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晴れた日は窓際に電池を並べて…ソーラー発電する電池を作ってみよう!

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これから日差しの強い季節になり、ソーラー充電器が活躍する。eneloopも含め、USB出力を持つソーラー充電器はいろいろ発売されているので、もう使っているという人も多いかもしれない。でも、ソーラーパネルやケーブルや充電器は結構な荷物になるし、置き忘れてしまったりしてなかなか気軽には持ち歩けない。なら、電池に直接ソーラーパネルを貼っちゃえばいいんじゃないの?と考えたのがこのKnut Karlsenさん。

ノルウェーに暮らすKnut Karlsenさんはリチウムイオン二次電池の充電システムをもっと簡単にしたいと考えていたところに、折り曲げることが可能な薄型のソーラーパネルが開発されたことを知る。ノルウェーのエネルギー核技術研究所(IFE)からサンプルを送ってもらった彼は、それを電池の外側に貼り、カメラのレンズから取った銅線で回路をつないでソーラー充電できる電池を作ってしまった。詳しくはこちら(Karlsenさんのブログ)。

あまりにシンプルな構造に「その手があったか!」とついついうなってしまうこの電池、しかしもちろんこのサイズのソーラーパネルではたいした発電能力はなく、満充電されるのにどのくらいかかるのかは想像することすら出来ないのだが。

しかし、この発想は面白いかもしれない。単3電池や単4電池ではパネルを張る面が小さすぎるので、単1電池や単2電池をカートリッジのようにして単3電池や単4電池を中に入れて充電してみたり、充電するときにはソーラーパネルが広がって平面になるようにしたり、工夫の仕方によっては実際に使用に耐えるようなシステムも開発可能かもしれない。

晴れた日は窓際に電池を置いておけば懐中電灯でもワイヤレスマウスでも使えてしまう、そんな未来はもうすぐそこ(かも)。