このTシャツにデザインされた日付、1600年10月21日。
何の日だかわかりますか?
日本人なら是非知っておきたい日付。答えは、関ヶ原の戦い。
では、こちらはどうだろう。
1980年12月8日。これは、ピンときた方も多いかも。そう、ジョン・レノンが亡くなった、あの衝撃の日だ。
このTシャツは、kurkkuの「プレオーガニックコットンプログラム」から、このたび発表された商品たち。以前コチラの記事でも紹介したこの「プレオーガニックコットン」。その分かりやすい紹介映像を見つけたので、ここでおさらいしてみよう。
いかがでしたか?
オーガニックコットンに認定されるためには、3年間無農薬、無化学肥料の土地で栽培されたしなければならないというルールがある。その移行期間に作られたコットンが、「プレオーガニックコットン」。いわば、一人前になる前の修行期間に作られた、オーガニックコットンの卵たちだ。
kurkkuは、このプレオーガニックコットンをブランド化して売り出すプロジェクト「プレオーガニックコットンプログラム」でインドのコットン農家を支援している。
2008年6月に最初の種まきを行い、今春紡がれたばかりの商品が、2月に開催された展示会で発表された。それが、この日付のデザインがされたものなのだ。
紹介した以外にも、アメリカ独立宣言、北極点初到達、キューバ危機、アポロ11号月面着陸、ベトナム戦争終結、天安門事件、ベルリンの壁崩壊、そして、2001年9月11日のニューヨーク同時多発テロといった歴史的日付が並ぶ。坂本竜馬誕生、東京オリンピック開催、阪神淡路大震災、京都議定書など、日本での出来事もラインナップに登場。ただの日付だけではなく、それぞれの出来事を象徴したさりげない文字デザインも印象的だ。
でも、なぜ日付をTシャツに?
デザインを手がけた気鋭のクリエイター、ニコラス・A・オルガ氏のメッセージにその答えがあった。
世界は一つである(と仮定する)。
人は進化(退化?)する過程で、それを分割してきた。
しかし、世界は一つになることを望んでいる。
私たちは様々な問題を解決することにより、世界が一つになると考えている。
その一つがオーガニックコットンの普及である。
自分さえよければそれでよいという自己中心的な思想を拝し、
一方向からのみ見ることを止め、あらゆる方向から事象を捉える。
それが世界中に溢れる問題を解決するほんの少しのきっかけになればうれしい。
未来がみんなの望むものでありますように。
彼女が選んだプリントのモチーフは、過去に世界で起こった“オルタナティブ”な出来事。既存の概念を覆し、そこから時代が大きく変わった時が、プレオーガニックコットンのTシャツにデザインされている。
プレオーガニックコットン商品を選ぶということは、その商品の生産者という、忘れていた”つながり”をもう一度意識すること。この商品が世に出る日は、これらの出来事に匹敵するオルタナティブな動きであると言っても過言ではないだろう。
これらの商品の発売に関しては、近日ホームページで告知される。それ以外にも今後、風力発電を利用した紡績工場にて紡績工場にて糸になったプレオーガニックコットン製品が、市場に登場する予定。最新情報はブログでチェック!
こちらは、展示会での様子。一番手前にあるTシャツは9.11がデザインされたもの
ずらり。撮影にご協力してくれたはクルックのPR担当下倉さんの手がちらり。
さて、そんなkurkkuのコンセプトプロデュースを行うap bankからも、一つお知らせ。
現在、第10期融資対象環境プロジェクトを大募集中!
これまでに85の団体・個人に対して融資を行っており、ホームページでも融資先の活動状況が紹介されているが、着実に融資が実りとなっている様子がわかるだろう。
環境に関するあらゆるプロジェクトを対象としたap bankの融資活動は、環境活動家にとって大きなチャンス。締め切りは2月22日(日)。しめ切り間近! 希望の方はさっそくホームページからエントリーしよう!
動画も盛りだくさん!kurkkuプレオーガニックプロジェクトのホームページへGo!