思わず人に話さずにいられなくなるエコスゴイアイデアをベルギーに発見!まずはこちらの動画をどうぞ!
いかがでしたか?誰でも一度はやったことのある携帯電話の誤操作によるかけ間違いの通話料を寄付にしてしまおうというこのサービス、そのやり方がとってもクール。秘密はサービスのネーミング“A Blind Call”にあるのだが、ピンときますか?
カギとなるのは“A Blind Call”の頭文字であるA-B-C。つまり、誤操作による通話で最も発生しやすいアドレス帳の最上位に表示されそうなこの名前をサービス専用の電話番号とともに登録すると、チャリティに参加できるというわけなのだ。電話は30秒経つと自動的に切れる仕組みになっているので、一回の通話が0.75ユーロを超えることはない。寄付金はベルギーの盲人(英語でblind)の方のために使われるという。
A Blind Callホームページ
ベルギーの広告代理店が始めたこのサービス、なんといっても誰でもすぐに登録できる手軽さが魅力だ。電話番号の登録だけで、誤操作によって知り合いに迷惑をかけることもなくなり、無駄でしかなかった電話料金が寄付されるなら、まさに一石二鳥。アクシデントでさえ有益に変えてしまう発想の転換がいい。
もちろん、人によってはこの名前が一番上に来ない場合もあるだろう。リダイヤルから電話がかかってしまうことも多々ある。それに、日本では大多数となった二つ折り携帯電話ユーザーにはほとんど利用価値がないかもしれない。でも、こんなチャーミングなアイデアによる視点の変化が、世界をちょっとずつ変えていくチカラを持っているのだと思う。
日本で導入するとしたら、サービス名は……
迷惑を被っているかもしれない“相川さん”や“青木さん”のためにも、いいネーミングを考えてみませんか?