社会企業家を目指す若者が競うビジネスプランコンペ「edge2009」が2月、ついにファイナルを迎える。さて、栄冠は誰の手に?
“社会に役立つ仕事がしたいけど、よい就職先がみつからない”と感じたとき、あなたならどうしますか?
今、“自分で会社を作る”、つまり社会起業家になるという道を選ぶ学生が増えている。しかし、実際にどうすれば起業できるのか、イメージして行動に移すのは容易ではないはず。そんな若者を応援しているのが、NPO法人「edge」。“コンペがゴールではない”というビジネスプランコンペ「edge2009」の詳細を見てみよう。
今年5回目の開催となるこのコンペ、これまでに3回の審査を勝ち抜いたファイナリストたちが2月22日、大阪にて最後の熱いプレゼンテーションを繰り広げる。
ビジネスアイデアを競い合うだけなら普通のコンペだが、「edge2009」では参加者に様々なチャンスやきっかけを提供してくれるのが特徴だ。
第1次審査通過者には、プランのブラッシュアップ機会として2泊3日の集合研修や担当メンターとの個別相談の機会が提供され、十分な準備の上で、第2次審査・第3次審査のプレゼンテーションに臨むことができる。また、最終審査に残ると実行委員のネットワークや公開審査会に来場する人々と、さまざまな展開を生み出すきっかけを与えてくれるという。
このような勝ち抜く過程での機会提供を実践しているコンペは珍しいのでは?起業を目指す若者にとっては、実社会での実践に近い体験を得られるし、同志やサポーターとのコミュニケーションも広がる。まさに一石二鳥とも三鳥ともいえるコンペ形式となっている。
若者たちに向けて、社会起業家へとつながる扉を開く『きっかけ』、『チャンス』を、 ビジネスプランコンペという取り組みを通じて提供したい
というedgeのコンセプトどおり、起業へのサポート体制も徹底しているのだ。
さてここで「edge2009」ファイナリストの顔ぶれを見てみよう。
参加者は基本的にチームでエントリーし、部門は二つに分けられる。社会人も対象とする「自由テーマ部門」に加え、今年から新設された「課題設定部門」では、企業から提示された社会課題解決テーマに学生達が取り組む。
“子どもが健やかに育つ住まいとまちづくりの提案”という、積水ハウス株式会社のテーマに挑んだのは、「地域医療に特化した医療サービスの提供」のプランを提案する「地域救急S.0.S」チームと、「子どもを見守り、育てる地域づくり」の「み・らキッズ」チーム。どちらがクライアントの心を射止めるのか、ファイナルでの熱い戦いが期待できそうだ。
自由テーマ部門では、病児保育事業でワーキングマザーをサポートする「働くお母さんサポートシステム」、日本の外国人旅行客減少に歯止めをかける京都の観光プラン「DO IT IN OHARA!!」、若い女性の接触障害を心のケアでサポートする「あかりプロジェクト」など、ワクワクするプランがいっぱいだ。
さて、優秀賞の栄冠はどのチームに?
是非この機会に大阪へ足を運び、明日の社会企業家を志す若者達の熱い息づかいを感じてみよう!
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