきっかけとなったのは、あるメンバーの経験でした。彼女の実家では、道行く人が普通に声を掛け合い、笑顔を交わすのが当たり前だったそうです。でも東京に来てからは街の人たちは知らない人ばかりで、声をかけるどころか、目を合わせることさえもできなかった、と。私たちは、都会に暮らす人にとっては当たり前かもしれないこの現状を、アクションで変えることができるのでは、と考えた訳です。

善は急げ、でさっそく行動に移した私たち。最初は当然恥ずかしかったのですが、最初に実行した丸の内や新橋で大成功!それからは、多くの方々のサポートをいただき、定期的に活動を続けてきました。何より、ハイタッチしている私たちの方が元気をもらえてしまうことが、活動を続けて行く原動力となっています。

駅伝ランナーを応援したりもしました。

駅伝ランナーを応援したりもしました。

さて、ハイタッチ隊によくいただく質問に、「許可を取ってやっているの?」「やってもいいの?」というものがあります。「私たちもやりたい!でもいいのかな?」という不安の声です。

お答えしましょう。
許可などとっていません。良いかどうかは、グレーです。

先日のgreen drinks Tokyoでも同じような話題になりましたが、公共空間でこうした活動をどこまでやってよいのか、それは法律がないために、悪いともいけないとも言えないのです。もちろん、他の方の迷惑になるような行為は御法度ですが、その場を盛り上げたり、活気溢れる場所にするような行動や、自主的なイベントに対しては、特に規制されてはいないんですね。(もちろん、ビルの中や、私有地に関しては許可なしではNGです。)

例えば、先日行った自主イベント「ハイタッチ・ハイキング」でのこと。高尾山をメンバーでハイタッチしながらハイキングするイベントでしたが、面白い現象が起こりました。知らないうちに私たちの後ろを歩いている方たちもハイタッチしていて、私たちがいなくても共通のコミュニケーションとしてハイタッチが行われていたのです。まるで、ハイタッチが高尾山での挨拶のルールであるかのように……。そして、みんながとびきりの笑顔に変身。この光景は、実に痛快でした!

高尾山がハイタッチの渦に…!

高尾山がハイタッチの渦に…!

もちろんこれは、登山という特別なシチュエーションも手伝ってのことだと思いますが、公共空間でのコミュニケーションを変えるヒントが、この現象に詰まっているような気がしました。必要なのはちょっとした勇気と、今を楽しみたい気持ち。それだけなんですね。

みんなが楽しもうという気持ちでこんな活動を続けて行けば、もしかしたら、それが当たり前になり、「やっていいのかな…」なんて不安の声もなくなるかもしれない。私たちの行動が、みなさんが「やりたい!」と思った様々なアクションのいい前例になれば、何よりうれしいと思っています。

ハイタッチ隊は、ハイタッチを広めたいだけのグループではありません。そして、特別なワザを持っているわけでもなんでもありません。冒頭でもお伝えしたとおり、ごくごく、一般の社会人です。でも、共通の想いを持ってちょっとだけ行動してみました。そしたら、私たち自身の世界も変わっていき、うれしいことに共感してくれる仲間もどんどん増えてきています。

仲間もどんどん増えています!

仲間もどんどん増えています!

私たちが目指すのは、私たちがいなくてもみんなが日常的にハイタッチしているようなコミュニケーション豊かな社会です。そのきっかけ作りとなる活動を、微力ながら、これからも続けていきたいと思っています。

さて、最後にひとつ告知をさせてください。
ハイタッチ隊は明日8月1日に、イベントを開催します。8月1日(ハ・イ)は、記念すべき「ハイタッチの日」。都内随所でハイタッチを決行し、夏真っ盛りの東京の街にパワーを送りたいと考えています。もしこんなプラカードを見つけたら、ぜひ声をかけて、そしてハイタッチで応援してくださいね。

ハイタッチ隊のプラカード。ハイタッチの日限定バージョン!

ハイタッチ隊のプラカード。ハイタッチの日限定バージョン!

※プロモーション動画もぜひご覧ください。

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