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おいしいもの。桐島畑のジンジャーケーキ

greenz/グリーンズ

今日の週末のオススメも、私、山本ペロがお届けします。今回は、舌が喜ぶだけでなく、なんだかほっとして、健康的に作られている「心にも身体にもおいしいもの」をお伝えしたいと思います。

今日の「おいしいもの」はジンジャーケーキ。しょうががたくさん入った、どっしりとしたパウンドケーキです。

透明な包装で包まれた上には、版画のようなかわいらしいステッカーが。
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耐え切れずにちょっと食べちゃいました

形は、細長いパウンド型で、上には黒ごまと白ごまがたっぷり。
食べると、この焼けて割れたところ、ここがカリカリっとして、ほかはさっくり。
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↑ココ! ココの割れてるところの先が超カリカリ!

ゴマがたちまちぷちぷちとはじけてケーキの香ばしさとまじりあいます。
なのに、中のケーキの生地はしっとり、ずっしり。このギャップがまたうまい。
つぶつぶのしょうががさりげなく入っていて、しっかりした辛みもおいしいです。
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これも耐え切れずにポロっと取れたところを食べちゃいました

だからといって、甘さ控えめ、ではなく、しっかり甘くてしっかり辛い! というかなんか旨い。久しぶりに、食べて「うまいぞー!!!!」と思ったケーキでした。

このケーキは、高知県の四万十川中流域にある、有機農園「桐島畑」のもの。60種類ものさまざまな野菜を、すべて露地栽培(ビニールハウスを使わずに栽培)しているので、旬の野菜をひとつの段ボールにセットにして販売しています(この野菜も本当においしかった!)。そして、野菜以外の商品が、すでにほうぼうで大人気となっている「ジンジャーシロップ」と、今回の「ジンジャーケーキ」。

野菜セットに入らない、小さなショウガ(もちろん有機栽培)を使って、ていねいに作っているジンジャーシロップ。これもかわいらしいステッカーだし、このシロップを炭酸で割った「ジンジャーエール」は、またそんじょそこらでは飲めない甘!辛!なおいしさ。ですがこれは検索して頂くとたくさん感想が載っていますので割愛。でも、このジンジャーシロップを作った時にできたショウガをたっぷり使っているのが、ジンジャーケーキ、というわけなのです。

ジンジャーシロップは、どうやら人気もあって一年中作られているようですが、ショウガってそもそも年中はとれないよね? と思い、掲載の許諾をお願いついでに電話で伺ってみました。「近所にみんなで穴を掘って、そこに貯蔵しているんです」とのこと。なるほど。温度が一定なので、いい感じで保存できるんですね。

そもそも、このジンジャーケーキと出会ったのは、去年の秋。故郷を四国に持つ都内在住の若者たちが立ち上げた「『農』といえる四国プロジェクト」のイベントに、参加したのがきっかけでした。
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このプロジェクトには、「東京の食プロ」としてYOSHと参加。別の回に写真のとおり四国農家の方の商品を、農家さんたちと一緒にどうブランディングしていくか、というブレストイベントも行われました

そこで野菜とケーキ、シロップを販売していた「桐島畑」の桐島さん。お話を聞いているうちに、ちょっとステキなエピソードを伺うことができました。

そもそも、イラストレーターとして活動しながら、都内でオーガニックなカフェを運営していた桐島さん。カフェで出す野菜を探しているうちに、とてもおいしい野菜を見つけたのだとか。「こんな野菜ができた場所を見たい」と四国まで行ってみたら、とてもステキな畑に感動。そして、そこで野菜を作っている方も「ステキだなぁ」と思い……そして結婚。ということなのだそうです。そんな旦那さんが作られた、ショウガを使い、おいしいお菓子にする。まさに夫婦のコラボ作品なのかもしれませんね。

このケーキは、現在不定期で作っているそうですので、頼まれるときは、お問い合わせのうえ、ご注文ください。ジンジャーエールは、現在も販売しているそうです。冬は紅茶やミルクに入れて、夏はかき氷とかもおいしそうです!

桐島畑

「農」といえる四国プロジェクトを運営しているのはこちら