電動アシスト自転車はごく当たり前に見るようになったが、考えてみるとこの電動アシスト自転車は人力+電力の非常にエコな乗り物だ。ただの自転車では長距離や坂道は体力が必要なところを、電動アシスト自転車はそれほど体力がなくとも坂道を登り、長距離を移動できるようになる。しかも排気ガスを出すわけでも、化石燃料を消費するわけでもない。
それならば、通勤に通学に理想的な移動ツールとなりそうなのだが、従来の電動アシスト自転車にはいくつかの課題があった。
ひとつは走行距離。現行の電動アシスト自転車の平均的な走行距離は約40km、仮に片道1時間の道のりを自転車通勤するとするなら、少々心もとない数字だ。もうひとつはアシスト比率。電動アシスト自転車はこれまで道路交通法施行規則によってアシスト比率が最大1:1(つまり人力と電力が半々)と定められていた。これだと非力な人の場合急坂を登ったりするのは結構きつい。
そこで登場したのがeneloopの電動“ハイブリッド”自転車「eneloop bike」だ。このeneloop bikeは回生充電システム(ループチャージ)を利用して最大走行距離100kmを実現、また2008年12月の道路交通法施行規則一部改正にあわせてアシスト比率を最大1:2とした。回生充電システムはブレーキ時や下り坂走行時にモーターが発電機に変わって充電を行うというもの。これによって走行距離が伸び、省エネも実現しているのだ。
つまり、eneloopバイクは、楽して遠くまで移動できる最新エコツールというわけ。このeneloop以外でも、最新の電動アシスト自転車の中には長い走行距離を実現している車種もある。あなたも最新の電動アシスト自転車で楽してエコ通勤してみてはどうだろう。