真珠貝(イケチョウガイ)を使って川をキレイにし、しかも真珠をとってしまおう、という活動が、大阪のNPOで行なわれている。
イケチョウガイは、水中のチッソやリンを含んだ植物プランクトンなどを食べて大きくなり、1日にドラム缶1本(200リットル)もの水をきれいにする力があるという。
そこで、大阪の川を少しでもきれいに、と、立ち上がったのが、NPO法人の「水かいどう808」。「浄化能力が高い真珠貝のオーナーになりませんか? そして、もしそこから真珠が出てきたら、どうぞお持ちください」と呼びかけた。4年間じっくり育てるのだそうだが、結構な確率で真珠が出るようで、大人気の運動となっている。今年は、桜の名所として名高い大川の桜ノ宮で「さくら真珠」を募集する。
イケチョウガイは1匹8,000円。プラス任意の保険料1,000円がかかる。真珠ができなかったり、盗まれたりした場合の保障はないが、あくまで、河川浄化社会実験のためのものと考えてほしいとのこと。エコな活動に協力すると同時に、ちょっぴりステキな夢を1匹の貝に託してみては?