ストローベイルハウスというのは、圧縮したわらのブロック(ストローベイル)と泥を使って作る家。屋根に植物を生やし、電気をまかなうためのソーラーパネルをのせれば、さらにエコ。そんな家の作り方を紹介しているのがアメリカ・テキサス州のニック・モーザー(Nick Moser)だ。
建築過程のストローベイルハウスプロジェクトのビデオを見れば、このエコハウスを作ってみたくなること間違いなし!螺旋状の美しい木の骨組みが職人魂をくすぐるだろうし、ニックが藁壁に粘土を投げる姿はなんとも楽しそう。
そこで残るのは、天候の問題。ストローベイルハウスは悪天候に耐えうるのか?
答えは、ハリケーンIKE(アイク)が到来した時も、壁はしっかりと立っていた、ということを知ったらわかるだろう。問題が解消したら、あとは建て方を学ぶのみ!
ハリケーンIKEに耐えたこと以外に、火災への耐性の評価も高いのがストローベイルハウス。自然の素材を使用することにより、素晴らしい冷暖房システムも生まれる。また、DIY(do-it-yourself)形式なので、形も広さも好みに合わせて自由自在にデザインできる。
ニックは、ストローベイルハウスの建築技術を教えるセミナーを地元で開催している。彼自身、南米で作り方を学んでいる時にインスパイアされたそうだ。セミナーへの興味をそそるために、彼はちょっとしたストローベイルハウスの秘訣を教えてくれた。
最初の層は粘土だけなんだ。粘土は、わらのブロックにくっつきやすいからね。そして、層を重ねるごとに砂を増やしていく。砂は強度を増してくれ、水が入るのを防ぐんだ。壁が濡れた時は、砂は実際に水をはじくんだよ。
セミナーに参加する場合は、サイトで予約を!
遠すぎてセミナーに参加するのは難しい、という人にも朗報。ニックのサイト(Thundergorge)をのぞけば、建設過程の映像を見ることができる。もちろん英語なので、英語の勉強はしといて損はないかも……。
via:Tree Hugger(翻訳:greenz)