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旅行会社もグリーンシフト? JTBのエコツアーブランド「GREENSHOES」

GREENSHOES

GREENSHOES

社員旅行の幹事を任されたけど、いまいち名案が思いつかない……。
そんな悩めるあなたにご提案!今年の社員旅行は、地球にやさしい旅にしてみてはいかがだろう?

あのJTBが提案する法人旅行・教育旅行向けエコツアーブランド“GREENSHOES”では、様々なプランをご用意している。さっそくその詳細をご案内しよう。

まず、エコツアーの代名詞ともいえるのが、カーボンオフセット旅行。GREENSHOESでは“CO2ゼロ旅行”と称し、「グリーン電力証書プラン」「排出権プラン」の2つから選択できるようになっている。

「グリーン電力証書プラン」は、旅行中に排出する温室効果ガスを風力発電などの自然エネルギーを購入してまかなうプラン。支払ったお金は、日本国内の自然エネルギー発電施設の維持・拡大に使用される。それに対し「排出権プラン」は、国連認定の排出権を取得するもので、海外での温室効果ガスの排出削減プロジェクトに支払われる。

つまり、前者は日本国内のエネルギー自給率アップに、後者は京都議定書に定められた日本の温室効果ガス削減目標に貢献できるというわけ。どちらを選ぶかはあなた次第。企業コンセプトにあうプランを選べば、社員の意識を高めることにもつながるだろう。

さらにレベルアップしてエコを体感したいなら、「トキの野生復帰プロジェクト」への参加がオススメ。

greenz/グリーンズ 
トキの野生復帰プロジェクト

国の天然記念物に指定されているトキ。環境悪化により絶滅の危機に瀕し保護されていたトキが、2008年9月、佐渡で自然放鳥されたのをご存知だろうか。これはなんと27年ぶりの試みで、現在もなお続いている。トキが野生に復帰するのに必要なエサ場(ビオトープ)の整備を佐渡島でお手伝いすることができるのが、こちらのプランだ。

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トキの野生復帰プロジェクトビオトープ作りの様子

佐渡島での所要時間は約2時間半から3時間。トキについて学び、指導員に従ってビオトープ作りに参加する。25名以上であれば参加可能で、参加した団体はオフィシャルロゴマークを使った広報活動や団体名入り看板の設置というオプションも用意されている。

企業のCSR活動の一環として、佐渡島旅行の中にこのプログラムを取り入れてみるのもいいかもしれない。豊かな自然の中で行うビオトープ作りは、社員にとっても貴重な体験となることだろう。これまでのツアーの様子はプロジェクトのホームページで公開中だ。

このようなツアーを企画するGREENSHOESは、エコツアーを下記の4段階にレベル分けして提案している。

《1E》ワンイー:ECOを意識する旅
《2E》ツーイー:ひろくECOを知る旅
《3E》スリーイー:生き物からECOを知る旅
《4E》フォーイー:本気でECOにかかわる旅

ご紹介したCO2ゼロ旅行は《1E》、トキの野生復帰プロジェクトは、《3E》に分類される。社員の意識や目的に合わせてレベルを選ぶことができるし、毎年の研修なら徐々にレベルを上げてみる、ということもできるだろう。

2007年4月販売開始以来、GREENSHOESの参加者は既に10万人を超えたという。企業の旅行・研修、成人式などのイベントやパック旅行など、様々な商品で展開しているのだとか。

旅は、新しい発見があり、時に人生観をも変えてしまうこともある。いつもの環境を飛び出して仲間と新しい体験を共有してみると、思わぬ一体感が生まれたりすることも。飛行機から排出されるカーボンはどうしても気になるが、せっかく旅を計画するなら、“エコ”をテーマにしてみるのはいいかもしれない。

JTB「GREENSHOES」ページでプランの詳細をチェック!