BMWは18日、「MINI」の電気自動車「MINI E」を、11月19日に開幕するロサンゼルスモーターショーで発表するほか、2008年末に500台を限定生産し、2009年頭に米国のカリフォルニア、ニューヨーク、ニュージャージーの3州でリース販売すると発表しました。
MINI Eの最高速度は時速152kmで、航続距離は240km以上。リチウムイオン電池を後席部分に乗せるために定員は2人ですが、専用の充電器を使用することで、2時間半で充電できるそうです。
リース契約は1年ごとの更新で、終了後はBMWに返却され、将来発売するEVの開発に役立てられるとのこと。今回は台数も地域も限定の試験導入ですが、今後は欧州でリース販売することも検討しているんだとか。
電気自動車のもっとも大きな課題である航続距離は240kmと、先日お伝えしたピニンファリーナの電気自動車「B0」の250kmには及びませんが、日本で来年度に発売予定の、富士重工の「スバル プラグイン ステラ コンセプト」や三菱自動車の「i MiEV」よりも多く走れるうえに、2時間半という短時間で充電できるのはすごいと思います。
定員は2人なので、ダイムラーが欧州で試験導入している「スマート」のいいライバルになりそうですね。最近、大手メーカーがこぞって電気自動車の開発に取り掛かっているので、これから楽しみです。