greenz.jpの連載「暮らしの変人」をともにつくりませんか→

greenz people ロゴ

今年で10周年!期待高まるアースデイ東京2010の記者発表レポート!

ゲストのみなさんと、「はじめる自給!チャレンジ」に協力してくれた皆さん

ゲストのみなさんと、「はじめる自給!チャレンジ」に協力してくれた皆さん

3月4日(木)、greenz.jpも参加する地球フェスティバル「アースデイ東京2010」の記者発表が、タワーレコード渋谷店のイベントスペース「STAGE ONE」にて行われた。4月17日(土)・18日(日)に開催される今年のアースデイ東京のコンセプトは、「愛と平和の地球の祭典」

地球の恵みに感謝しながら、持続可能な社会を創るため、さまざまなアクションや提案を行う予定だという。会見では、初の試みとしてTwitterUstreamを使い、リアルタイム中継もされた。(Twitter公式アカウントはこちら、ハッシュタグは #edsokuho )アースデイ東京が「今年で10周年を迎える」という事もあり、餅つきや鏡開き、ライブが行われるなど、華やかな記者発表会となったその様子をお伝えしよう。

1970年にアメリカの西海岸でスタートした「アースデイ」は、世界175ヵ国、約5億人が参加する世界最大の地球フェスティバル。今年はアースデイにとって記念すべき40周年の年。世界中で記念祭が企画される中、アースデイ東京も今年で10回目という節目を迎え、今や市民団体における日本最大級の環境イベントへと成長した。アースデイ東京事務局長の中島悠さんによると、今年も「エネルギー」「食」「農業」をメインテーマに、すでに121もの団体の出展が決まっているという。

こうして開催前から期待が高まるアースデイ東京だが、それを支えるメンバー達の心意気も熱い。記者発表のステージでは、「アースデイ東京を成功させよう!」と意気込むゲスト達が、それぞれの抱負を語った。

C.W.ニコルさん

C.W.ニコルさん

会場に駆けつけた実行委員長のC.W.ニコルさん(作家、C.W.ニコル アファンの森財団)は、森林再生を目的とする「アファンの森」の活動や、有機農業に30年以上取り組んでいるチャールズ皇太子との親交などについて話しながら、有機農法について「他の生物の事を考えながら、ものを育てることが必要。他の生物に毒を与えるのは良くない。そういう所でも、コンセプトである愛と平和を訴えたい」と語った。

自身がプロデュースするTHIRD FACTORYについて語る水野美紀さん

自身がプロデュースするTHIRD FACTORYについて語る水野美紀さん

THIRD FACTORYというブランドで、コーヒーの麻袋を再利用したエコバッグのデザイン・プロデュースを手がける女優の水野美紀さんが登場。彼女がエコ活動を始めたきっかけは、合鴨農法による古代米作りを行うブラウンズフィールドでの自給自足体験だったという。「自分で作ったお米は本当に美味しくて、心が満たされるんです。これからもこういう活動に積極的に参加していきたいです」と意欲を見せた。

明治神宮で行われる「アースデイ いのちの森 2010」について語る野中さん

明治神宮で行われる「アースデイ いのちの森 2010」について語る野中さん

NPO法人ガイア・イニシアチブ代表の野中ともよさんは、アースデイ会場の代々木公園の隣、明治神宮で行われる「アースデイ いのちの森 2010」について「多様な生命が生きる明治神宮の森の中で、母なる地球とつながるいのちへ感謝の気持ちを捧げる祭りを行います」と笑顔でアピール。開催期間は、アースデイ東京と同じ4/17(土)〜18(日)となる。

また、アースデイコンサートに出演するアーティストであり、鴨川自然王国の理事でもある歌手の加藤登紀子さんは、ライブパフォーマンスで新曲「君が生まれたあの日」を力強く熱唱した。自身が歩んできた歌手の経験を語りながら、曲の最後には「つまづいても歩いていって下さい」と暖かいメッセージを送った。

歌う加藤登紀子さん

歌う加藤登紀子さん

続いて、アースデイ東京が力を入れているアグリアクション、「はじめる自給!チャレンジ」が紹介された。種まき大作戦実行委員会がプロデュースするこのアクションは、「イベント内の自給率をUPさせよう!」をコンセプトに、自分達の手でお米や大豆を畑から育てていくというものだ。

収穫した米を使った餅つきや、アースデイ40周年記念の祝い酒「土(earth)」の鏡開きが行われ、会場は一気に華やかな雰囲気に包まれた。「田植えからはじめる!自然酒チャレンジ」で造られたこのお酒は、会場の代々木公園で限定販売されるほか、海外のアースデイ本部に贈られる予定だという。農村ではすでに来年の準備が始まっており、「単なる来場者から、イベントを通じて人や農村と繋がり、食料自給の当事者になる」という新しいアグリムーブメントがどんどん広がりを見せている。

「土(earth)」の鏡開きをするゲスト達。(左から、水野美紀さん、C.W.ニコルさん、加藤登紀子さん、野中ともよさん)

「土(earth)」の鏡開きをするゲスト達。(左から、水野美紀さん、C.W.ニコルさん、加藤登紀子さん、野中ともよさん)

さて、気になるコンテンツだが、今年度もバイオディーゼル燃料の電力で行われるアースデイ・コンサートが行われたり、「地産地消」をキーワードにしたアースデイキッチンが多数出店するという。「エネルギー」の部門では、greenz.jpも「アースデイ・グリーントークステージ power by solar」で参加する予定だ。R水素ネットワークも、リニューアブルな燃料「R水素」で走るバスのツアー「マジカル・Rハイドロジェンツアー」で世界のR水素事例を紹介していくという。

そして現在greenz.jpでは、記念すべき40周年を一緒に作りあげるボランティアスタッフを大募集中!一大イベントを運営する側から楽しめるうえ、アースデイ関連で活躍している人達と交流出来る絶好のチャンスだ。「アースデイを自分の手で盛り上げたい!」という人は積極的に参加して欲しい。詳細はこちらから。

こうしてさまざまなジャンルの人達を巻き込み、盛大に行われる巨大フェスティバルアースデイ東京!コンテンツの詳しい情報や追加出演アーティストの発表は、これからもウェブサイトで随時更新していくとのこと。しっかり予習して、日本最大のお祭りを100%楽しもう!

アースデイ東京2010ウェブサイト

アースデイについて調べてみよう。