鴨下一郎環境相は15日、環境への取り組みに優れた企業を各業界から1社ずつ認定する「エコ・ファースト制度」を創設したと発表しました。今後100業種をめどに選定していくそうです。
環境省が、先進性、独自性があり、他の企業の模範となる取り組みをしている企業を選定。企業は目標を決めて環境相に約束をする代わりに、認定マークを宣伝に使えるというしくみです。企業が約束を守れなかったり、より優れた企業が現れれば認定を取り消すとのこと。
第1号としては、家電量販店大手のビックカメラを認定。リサイクル対策で業界トップの取り組みをしていると評価されたんだとか。16日には宮嶋宏幸社長が環境省を訪問し、全店舗で使用済み携帯電話を回収したり、レジ袋を20%削減したりすることを約束するそうです。
「環境に配慮した企業を選びたい」と思っている消費者にとっては、このようなわかりやすい判断材料が増えるのはとてもいいことだと思います。この制度によって多くの企業が、「業界でもっとも環境に配慮した企業」の座を得るために切磋琢磨してくれるようになったらいいですね。そのためにも、「環境に配慮した企業」が多くの消費者からちゃんと評価され、得をするような風潮が、もっともっと広まったらいいなぁと思います。