携帯電話の充電機など、ソーラーパネルを使った充電装置はこのところ市場に多く出回るようになった。実際の効果のほどはそれほど大きなものではないにしても、少しでもクリーンエネルギーを使おうという意識を高めるためにはいい製品だといえる。でも、本音を言えばクリーンエネルギーだけで携帯電話やiPodやニンテンドーDSが動いてくれたほうがいい。そんな夢を実現してくれるかもしれない製品がアメリカからやってきた。
その製品とは“HYmini”。この製品は手のひらサイズのソーラーパネルと風力発電機からなり、どちらか一方を使用することも、両方同時に利用することも可能。ソーラーパネルは0.7ワット、風力発電機のほうは1ワットの発電能力があり、ポータブルデバイスのほとんどが採用している5V電源を供給する。
なんと言っても画期的なのは風力発電機だ。たとえば写真のように自転車に取り付ければ走行時に充電が出来る。ソーラーパネルは天候に左右されるだけにこれは心強い。発電が可能なのは風速4m(時速15km)以上なので、自転車に乗っていればまず問題なくクリアできる。
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HYminiを開発したMINIWIZ社では、20分間の充電で携帯電話の通話が4分、iPodの音楽再生が30分可能だと想定している。携帯ゲーム機の場合、消費電力は携帯電話の通話の半分程度なので、約8分間使えるということになる。ここで注目したいのはiPodの再生時間が充電時間を上回っているという点だ。つまりこのHYminiを稼動し続ければiPodをパソコンやコンセントから充電しなくても使い続けることができることになる。
自転車通勤しながら充電、オフィスでは窓際で充電、そうすれば携帯電話の充電が切れそうになっていらいらすることもなくなりそう。日本での発売は2月下旬から、発売価格は8990円を予定している。いち早くかって友人に見せびらかそうかな!
もっと本格的に風力発電を導入する
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